FC2ブログ

2019-11

幻想古書店で珈琲を―賢者たちの秘密/蒼月海里 著



。.。・.。*゚+。。.。・.。*゚+。。.。・.。*゚+。。.。・.。*゚+。。.。・.。*゚+。。.。・.。*゚+。。.。・




(2017年読書感想21冊目)

この本も三冊目になりました。
正直、最初読んだときは嫌いじゃないけれどまあ普通かな、くらいに想っていたのですが、このシリーズは巻を増すごとに、面白く、味わい深くなっていきますね。まるで本当に珈琲みたい。
今回は、「あしながおじさん」「素晴らしき新世界」「クリスマス・キャロル」の三つの先雨品を題材にした連作短編集で、新たな登場人物も増えて、にぎやかに、司君の世界も広がってきました。
亜門やコバルトの正体があの方たちなので、天使が出てきてもおかしくないな、とは思っていましたが、何でしょう、アゼリアさんがいい味出し過ぎてて、この人好き、ってなっています。
今回、本の中全体に、「幸せは、自分で引き寄せつかむもの」といったテーマを感じました。
司君も一巻のころに比べるとどんどん心に変化があって成長していて、読んでいる此方が嬉しくなります。
また、コバルトと三谷君が出会って会話するくだりは面白いなと感じました。聖書を改めて、物語としてたのしみたい気持ちになります。
全体的には、巻を重ねるごとに、テーマとして取り上げられてる本の取り上げ方が薄くなってるようにも想うのですが、それはこの本ならではのオリジナリティが出てきてるからかなと思うと、微笑ましくなってしまいます。
個人的に、私はどうやら登場人物に感情移入しながら読む、「登場人物を愛す型」の本の愛で方をするみたいで、この巻では亜門とコバルトの友人関係がたまらなくいいなあと思って読んでいました。アゼリアさんは実際にお会いしてみたいなと思うし、魅力的な登場人物が織成す心温まる物語展開が、本当にほっと一息珈琲を飲むような雰囲気で、たまらないです。亜門の背負う「リミット」も気になります。
あと、この本で紹介されている、「テ・エ・カフェ」早速作ってみたのですが、美味しかったです。
本がつなぐ人との縁は、事実素敵なもので、読んでる時、読んだ後、不思議な余韻が残る、そんな本です。好き。



この本の概要


著者 蒼月海里
本(作者)の国籍 日本
訳者 
イラスト 六七質 
出版社  角川春樹事務所
レーベル  ハルキ文庫
ジャンル キャラクター文芸
ページ数 230P
フォーマット 紙本
ノンシリーズかシリーズものか? シリーズ3冊目
なぜこの本を読んだか。このシリーズが好きだから。
本の入手方法 書店にて購入

   

収録作品

受賞・ノミネート情報など

不明

内容

本や人との「縁」を失くした者の前にだけ現れるという不思議な古書店『止まり木』で働く名取司。ある日、自らを魔法使いだと名乗る店主の亜門が、書庫の整理をしてくると、店の奥に消えて行った。奥の部屋が気になってしかたがない司は、亜門の友人・コバルトとともに、亜門が入った「秘密の書庫」に向かう。そして、そこで見た光景に驚愕する――。新キャラクターも登場し、ますます目が離せない人気シリーズ第三弾!

。・.。*゚+。。.。・.。*゚+。。.。・.。*゚+。。.。・.。*゚+。。.。・.。*゚+。。.。・.。*゚+。。.。・・


スポンサーサイト



シャドウハンター 灰の街(シティ・オブ・アッシェズ)(下)(カサンドラ・クレア)

シャドウハンター 灰の街 下 (創元推理文庫)
シャドウハンター 灰の街 下 (創元推理文庫)
  • 発売元: 東京創元社
  • 発売日: 2011/09/21




(2014年読書感想13冊目)

カサンドラ・クレア 著 杉本詠美 訳 多田由美 表紙絵

おすすめ度★★★★★(2冊目を読み終えて総評。1冊目より好き!)


