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2019-11

彩雲国物語 暗き黄昏の宮(雪乃紗衣)

彩雲国物語  暗き黄昏の宮 (角川ビーンズ文庫)
彩雲国物語 暗き黄昏の宮 (角川ビーンズ文庫)
  • 発売元: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 価格: ¥ 500
  • 発売日: 2009/12/01

(2012年感想48冊目)

雪乃紗衣 著 由羅カイリ イラスト
おすすめ度★★★★☆(ラストに向けて物語が動き出します!)

何かが起ころうとしていた。……いや、少し違う。何かが終わろうとしていた。本当はずっと前から始まっていたものが、終焉に向かって転がり始めたような気が、した。(p51)


久しぶりの彩雲国物語。
御史の任務中に、秀麗が失踪した……。そうして、国では劉輝治世最大の国難が起ころうとしている! シリーズ最終章突入です。

いやー、物語はとってもシリアスなのですが、久しぶりに読んだこのシリーズはやっぱり面白かったです!
劉輝のしてきたことのつけが一気に回ってきた蝗害という結果に、国がどうなってしまうのかがすごくドキドキする。
そうして、この巻では、お互いを思いながらも引き離されてしまう秀麗と劉輝が、なんとも言えません。まあ、その思う気持ちのベクトルも違うのですが。二人には幸せになってほしいなあ……。

そうして今回は、縹家の人が大活躍でした。いやー、リオウも瑠花様も格好良かったです。特に瑠花様は、彩雲国の女性の中で一番麗しく感じました。彼女が今後のキーとなっていくのは間違いないので、注目していきたいです。

それにしてもこのラストステージに赴いた人間が、藍将軍と迅と……っていう人選が意外でした。はたしてどうなるのでしょう。

そうして劉輝は、確かによくないこともたくさんしたけど、劉輝の育ちだったらある程度しょうがないよね、って思ってしまう。彼の立場は本当に苦しいな。頑張ってほしいです。

それにしても、いろいろな登場人物が出てきて、行きつく先が今まさに見えようとしているのは感慨深いですね。
懐かしの人まで顔をのぞかせて、どうなるのか本当に楽しみです。
物語において、登場人物がなしてきたことの行く末を、見届けたいと思います。
しかし、登場人物が多すぎて、ひとりひとりあんまり活躍できてないのがちょっと悲しいです。
でも、続きも楽しみに読みたいと思います。あと3冊!

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彩雲国物語 黄梁の夢

彩雲国物語  黄粱の夢 (角川ビーンズ文庫)
彩雲国物語 黄粱の夢 (角川ビーンズ文庫)
  • 発売元: 角川グループパブリッシング
  • 価格: ¥ 580
  • 発売日: 2009/05/01

雪乃紗衣 著 由羅カイリ イラスト
お勧め度★★★★☆(ちょっと重いですが、泣き所笑い所萌え所とあって○)

「でも、本当にどこにも行く場所がないなら、俺とくりゃいいさ。全部終わったら行こうぜ」
「……どこへ」
「お前が笑えるとこ。俺がぐっすり眠れるとこ。……誰も殺さなくてすむとこ」

彩雲国物語外伝4冊目。
今回は静蘭の公子時代に渦巻いた陰謀を描いた「鈴蘭の咲く頃に」
燕青と静蘭の殺刃賊時代の話を描いた「空の青、風の呼ぶ声」
邵可と薔薇姫の出会いを描いた「千一夜」
書き下ろしショートに「千一夜のそのあとに」を収録

いやー、今回のお話は重かったですね!あっさりと読むことができないお話ばかりでした。
静蘭も燕青も邵可様も、皆様歩いてる人生と、背負ってるものが半端ないんですもの。
でも、シリアスなところあり、泣き所あり、笑いどころあり、萌え所ありで、楽しむことのできた濃厚な一冊でした。
「鈴蘭~」は静蘭のお母さんのしたたかさが怖かったです。そして、やっぱり陰謀の主を見抜けなかったところが、清苑なりの愛情の結果だったんだろうなあと思うわけです。口で言うほど、愛がない親子じゃないと思うのですよ。

