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2019-11

『ユニコーンの乙女 地下通路と王宮の秘密』/牧野礼 著





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(2015年読書感想46冊目)

牧野礼 著 
sime イラスト   
おすすめ度★★★☆☆(まさかの続編! 児童書らしい児童書に)


この本の概要
日本の児童書作家、牧野礼さんの著作。レーベルは講談社青い鳥文庫。
「ユニコーンの乙女」シリーズの2作目になります。
前作を読んだとき、個人的にはすごく好きなお話しだと思いましたが、まさか続編が出るとは思わなかった!

本のあらすじ

女王ロトを救ったユニコーンの乙女であるラーラ、ユニコーンのルッカ、王家のグリフォンであるネロと、ロト女王の4人は、王都に近い小さな町に。宿屋に泊ると、見張りをしていたルッカが、「地下から人の声がする」といいだして??
王家の秘密に迫るドキドキの第2巻!


この本の読みどころ


ルッカに恋のライバル出現!? まだまだ続きが気になるシリーズに!


大好きだけど、まさか続編が出るとは思ってなかったこの「ユニコーンの乙女」シリーズ。第二作目では美少年エーリオを新たに迎えて、ラーラを巡ってルッカと喧嘩するシーンも。女の子が好きそうな、児童書らしい児童書になったなあという印象を抱きました。個人的に、ファンタジーな少女漫画が好きな女の子とかにお勧めしたいです。


感想

新しく登場したキャラクター、エーリオが正統派すぎる美少年で、美少年好きな私にはとても美味しい一冊となっていました。
そのほかに、ルッカの過去、そうして最後ラーラが××してしまうという衝撃の展開に、今後も目が離せないです!
シリーズものを意識した作りになっていて、巡らされた伏線と物語の引きに素晴らしいものを感じます。少なくともあともう一冊は出ますよね? ここで打ち切りになったらあんまりです。
あと、ネロがすごく空気だったのがちょっと寂しかったです。
simeさんのイラストも素晴らしく、特に表紙が素敵。ラーラがかわいいです。
ずっと続いてほしいとは言いませんが、小ぢんまりとでも続いていけば、良書になるような、そんなシリーズだと思います。
次の巻も楽しみです!



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フェアリーレルム6 夢の森のユニコーン(エミリー・ロッダ)





(2015年読書感想32冊目)


エミリー・ロッダ 著 岡田好恵 訳 仁科幸子 イラスト
おすすめ度★★★★☆(暗黒が覆う内容に対し、ユニコーンが美しい一冊)


「わたしをーーわたしたちをわすれないで。夢の森のユニコーンたちを」(p171)
ユニコーンの言葉―


邪悪なベラが人間界に! ジェシーはユニコーンに助けをもとめるが!? ドキドキの第6巻


大好きなこのシリーズもこの本で6冊目。今回は題名からわかる通り、ユニコーンのお話です。
大好きなユニコーンが主役ということで、読む前から楽しみにしていた一冊でした。
実際に読んだらびっくりで、まるで最終巻のような内容でした。
女王のいとこである邪悪なベラが人間界に現れ、ジェシカを利用しようと追いつめる。今までの冒険もドキドキだったけれども、今回のお話は今までと違うドキドキがあり、最初から最後まで惹きつけられました。
また、仁科幸子さんの描く表紙のユニコーンが、何とも言えず高貴で美しい。
もうこの表紙だけで、この本は素敵な本だといえます。

内容は本当最終巻みたいなお話で、あと4冊続くという事実が、逆に不安になるくらいです。本当はこれが最終巻だったのが、人気が出て続きを書かざるを得なかったのではないだろうか、なんて勘ぐってしまいます。
ベラはいなくなり、意地悪なお隣さんのイレーナの一家もいなくなり、むしろ今後はどういう風で話すが続くんだろうとドキドキします。