善き妖精の女王がいっていたことは、やはりほんとうなのかもしれないーー愛は人を嘘つきにする。(p39)


大好きなシリーズ、全米で(世界中で?)大人気のファンタジー小説、「シャドウハンター」シリーズの2冊目下巻の感想です!

祝映画日本公開! 上巻から間をあけず一気に読んでしまいました。面白かったです!
シャドウハンターの至宝、天賜の剣を狙う反逆者ヴァレンタイン。
クラリーたちはシーリーコート(善き妖精)の女王に支援を要請するが、代わりに意外な条件を提示され……?

この表紙、だれですか! と思ったらメガネ持ってるからサイモンだと分かりました。超別人ですね。格好いいです。●●●になるとシャドウハンターの世界ではbもれなく美形になるんですって。
一巻目に比べて、二巻目は本当に面白かったです! キャラクターの会話が面白くて魅力的だし、映像が目に浮かぶような描写はさすがというか、凄いです。
1巻に登場したキャラクターたちも魅力的でしたが、この「灰の街」から登場した新キャラもいい味出してますね。マイアとマックスがたまらなくかわいいです! いきいきとした魅力的なキャラクターが織り成すアメリカでの、人外たちの戦いは本当に面白いです。外国のティーンが夢中になるのもわかります。

今回、ジェイスがかわいそうな感じでしたが、というか最後そっちに決断が行くんですか!? とびっくりしてしまいました。次作ではとってもじれったいことになりそうです。
クラリーは遂に強力なシャドウハンターに開花しましたね。その力は、ちょっと反則かも!
マグナスも終始ちょっとかわいそうでしたが、最後は報われたのかな? アレクとマグナスの2人からも目が離せません。
イザベルが影が薄かった気がして残念です。イザベルってとっても可愛いと思うので、次作の活躍に期待したいです。
それにしてもこの2作目は、本当サイモン! って感じのお話でした。もうサイモンが主役でいいような……。マイアとくっつくのかな。
三角関係に一応の終止符が打たれ、これからどうなるのか、最後の引きがたまらなく憎いです。

私があとちょっと感心したのは、各章の章題の多くが、文学作品や詩の題名からとられてることですね。
こういった細かいところから、もっと読書の輪が広がるような、そんな章の題名をつける作者のキャシーは、本当にうまいと思いました。
このアーバン・ファンタジーな雰囲気がすごく好きなので、次巻はいよいよイドリスに物語の舞台が移りそうで、イドリスが一体どんな場所なのかなど、楽しみなような、残念なような気がしています。

とにかく、登場人物の様々なロマンスに友情に戦いに、ととにかくとても贅沢なものがたくさん盛り込まれている、そんな素敵なファンタジー小説です。私は大好き。
日本での映画公開を機に、もっと読者が増えるといいなあと思う、そんなシリーズです。おすすめ。

シャドウハンター 灰の街(シティ・オブ・アッシェズ)(上)(カサンドラ・クレア)

シャドウハンター 灰の街 上 (創元推理文庫)
シャドウハンター 灰の街 上 (創元推理文庫)
  • 発売元: 東京創元社
  • 発売日: 2011/09/21




(2014年読書感想12冊目)

カサンドラ・クレア 著 杉本詠美 訳 多田由美 表紙絵

おすすめ度★★★★☆(4・5くらい。前作よりも面白い感じ!)


「大人になんかなりたくない。僕は、不安に支配され、内なる妖魔と対峙することもできず、まわりの人間にあたりちらすティーンエイジャーでいたいんだ」」(p61)



大好きなシリーズ、全米で(世界中で?)大人気のファンタジー小説、「シャドウハンター」シリーズの2冊目上巻の感想です!
一巻を読み終わってからちょっと間が空いてしまいましたが、第一作目の映画が日本でも公開決定ということで、読書を再開しました。
結果、なんでもっと早く読まなかったんだよう! とじたばたしております! 面白いです!
正直、前作はお話の筋というより登場人物の人間関係を追っかけて読んでいたのですが、今回は作者も訳者もこなれてきた感じで、展開、訳文ともにとてもスマートです。すごく面白いです! やっぱりこのシリーズ好きです。