「空の青~」は思わず泣いてしまった。お兄さんがせつなすぎる!ああ、でもこの話は燕青らしいハッピーエンドでよかったなあと思います。
なんか、この時代の二人がいるから、いまの二人の関係があるんだよね、としみじみしてしまいました。静蘭と燕青のコンビは好きです。

この二つが重かった分、「千一夜」は純粋に楽しめました。
邵可様もよかったけど、これを読むと璃桜もそんな悪いやつじゃないじゃないと思ってしまった私……。ただやる気がないだけで(そこがだめなのかもしれませんが)

とにかく、どの話も彩雲国を語る上では外すことのできない話で、逆に言えば、ああ、そろそろ終わりに向かってるんだなあと言うのがわかる一冊でした。
重い話だけれど、外伝の中では一番好きかも。
なによりこの本を読んだ母が勧めてくれなかったら、私は彩雲国を読むことはなかったので、なかなか感慨深い一冊です。

本編もあともうちょっと! じっくり読んでいきたいと思います。

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彩雲国物語 黒蝶は檻にとらわれる

彩雲国物語  黒蝶は檻にとらわれる (角川ビーンズ文庫)
彩雲国物語 黒蝶は檻にとらわれる (角川ビーンズ文庫)
  • 発売元: 角川グループパブリッシング
  • 価格: ¥ 540
  • 発売日: 2008/11/29

雪乃紗衣 著 由羅カイリ イラスト
お勧め度★★★★☆(4.5位。物語が動き出しとにかく面白かった!)

「あなたの言うとおり、やれるだけやりましょう。私たちもツケを払うときがきたわ。紅家は変わるときにきているのよ。ここで変われなければ──紅家はおしまいだわ」

彩雲国物語本編14冊目。
表紙の下のほうにいる清雅がお気に入りです。
この巻はなんだかすごく面白かった!
序盤は刑部尚書、中盤は悠舜の謎と疑惑、後半は清雅と邵可様とそれぞれに盛り上がりとひきがあって、分厚いんだけど飽きさせません。
物語も怒涛の展開で、これから最終局面に向けて一直線。本当に面白いです。

それにしても、悠舜は本当に恐ろしい子……! 本当はこんな人だったのねー!
悠舜が敵なのか味方なのか、もう最終巻も出てだいたいのあらすじは知っているのですがそれでもどきどきしてしまう……!

秀麗の最後もなあ……。普通少女小説でヒロインが相手役の男性とくっついたらめでたいのに、なんだかバッドエンドだし……。
でも、迷ってしまうのも、逃げてしまうのも、悩んでしまうのも人間なんですよね。
だから全然、責める気にはならないのですが……。
これは本当、劉輝の態度も確かに問題あるよね。邵可様が最初のほうで秀麗に言った台詞は、まんま劉輝にもあてはまりますね。

いろいろ突っ込みどころはあるんだけど、それをおしても、面白かった、という印象の残る一冊です。
この巻が好きな方はファンの中にも多いようで、なんだか納得してしまいます。

とにかく、物語もいよいよ最終局面! 残りもしっかり見届けていきたいと思います。

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彩雲国物語 黎明に琥珀はきらめく

彩雲国物語  黎明に琥珀はきらめく (角川ビーンズ文庫)
彩雲国物語 黎明に琥珀はきらめく (角川ビーンズ文庫)
  • 発売元: 角川グループパブリッシング
  • 価格: ¥ 500
  • 発売日: 2008/05/01

雪乃紗衣 著 由羅カイリ イラスト
お勧め度★★★★☆(家族の絆を感じる一冊でよかったです)

「楽しかった。私は、どんなにバカなことをしたと思っても、間違ったことをしたなって落ち込んでも今がどうでも。“花菖蒲”をもらう前に戻りたいとは、思わない」

彩雲国物語本編13冊目。今回の主役は絳攸です。
と言っても、夢の中で迷子になってばかりですが。

劉輝たちが藍州に赴いてる間に、絳攸は吏部侍郎の資格がないと糾弾され、投獄──。なのに養父の黎深は一切の動きを見せず、このままでは二人揃って免官させられてしまう!
なんとか絳攸の無実を証明しようとする秀麗だったが……?

