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2019-11

魔法のフラワーショップ(2) 弱虫ザックと勇気の花/ジーナ・マイヤー 著



(2018年読書感想14冊目)

このシリーズもとても好きで、購入しては楽しみに読んでいます。
登場人物が個性的な絶妙な按配で配置されてて、物語も王道だけれどとても面白いのですよね。
今回は主人公のヴァイオレットの親友の双子の男の子、ザックと勇気に関するお話しになっています。
ザックはザック、ジャックはジャックで、とても素敵な個性をしていて、それは男の子だからとか女の子だからとかではなくそれを超えたもので、二人とも素晴らしく素敵な双子だと思います。
今回はお話しの筋は途中で分かってしまうのですが、だからこそ感動するというか、窮地に立たされたザックを、ヴァイオレットやジャックと一緒に応援したくなって、手に汗握りました。
作者さんはお話しの展開がとてもうまいなあと思います。最後までどきどきする、読書のだいご味が味わえます。
1巻2巻と、街を巻き込んだハラハラが続く展開でしたが、今後はアビゲイルおばさんと一緒に魔法の花について勉強していくという話になり、どうなることやら。
この本はイラストがとても好きです。
作中の世界観にあっているすらっとした爽やかな絵柄だと思っています。
3巻ももう発売してるみたいですね。
買わねば。
とても楽しい読書時間でした。


この本の概要

著者 ジーナ・マイヤー
本(作者)の国籍 ドイツ
訳者 若松宣子
イラスト 世鳥アスカ
出版社 PHP研究所
レーベル 
ジャンル エブリディマジック
ページ数 173P
フォーマット 紙本
ノンシリーズかシリーズものか? シリーズ2作目
なぜこの本を読んだか このシリーズが好きなので
本の入手方法 書店にて購入

収録作品

ヴァイオレットは、アビゲイルおばさんのフラワーショップでお手伝いをしています。ある日お店で、「魔法の花の本」を偶然見つけて使ってしまいました。それ以来、魔法の本はおばさんに隠されてしまいました。

 運動会が近づき、元気がない親友の男の子ザックのことが心配なヴァイオレット。ザックは、最近クラスに入ってきたオーリーという子に「びくびくザック」というあだ名までつけられて、からかわれているのです。

 ヴァイオレットは、運動が苦手なザックを助けようと、おばさんから使ってはいけないと言われている魔法の本を探し出し、ザックに勇気と自信がわく花のオイルをつくりました。ところが、ザックは運動会に出ないと大騒ぎです。結局、オイルを飲んで運動会に出ることにしたザックは、ボール投げでとても良い記録を出すことに成功しました。そして、次の徒競走ではオーリーと並んで走ることになったのです。

 ドイツで大人気のシリーズ、第2巻。

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スパイダーウィック家の謎 1 人間、見るべからず(ホリー・ブラック)

スパイダーウィック家の謎 1 人間、見るべからずスパイダーウィック家の謎 1 人間、見るべからず
(2004/06/26)
ホリー・ブラック

商品詳細を見る



(2015年読書感想21冊目)

ホリー・ブラック 著 トニー・ディテルリッジ 絵 飯野眞由美 訳
おすすめ度★★★✩✩(イラストは絶品。だけどお話はこれから)


「(前略)妖精の秘密がこんなにたくさん書いてあるのよ。これが全部ほんとのことだったなんて。こんなすごい本、どうしたらいいの?」(p140)―マロリーの言葉―


人間の姉弟妖精たちの物語、ここに開幕! ドキドキの第一巻


わたしはカサンドラ・クレアのシャドウハンターが好きなので、キャシーと仲が良いというホリー・ブラックの著作には前々から興味があって、このスパイダーウィック家のシリーズは妖精を題材にしていることでも気になっていて、図書館で借りて読書しました。
お姉さんのマロリー、双子の兄弟のジャレッドとサイモンという三人姉弟が、ヴィクトリア朝時代の建物である大おばさんのお屋敷に引っ越してきたところから、物語は始まります。
でも、このお屋敷で暮らす様になって、不思議なぉとが立て続けに起こるのです。
姉弟が屋敷を探索すると、一冊の本を見つけて??
みたいなお話です。

最初、この本の主役が誰かわからなかったです。今回ジャレッドになるのかな。
イラストはとにかく本当に絶品で、この本を読んで一気にディテルリッジが大好きになりましたが、お話は微妙かも。
というのも、本当に物語の序章も序章といった感じで、この本自体に大きな物語的起伏はなく、登場人物と舞台の紹介程度に留まってしまっているように感じます。アーサー・スパイダーウィックが残した本のこと、その娘のルシンダ大おばさんのこと、これから明らかになっていくのでしょうか?

でも、きっと子供には楽しいお話だと思います。ちょっと暗く怖い雰囲気のお屋敷で起こる、人間には想像もつかないような不思議ないたずらは、いかにも良き隣人さんたちの仕業といった感じで、本当にワクワクしました。
今回はボガードが話のメインを張る妖精でしたが、次巻以降どんな良きお隣さんに会えるか楽しみです。
妖精というと思い浮かぶ可愛らしいイメージではなくて、なかなかどうして曲者な雰囲気をまとう彼らの様子が楽しみでしかたありません。
これは一冊を分冊したうちの最初の1巻なのではないか? と疑ってしまうくらいには、お話としては普通だったけれど、もっと続きを読みたいと、面白くなりそうだと思えるような、期待できるシリーズです。(ちなみにこの本は分冊などしていないようです)
次の巻の展開を楽しみにしながら、続きも読んでいきたいと思います。
とにかくイラストが絶品です。

Goth Girl: and the Ghost of a Mouse(Chris Riddell )

Goth Girl: and the Ghost of a Mouse (Goth Girl 1)Goth Girl: and the Ghost of a Mouse (Goth Girl 1)
(2013/09/12)
Chris Riddell

商品詳細を見る



(2015年読書感想3冊目)

Chris Riddell (クリス・リデル) 文 イラスト  
おすすめ度★★★★☆(4・5くらい。なによりも繊細なたくさんのイラストが素敵です!)