しかしやっぱり話のあらすじを説明するのが難しいのですが……。何というか、サイモン! って感じのお話でした。●●●(一応伏せます)になっちゃうんだ! という感じだったし、クラリーとジェイスとサイモンの三角関係も見どころでした。
アレクとマグナスのカップルも、影では順調そうですが、ちょっとマグナスが哀れな感じかな。
「NARUTO」の話題が出てきたり、日本のアニメを見てるシーンが描かれたり、日本人にはきっと嬉しい描写の多いのがこのシリーズの特徴で、読んでいて世界の中における日本なんてものも感じることができます。
それに、天使妖精吸血鬼人狼と、パラノーマル生物好きにはたまらない、少し詰め込まれ過ぎた感じのある贅沢な物語にもくらくらします。こういうの、ティーンの女の子は本当に好きだろうな。面白いから、日本のティーンにももっと読んでほしいんだけどな。
ところどころくすっと笑ってしまう場面もあり(カミングアウト云々に笑いました)あっという間に読むことができました。
私はアレクが好きなのですが、アレクは何というか、もっとマグナスを大事にしてあげてほしいです……。
新キャラも沢山出てきたり、これからの展開が本当に楽しみなシリーズです。
映画も絶対見に行きます。映画は4月に小規模ですが全国ロードされますよ。
一巻目ではみんなつんけんしたところの多いキャラクターたちでしたが、二巻目は棘が取れたように柔らかくかわいらしい感じのキャラクターになっています。そんなキャラクターの少年少女らしさというものを楽しみながら読むのがいいかなあと思います。
面白いので、映画化を機に第2部も翻訳してほしいです!


猫目堂(水名月けい)

猫目堂
猫目堂
  • 発売元: 文芸社
  • 発売日: 2006/02





(2013年読書感想64冊目)


水名月けい 著
おすすめ度★★★☆☆(不思議でファンタジックな物語。)

≪喫茶・雑貨 猫目堂≫
『あなたの探しているものがきっと見つかります。
どうぞお気軽にお入りください』(p6他)



猫が好きなので、猫ものの本は大体読んでしまいます。(余談ですが読書好きって猫好きな方が多い気がします)
この本は母が知り合いから借りてくれた本です。
山奥のバス停を降りたところにある、喫茶、猫目堂。
そこには黒髪と金髪の二人の美少年が働いています。
何か後悔のある人々が、その喫茶店に迷い込んで……??

正直、ありきたりのお話で、文章もうまいとは言えないです。でも、普遍的だからこそ心に響くものがあるように感じます。最初読んだときは、ちょっと簡単すぎるかなー?? と思ってしまいまして、読むのをやめようかと思ったのですが、不思議なことに読み進めると、何度も目頭が熱くなってしまいました。
このお話には、不思議な良さがあるとおもいます。どうやらすっかりこの不思議な本の世界に引き込まれてしまったようです。

お話は非常にファンタジックなお話で、天使とか出てくるし、ファンタジー小説だなあという感じでした。
ふしぎに癒されていく、絵本のような感じでしょうか。すぐ読めますし。
そうして、タイトルは猫ですが、印象に残っているのは犬のほうです。
どのお話が印象に残っているとかはないのですが、読後感はほんわかするような、そんなちょっと心に残る小説です。
簡単に読めますし、ちょっと癒されたいときにおすすめです。

全体的にすごく説明不足なのですが、その説明不足が不思議とファンタジーな雰囲気を出していて、読み進めるごとに引き込まれていく感じです。
私も猫目堂みたいなお店があったら行ってみたいなあって思いました。
そんな少し不思議な小説。なかなか面白かったです。

シャドウハンター 骨の街(シティ・オブ・ボーンズ)(下)(カサンドラ・クレア)

シャドウハンター 骨の街 下 (創元推理文庫)
シャドウハンター 骨の街 下 (創元推理文庫)
  • 発売元: 東京創元社
  • 発売日: 2011/04/28




(2013年感想52冊目)


カサンドラ・クレア 著 杉本詠美 訳 多田由美 表紙絵

おすすめ度★★★★☆(読むの時間かかったけど面白かったです! 続きも楽しみ。)


