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魔法のフラワーショップ(2) 弱虫ザックと勇気の花/ジーナ・マイヤー 著



(2018年読書感想14冊目)

このシリーズもとても好きで、購入しては楽しみに読んでいます。
登場人物が個性的な絶妙な按配で配置されてて、物語も王道だけれどとても面白いのですよね。
今回は主人公のヴァイオレットの親友の双子の男の子、ザックと勇気に関するお話しになっています。
ザックはザック、ジャックはジャックで、とても素敵な個性をしていて、それは男の子だからとか女の子だからとかではなくそれを超えたもので、二人とも素晴らしく素敵な双子だと思います。
今回はお話しの筋は途中で分かってしまうのですが、だからこそ感動するというか、窮地に立たされたザックを、ヴァイオレットやジャックと一緒に応援したくなって、手に汗握りました。
作者さんはお話しの展開がとてもうまいなあと思います。最後までどきどきする、読書のだいご味が味わえます。
1巻2巻と、街を巻き込んだハラハラが続く展開でしたが、今後はアビゲイルおばさんと一緒に魔法の花について勉強していくという話になり、どうなることやら。
この本はイラストがとても好きです。
作中の世界観にあっているすらっとした爽やかな絵柄だと思っています。
3巻ももう発売してるみたいですね。
買わねば。
とても楽しい読書時間でした。


この本の概要

著者 ジーナ・マイヤー
本(作者)の国籍 ドイツ
訳者 若松宣子
イラスト 世鳥アスカ
出版社 PHP研究所
レーベル 
ジャンル エブリディマジック
ページ数 173P
フォーマット 紙本
ノンシリーズかシリーズものか? シリーズ2作目
なぜこの本を読んだか このシリーズが好きなので
本の入手方法 書店にて購入

収録作品

ヴァイオレットは、アビゲイルおばさんのフラワーショップでお手伝いをしています。ある日お店で、「魔法の花の本」を偶然見つけて使ってしまいました。それ以来、魔法の本はおばさんに隠されてしまいました。

 運動会が近づき、元気がない親友の男の子ザックのことが心配なヴァイオレット。ザックは、最近クラスに入ってきたオーリーという子に「びくびくザック」というあだ名までつけられて、からかわれているのです。

 ヴァイオレットは、運動が苦手なザックを助けようと、おばさんから使ってはいけないと言われている魔法の本を探し出し、ザックに勇気と自信がわく花のオイルをつくりました。ところが、ザックは運動会に出ないと大騒ぎです。結局、オイルを飲んで運動会に出ることにしたザックは、ボール投げでとても良い記録を出すことに成功しました。そして、次の徒競走ではオーリーと並んで走ることになったのです。

 ドイツで大人気のシリーズ、第2巻。

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ピアリス/萩尾望都 著



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(2017年読書感想24冊目)

総てを読んだわけではないけれど、萩尾望都は天才だ、と思っている。確たるジャンルを確立しているからだ。特にSFものを書かせたら一級品と思っていた。
そんな萩尾望都の、過去のSF小説が初刊行されたそうだ。ずるい。こんなの飛びつくしかなかった。
物語は双子少年と少女、ユーロとピアリスが幼いころに生き別れになり、それぞれ別の環境で育っていくことで進んでいく。ユーロはシモン修道会で、ピアリスは「9×7」と呼ばれる島で、お互いの事を折に触れて思いながら、懸命に生きていく。
時代は戦時であり、2人も難民だ。それでも、2人は二人なりにたくましく生きていく。
沢山の人があっけなく死ぬ。理不尽な暴力に支配されてしまうこともある。
それでも、未完でありながら、本書に収録されている最後の一行、「憎しみが愛に変わりますように」という一文にはハッと気づかされるものがあり、この時代背景だから何よりも貴く、美しく聞こえる。
本書自体は1994年ころに書かれたものだが、今の時代に読めてよかったと思えるものがある。元来、こういう読後感を残すものがSFであると思うし、そういう意味で、この本は萩尾望都のSF小説だ。
本書に収録されている物語はきっと序盤だったのであろうと思う。もう続きは書かれることもないのかもしれない。
それでも、私の中でこの物語は特別な感慨をもって心に残るだろう。
萩尾望都のことは魂の詩人だと思っているのだけれど、それに反してこの本はそこまで詩的な表現はでてこない。
それでも、この本は双子の魂が紡ぐ詩物語なのだと思える輝きがある。
双子の未来が少しでも良いものであれと願う。そんな未来を想像してしまう。
未完の本書だが、未完という形が、読者に想像の余地を残させ、この本をこの本タラ占めているのかもしれない。
この本をきっかけに、ますます萩尾望都の世界が好きになりそうだと、そんなことを確信した。

この本の概要


著者 萩尾望都
本(作者)の国籍 日本
訳者 
イラスト 萩尾望都
出版社  河出書房新社
レーベル  
ジャンル SF
ページ数 237P
フォーマット 紙本
ノンシリーズかシリーズものか? 単巻(ただし未完)
なぜこの本を読んだか。萩尾望都が好きだから。
本の入手方法 書店にて購入