という話です。

今回の話は、人と人の物語って感じで、すごくよかったです。絳攸の過去も明らかになったり。
結局絳攸ってあちこちたらいまわしの人生で、本当の親については全く触れられていないのですが、それでも拾われた先では大切にされてたんですね。、しかしそれを絳攸本人が忘れているとは悲しい。

今回は印象的なシーンが多かったです。
黄尚書が黎深に怒鳴りこみに行くシーンとか。清雅好きとしては秀麗との絡みがあってうれしかったけど、最近この二人の絡みは狙いすぎていてみてて恥ずかしい……! いや、それでもにやにやしてしまうんですが。
伏線と思われる悠舜の過去も気になります。

とにかく、いろいろなことが新たに展開を見せた一冊。
最近重い展開が多かったのですが、それとはまた違う展開で、続きを期待させられます。
まあ、その前にまた外伝が入るんですけどね。

今回はそんなに活躍しない(と思っていた)脇役さんたちが光る回で、改めてこの物語は魅力的な登場人物が多いなー、と思いました。
私が脇役で最近好きなのは欧陽玉さんなんですが。

なにはともあれ、とても楽しめた一冊でした。

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彩雲国物語 隣の百合は白

彩雲国物語―隣の百合は白 (角川ビーンズ文庫)
彩雲国物語―隣の百合は白 (角川ビーンズ文庫)
  • 発売元: 角川書店
  • 価格: ¥ 540
  • 発売日: 2007/11/01

雪乃紗衣 著 由羅カイリ イラスト
お勧め度★★★★☆(やっぱりこのシリーズの外伝集は面白い!)

「れいしん様、百合さんじゃなきゃダメなんです。知ってます、百合さんにとってはれいしん様は全然最高のアイテじゃないかもしれないけど、れいしん様にとっては、百合さんしかいないんです。絶対そうです。ぼくはれいしん様のお嫁さんは百合さんがいいです。お母さんになってほしいのは百合さんしかいません。一緒になったら苦労するし不幸になるかもしれないけど、ぼくは百合さんと一緒がいい。お願いだからどこにもいかないでください」

彩雲国物語外伝集3冊目。今回の主役は題名の通り、黎深の奥さんの百合姫と、黎深です。
今回の本には、「恋愛指南争奪戦!」「お伽噺のはにまりは」「地獄の沙汰も君次第」「幸せのカタチ」の4編を収録。
短編集ですが分厚いですねー。でも、文句なしに面白かったです! 最初は分厚いから読むのを後回しにしてたのですが、読み始めたらあっという間に読めました。本的には軽いです。でも、彩雲国物語的には、なかなか意味深い一冊です。

今まで本編でささやかれてきた「黄尚書は顔のせいで恋人に振られた」とか、「悪夢の国試」の話の一端とか、そういうのがわかって、やっぱり今の物語も大事だけど、登場人物の過去の話を知るだけで奥行きが増すなあと思います。

今回の話はどれもそれぞれ趣が違くて○
でも、共通しているテーマは、「愛」なのだろうなあと思います。
外伝集は前々から(本編がシリアスなので一息つけるのものもあり)好きだったのですが、面白さとか深さとかクオリティみたいなものがどんどん上がってきているような気がします。

次の外伝もいいらしいので期待です。

とにかく、彩雲国の大人組が好きな方は、必読の一冊だと思いますよ。

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