「あんなのはただのおとぎ話だよ」
「でも、ジェイスーーおとぎ話はみんな、ほんとのことなのよ」(p312)


全米で大ブームを巻き起こし、世界中でファンを獲得している「シャドウハンター」シリーズの第一巻目の翻訳の下巻。
体調を崩して、読み終わるのにすごく時間がかかったけれど、読み始めたら止まらなかった! すごく面白かった。カサンドラ・クレアの小説の持ち味は、ジェットコースターのような展開の速さですね。読んでいて飽きさせません。
シャドウハンター最大の反逆者、ヴァレンタインに母ジョスリンを連れ去られたクラリー。シャドウハンターの至宝モータル・カップを探し出すうちに、過酷な運命がクラリーに襲いかかって来る……。

表紙はイザベル、アレク、サイモンですね。みんな格好いいです。

下巻は登場人物の抱えている背景や心情が明らかになってきて、また登場人物が魅力的になった印象がありました。ルークがたくさん活躍してくれたのが嬉しかったり。
また、ロマンス的な要素も出てきて、ジェイスとサイモンとクラリーの三角関係からも目が離せません。クラリーとジェイスの意外な関係も明かされ、どうなることやらという感じで、本当登場人物を最後まで見届けたい気持ちでいっぱいです。
話の展開や筋よりも、登場人物たちの人間関係を楽しみながら追っていくのが個人的な楽しみ方でした。複雑で愛憎入り乱れる関係は、本当に面白いです。

個人的にはお気に入りキャラのアレクとマグナスが、下巻はあまり活躍してくれなかったのが残念。次巻に期待ですね。
アレクとマグナスといえば、余談ですが作者のHPで、二人の初キスの様子を描いた短編が公開されています。初デートの約束まで取り付けて、その初デートの様子は10月に電子書籍で短編が発表される予定。読みたい……!

とにかく、滅多に本は手元に置かないのですが、このシリーズは揃えてもいいなあと思ったシリーズでした。本当にすっかり夢中です。
映画は今月に米公開。今世界でもとても熱いシリーズなので、興味のある方は読んでみてはいかがでしょうか?

NEW ENTRY «  | BLOG TOP |  » OLD ENTRY

プロフィール

マユリ

Author:マユリ
FC2ブログへようこそ!

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ(タブ)

カテゴリ

未分類 (6)
紅茶・お茶・珈琲 (9)
海外ファンタジー (202)
ハイ・ファンタジー (105)
エブリディ・マジック (50)
アーバン・ファンタジー (22)
アニマル・ファンタジー (9)
ヒストリカル・ファンタジー (16)
国内ファンタジー (70)
異世界ファンタジー (58)
日常の不思議 (11)
神話・伝説・童話 (31)
神話 (4)
伝説 (9)
童話 (18)
ロマンス (14)
SF (29)
少女小説 (76)
ラノベ (26)
BL・JUNE・少年もの (20)
BL (14)
JUNE (3)
少年物 (3)
ミステリ・ホラー (38)
ミステリ (31)
ホラー (7)
古典・文学 (8)
現代小説 (7)
ヤング・アダルト・児童書 (114)
YA (58)
高学年 (29)
低学年 (27)
絵本 (34)
戯曲・詩 (4)
幻想・耽美小説 (7)
ハードボイルド (1)
伝奇 (2)
歴史・時代物 (4)
ノヴェライズ (4)
漫画 (5)
日記 (2)
このブログについて (1)
未選択 (2)
キャラクター文芸 (3)
エッセイ (1)

タグ

美青年 王子 美少年 王女 魔法使い 妖精 異世界 騎士 吸血鬼 双子 学校 海賊 ドラゴン 兄妹 女王 吟遊詩人 アーサー王伝説 中華風 三角関係 身分違い 兄弟 巫女 西洋風 人狼 姉妹 エリザベス朝 本・図書館 ケルト  妖怪 近未来 おすすめ 姉弟 切ない 神父・シスター 人造人間 天使 幼馴染 ユニコーン ヴィクトリア朝 お店物 RPG小説 軍人 和風 人魚 食べ物系 学園 中世 人形 ホームズ 

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR

訪問者様