   

収録作品

受賞・ノミネート情報など

不明

内容


雑誌「The Sneaker Special」(角川書店/※1995年廃刊)
1994年春号・夏号・秋号・冬号に発表。全4回連載。

I ユーロ シモン修道院
II ピアリス 「9×7」
III ユーロ カルカーシュの予言者
IV ピアリス 青いリンゴの木

過去が見えるピアリス。未来が見えるユーロ。
幼い頃生き別れになった双子の数奇な運命の物語。

――願いに力があるのなら、あたしは一番にこのことを願おう。
いつか、ユーロに会えますように。
より

――ピアリスがぼくのような目にあってませんように。
決して決して、ぼくのような目にあってませんように。
より

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スパイダーウィック家の謎 1 人間、見るべからず(ホリー・ブラック)

スパイダーウィック家の謎 1 人間、見るべからずスパイダーウィック家の謎 1 人間、見るべからず
(2004/06/26)
ホリー・ブラック

商品詳細を見る



(2015年読書感想21冊目)

ホリー・ブラック 著 トニー・ディテルリッジ 絵 飯野眞由美 訳
おすすめ度★★★✩✩(イラストは絶品。だけどお話はこれから)


「(前略)妖精の秘密がこんなにたくさん書いてあるのよ。これが全部ほんとのことだったなんて。こんなすごい本、どうしたらいいの?」(p140)―マロリーの言葉―


人間の姉弟妖精たちの物語、ここに開幕! ドキドキの第一巻


わたしはカサンドラ・クレアのシャドウハンターが好きなので、キャシーと仲が良いというホリー・ブラックの著作には前々から興味があって、このスパイダーウィック家のシリーズは妖精を題材にしていることでも気になっていて、図書館で借りて読書しました。
お姉さんのマロリー、双子の兄弟のジャレッドとサイモンという三人姉弟が、ヴィクトリア朝時代の建物である大おばさんのお屋敷に引っ越してきたところから、物語は始まります。
でも、このお屋敷で暮らす様になって、不思議なぉとが立て続けに起こるのです。
姉弟が屋敷を探索すると、一冊の本を見つけて??
みたいなお話です。

最初、この本の主役が誰かわからなかったです。今回ジャレッドになるのかな。
イラストはとにかく本当に絶品で、この本を読んで一気にディテルリッジが大好きになりましたが、お話は微妙かも。
というのも、本当に物語の序章も序章といった感じで、この本自体に大きな物語的起伏はなく、登場人物と舞台の紹介程度に留まってしまっているように感じます。アーサー・スパイダーウィックが残した本のこと、その娘のルシンダ大おばさんのこと、これから明らかになっていくのでしょうか?

でも、きっと子供には楽しいお話だと思います。ちょっと暗く怖い雰囲気のお屋敷で起こる、人間には想像もつかないような不思議ないたずらは、いかにも良き隣人さんたちの仕業といった感じで、本当にワクワクしました。
今回はボガードが話のメインを張る妖精でしたが、次巻以降どんな良きお隣さんに会えるか楽しみです。
妖精というと思い浮かぶ可愛らしいイメージではなくて、なかなかどうして曲者な雰囲気をまとう彼らの様子が楽しみでしかたありません。
これは一冊を分冊したうちの最初の1巻なのではないか? と疑ってしまうくらいには、お話としては普通だったけれど、もっと続きを読みたいと、面白くなりそうだと思えるような、期待できるシリーズです。(ちなみにこの本は分冊などしていないようです)
次の巻の展開を楽しみにしながら、続きも読んでいきたいと思います。
とにかくイラストが絶品です。

パラディスの秘録 狂える者の書(タニス・リー)

狂える者の書 (パラディスの秘録) (創元推理文庫)狂える者の書 (パラディスの秘録) (創元推理文庫)
(2014/09/29)
タニス・リー

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(2015年読書感想20冊目)

タニス・リー 著 市田泉 訳
おすすめ度★★★★✩(面白いんだけれども、精神状態が微妙な時に読むと少しきついです)


「時という偉大で分厚い書物に記してほしいわ。どんなものであれ、真の願いこそ大切なのだと」(p298)
―レオカディアの言葉―

オレンジをイメージカラーに添えた、めくるめく絵画のような狂えるものたちの物語


タニス・リーの代表作と数えられる「パラディスの秘録」の原書刊行順でみる最後の一冊を読みました。今回は今までの多くがそうであったように短編集でなくて、三つの世界が絡み合う長編小説となっています。
狂えるものの書、というだけあって、まるで複雑怪奇な構造の螺旋階段越しからペンギンを見つつオレンジ色のお酒を飲んで酩酊するようなお話でした。でも、このシリーズの中でもっとも深い意味を内包したお話のように思えました。