しかし、ジェシカは本当にいい子ですね。ジェシカの人間の知恵、素直な情感、こういったものが妖精たちを救い、妖精たちに好かれるのだと思うと、こういった素質を私たちも忘れないでいたいな、と思わずにはいられません。ユニコーンにあった時に、邪悪な存在だと思われてしまうことは、とても悲しいことですからね。

ベラもいなくなり、イレーナもいなくなって、ジェシーの当面の恐怖はなくなったように思います。
一体この後、ジェシーをどういう冒険が待っているのか、楽しみにしつつ、最後まで読みたいと思います。

ユニコーンの乙女 ラーラと二頭の聖獣(牧野礼)

ユニコーンの乙女 ラーラと二頭の聖獣 (講談社青い鳥文庫)ユニコーンの乙女 ラーラと二頭の聖獣 (講談社青い鳥文庫)
(2014/12/12)
牧野 礼、sime 他

商品詳細を見る




(2015年読書感想9冊目)

牧野礼 著 sime イラスト  
おすすめ度★★★★✩(面白かった! 夢中で読んでしまいました)


あたしは、あたしが今できることをするんだ。(p215)
―ラーラの決意ー


ユニコーンとグリフィンの男の子と一緒に冒険! 大人も子供も楽しめる、ドキドキのファンタジー


青い鳥文庫といえば子供の頃はとってもお世話になっていたレーベルです。
でも十数年後、大人になった今も自分で購入して読もうだなんて思うなど、想像もしていませんでした。でも、この本には不思議と引力があって、手にとったら離すことができず、そのままお迎えしてしまいました。「ユニコーンの乙女」という題名に釣られました。

ドラゴンがいればそこはどこだってファンタジーの世界である、といったようなことを言ったのはトールキン先生ですが、この本にはドラゴンこそ出てこないものの(といっても、出てきたって不思議じゃない!)ユニコーン、グリフィン、夢告げ鳥、女神など、ファンタジーの素養に溢れています。
ファンタジーな物語なのに、物語はまるで現実の現し世であり、するりと感情移入して読むことができます。

とにかく、予想以上に面白かったです! 物語は王道なのですが、読み進めるうちにキャラクターに愛着が沸いてきて、もっとこのキャラクターたちの冒険を見てみたい、などと思わせてくれました。
何事にも一生懸命なラーラは好感が持てるし、ユニコーンであるルッカとの関係性はまるで少女小説のようで、これは女の子が好きだろうなあと思いました。思わず頬が緩んでしまうようなところがいくつかあって、よくできた物語だと感じました。
ただ、若干説明不足なところが多く、ファンタジー中級者~上級者向けのお話であるように感じました。
物語の鍵を握るユニコーンやグリフィン自体の説明が足りず、予備知識がないと悩んでしまうかも

でも、夢中になって読んでしまった一冊であるのは事実です。とても面白かった!
説明不足であるとは書きましたが、物語の描写は丁寧に描かれていて、文章も美しく好感が持てます。
個人的にはユニコーンのルッカよりもグリフィンのネロの方が活躍した気がしてならないので、ルッカが沢山活躍するような続きが読みたいです。
青い鳥文庫のファンタジー小説って侮れないと思っています。シリーズものとして展開してくれないかしら。
というわけで、隠れた良書的な風情のある、大人にも子供にもおすすめの一冊です。何かに一生懸命になりたい時には、特に勇気をもらえるかもしれません。


ユニコーン―ジョルジュ・サンドの遺言(原田マハ)

ユニコーン―ジョルジュ・サンドの遺言ユニコーン―ジョルジュ・サンドの遺言
(2013/09/26)
原田 マハ

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(2014年読書感想60冊目)


原田マハ 著  
おすすめ度★★★★☆(4・5くらい。美しく不思議な物語です)

さようなら、ジョルジュ・サンド。あなたの名は、永遠に、人々の胸に刻み込まれるだろう。どれほど長い時を経ても、色あせることなく。
そう、まるでーー
まるで、あのタピスリーのように。あのタピスリーの中で、永遠に息づく、貴婦人と一角獣のように。(p38)