狂える都パラダイスの中にあって、自分たちは正気を保っていると信じながらも、平然と殺人を繰り返すフェリオンとスマラの美しき双子兄妹
従姉妹に陥れられ、正常でありながら狂人とみなされて精神病院に送られたパラディの女画家、レオカディア。
激しい片恋に破れ発狂し、やはり脳病院に収監されることになるパラディスの若き令嬢、イルド。
この三つの場所と人物たちが絡み合い、一つの織物を編むような、そんなお話です。
正常とは、狂気とはなんなんなのか。美とは、醜とはなんなのか。
相反する二つの存在の意義を巧みに問いかけた、名作と言えると思います。

しかし、狂えるものの書、と題名につくだけあって、殺人や精神病院でのひどい描写などが続きます。
精神状態によっては、引きづられてしまったり、読むのが辛かったりするかもしれません。死者も数多く出ます。
ですが、面白かったです。そしてペンギンがすごい破壊力です。
陰鬱なシーンが続くだけ、最後のエピローグは鮮やかで、心が浄化されていくような感じでした。
正常人の勝利といったところなのでしょうか。ですが、その登場人物が、只中にあって本当に正常だったかなどと、誰がわかるのでしょう。
個人的に、私が愛好して所有している人形と同じ名前のついたフェリオンと、パラダイスの描写が好きでした。フェリオンとスマラがパラダイスを抜け、パラディの美しさに感動するシーンは、わたしも一緒になって感動しました。
章の最初に載っているエピグラフも効果的で、この本をまとまりよくしています。
しかし死せるものの書といい、この本といい、後半二冊はなんだかぼんやりとした夢幻のようにくらくらしてしまう、そんなお話でした。ある意味では、タニス・リーの幻視している世界をともに幻視しているのでしょう。
あと一冊、堕ちたるものの書だけ未読です。
いつかじっくりと読みたいと思います。
なかなかに感慨深い読書体験でした。
万人におすすめはできないけれど、大好きな一冊です。

ヴァンパイレーツ14 最後の海戦(ジャスティン・ソンパー)

ヴァンパイレーツ (14) 最後の海戦
ヴァンパイレーツ (14) 最後の海戦
  • 発売元: 岩崎書店
  • 発売日: 2014/02/18




(2014年読書感想17冊目)

原題 Vampirates: Immortal War

ジャスティン・ソンパー 著 海後礼子 訳 三浦均 絵 
おすすめ度★★★★☆(完結! でもまだまだ続きそうな感じ)


「おぼえててくれ、グレース。旅はまだまだこれからさ!」(p345)

大好きな吸血鬼×海賊物のファンタジー小説(舞台は近未来だから、それともSFなのだろうか……)ヴァンパイレーツのシリーズ14冊目にして最終巻。
なるほど、原書にして6冊、遂にこの巻で終わるのですね。
遂に生まれたシドリオとローラの双子の息子、ハンターとイーブル(悪という意味)喜び醒めやらぬまま、シドリオは遂に最終決戦へと打って出る!

というお話。

別にこの小説に限らずですし、この小説は一応ホラーに分類されるそうなので覚悟はしていたのですが、最終巻ではまあばたばたと人が死んでいって大変苦しかったです。シリーズ全巻通してみると、50人以上くらいは死んでいるのじゃないだろうか……。なんて思います。
切ないのはそれだけ、登場人物に愛着があるのだなと思いました。特にコナーは最初のほうから死亡フラグ立ちまくりで、読んでいて切なかった。
双子のうちどっちが死ぬのだろうと思いましたが、なるほどこういうオチでしたか。
最終的には失った犠牲も多かったけど、収まるところに収まった感じですね。
でも、何というか全体的に、すごく続編を意識した展開と伏線になってますね。まあ、海賊である以上海は故郷ですから、命ある限り航海が終わるということはないのでしょうけどね。まさしく、ジョニーのいった、旅はまだまだこれからさ! であります。
本当、コナーとグレースと一緒に、ずいぶん遠くまで来たなと今はただただ感慨深いです。物語の醍醐味ですね。

シドリオもローラもなんだかかわいそうだったな。ステュークリーはなかなかしたたかだったし。最後の行動は、自分が原因を作っておいて、それでもシドリオが滅んだことで、ローラに情が湧いたんだろうか……。ローラも悲しみが癒えるといいなあ。

しかし、このヴァンパイレーツという物語は、コナーとグレースという双子の少年少女の物語ではなく、やはりシドリオの物語だったといえるなと思います。シドリオなりの信念、野望、愛情……。上に立つものとしては完璧ではなかったかもですが、すごく魅力的でした。

続編が出るにおいがプンプンしますが、いつまででも待ってますよ!
本当、思い入れの強い大好きなシリーズになりました。
一時期はもう読めないと思っていた中、最後まで翻訳を出してくれた出版社の岩崎書店さんには感謝です。
また気が向いたら、登場人物たちと一緒に長い航海に出るのもいいな、なんて思います!

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