―エドモン・デュ・ソムラームの祈りー


人気作家で芸術にも詳しい原田マハさんが、2013年に行われた「貴婦人と一角獣展」にあわせて執筆された、史実に基づくフックションが本書です。
内容としては一時間くらいで読み終わってしまう内容ですが、とにかく、美しく不思議な物語で、ジョルジュ・サンドとともに夢を見ているような錯覚を引き起こします。短いながら、力強い。そんな物語です。

この本を読むと、「貴婦人と一角獣展」に、迷ってないで行っておけば良かったなと思います。もう二度と日本には来ることがないでしょうから。
でも、この本を読んでいると、行けなかった展示に、行った気分になれる。そんな本です。
展示と合わせて読むことができた人には、きっと得がたい読書体験になったのだろうなと思います。本当に、惜しいことをしました。

本の内容自体は、作家であるジョルジュ・サンドと、貴婦人と一角獣のタピスリーの出会いといったもので、それを美しく、幻想的に描いています。さすが原田さんといった筆致で書かれた物語は、短いながら魅力に溢れ、引き込まれるように読んでしまいました。女性の描き方がうまいのですよね。
この本を読んで、ジョルジュ・サンドという女流作家にも、興味が湧きました。聞いた話では続編も用意されているかも知れないとのこと。この本はそれならまさしく序章といった内容で、謎だらけなので、続編が出るならぜひ読みたいです。(謎めいた雰囲気がこの本のいいところなのですが)

読みやすいし、この本に興味のある方なら、どんな方にもおすすめできる一冊だと思います。映像が目に浮かぶような物語で、本当に素敵でした。

炎をもたらすもの ファイアーブリンガー1(メレディス・アン・ピアス)




(2014年読書感想6冊目)

原題 Birth of the Firebringer
メレディス・アン・ピアス 著 谷泰子 訳 高田美苗 挿絵

おすすめ度★★★☆☆(考えてた話とちょっと違かったかな)


ぼくには何の価値もないーーそんなのはずっと前からわかっていた。コーアに似つかわしくないし、王子のあととりと呼ばれるだけの価値もない。どうしてこんなにもぼくはみんなと違うのだろう?(p39)


今年は午年なので、何かユニコーンにちなんだ話を読もう。そう思って読書したのが、本作、「炎をもたらすもの」です。
幻獣を主役にしたファンタジー小説は珍しいなあと思っていて、いつか読んでみたいと思ったのですが、なかなか予想していたお話と違う雰囲気でした。
ユニコーン以外にも、ワイヴァ―ン、グリフィン、パンと様々な種族が出てきます。
作者は幻獣が好きなのだそうで、いうなればこの本は幻獣萌えの作者によって書かれた、ファンタジー小説です。

題名の炎をもたらすものっていうのも、暗喩とかではなくて本当に炎をもたらすものって意味っぽくて、それはそれで意外なんだけどなんだかなあという感じがしました。
ユニコーンを主役にした小説ですが、どちらかというとワイヴァ―ンのほうが存在感ありました。

それでも私はユニコーンが大好きなので、それなりに楽しめました。
でも、もう一歩欲しい感じかなあ。
印象に残っているのは主役のユニコーンの王子ジャンの真の名前がアルジャンで、闇の月という意味の名前の事でしょうか。格好いい! 第二巻の題名はそのものズバリ闇の月ですし、こちらも機を見て読みたいと思っています。
しかし、その2巻はまったく別の話になるような模様です。
人間が出てくるのかな?

ユニコーンは好きですが、このお話の主役がユニコーンである意味がそんなになかったと思うので、次巻以降に期待です。うん、ユニコーンであることに意味がない感じだったので、ただのユニコーン萌えの小説なのかなあという印象だったところがあり、ちょっと残念でした。
文章としては、特に色彩がきれいな表現が多い印象を受けました。
何より三部作の題名がよくて、いかにもファンタジーって感じがして好きです。
続きも読みたいと思います。

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