少しぞっとするけれど面白い、作者自身の魅力的なイラストで彩られた子供たちの物語。


日本でも、「崖の国物語」や「中世の城日誌」「海賊日誌」などの挿絵で知られているクリス・リデルが、自身でイラストを担当した初の小説となります。
エイダ・ゴスは詩人で貴族であるゴス卿の一人娘。母親はもうなくなっていて、友達もいなく、父ともぎこちない間柄。家庭教師とはウマが合わず、広いがストリー・ゴルム・ホールで孤独な日々を送っていたエイダのところに、ある日ネズミの幽霊、イシュマエルが現れる。イシュマエルとともにがストリー・ゴルム・ホールを探索していたエイダは、この屋敷に隠された秘密を知ることになり……。
という話かな。
タイトルの訳は「ゴス・ガールとネズミの幽霊」な訳ですが、主人公のエイダはゴス趣味なわけでも、ネズミの幽霊がすごく活躍するわけでもありませんでした。

国外で有名な賞を受賞したり、賞のリストに選出されていたりしたし、なによりクリス・リデルさんのイラストが好きなので、キンドルで安くなっていたのを見つけて、思い切って購入しました。なので読んだのは電子書籍版です。
電子書籍版のこの本は、本内部のレイアウトを崩さないように、キンドルの機能がほぼ使えないようになっています。

お話としては、悪い大人の陰謀を、少年少女が力を合わせて打ち砕く的な、王道なお話になっています。
でも、この本の何より素晴らしいところは、そのイラストの豊富さと、一つ一つのイラストの素晴らしさ、個性豊かな登場人物たちでしょう!特にイラストは2~3ページに一枚の割合で入っています。辞書機能は使えませんが、イラストを見ているだけで臨場感があり、辞書がわりになっています。
登場人物たちも、それぞれ個性的。
私が好きなのはエイダの家庭教師になるためやって来た、女吸血鬼のルーシー先生と、エイダと恋愛関係になりそうな爽やかな少年、キングスレーですね。この2人はそれぞれエイダにとって重要な役回りとなりそうなのに、この本ではそんなに出番がなかったので、次の巻以降に期待しています。
とにかく、たくさんの臨場感のあるイラストと、ワクワクするような登場人物、ドキドキする物語展開など、読んでいてとっても楽しい本でした。これは子供が好きだろうなあと思いました。もちろん、大人が読んでも十分面白いと思います。
続刊も出ているようですね。ぜひ読みたいと思わせる、そんな本でした。
英語自体は簡単な方です。中学生~高校生でも十分に読めると思います。
ぜひいろいろな人に読んで欲しい一冊です。

ミノタウロスの森(トマス・バーネット・スワン)

ミノタウロスの森 (ハヤカワ文庫FT)
  • 発売元: 早川書房
  • 発売日: 1992/09

原題 Day of the Minotaur
トマス・バーネット・スワン 著 風見潤 訳 竹宮恵子 表紙絵
おすすめ度★★★☆☆(3・5くらい。神話的で幻想的で牧歌的な良品)

「だが、君は森には来なかったことになるよ。おかあさんのことも、知らずに終わってしまっただろう」
「あなたのことも。森に来たことは後悔していないわ、ユーノストス。わたしが後悔しているのは、わたしが人間の世界から持ちこんでしまったもののこと。わたしが扉を開けたのよ」(p199)


アメリカの詩人、トマス・バーネット・スワンの処女長編。なんとなく図書館で目が留まり借りてきて読書しました。

古代ギリシャ、クレタのミノス王の弟アイアコスの子供、テアとイカロスの姉弟は、アカイア人に祖国を侵略されて逃げた先で、賢明なミノタウロスの若者、ユーノストスと出会い、森の中で暮らし始めるが……。

といったようなお話。

竹宮恵子さんの表紙の雰囲気が示す通りの一冊となっています。ちょっとあっさりしているんだけど、美しく、悲しく、牧歌的で神話的で愛にあふれている……。表紙のテアが描写されている通りのお嬢さんで、かわいらしいです。

この物語は、ミノタウロスと姉弟の愛と友情の物語になっています。

ちょっと物足りないところもあるけれど、ミノタウロスたちの暮らす森の描写がお気に入り。ケンタウロス、ドリュアス(木の精)、女王蜂など、様々な神話的生き物がのんびり暮らす様子は、とても美しく、心に残りました。
ユーノストスとテア、イカロスの愛と友情もいい。また、当時の民族性というのがよくわかる緻密な描写は、よんでいて楽しかったです。

読後感もよかったので、この前日譚にあたる「幻獣の森」も読んでみようかな。
ちょっと物足りないというかあっさりしている部分はあったけど、なかなか楽しめた1冊でした。
興味のある方はぜひ読んでみてください。

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ドルイドの歌

ドルイドの歌
ドルイドの歌
  • 発売元: 講談社
  • 発売日: 1997/01/29

原題 The Druid's Tune
O.R.メリング 著 井辻朱美 訳 こみねゆら 表紙絵
お勧め度★★★★☆(完成度はいまいちですが個人的には大好き)

「(前略)でもあの<歌>は決してひとりのためのものではないよ、ローズ。真理への道は、決してひとりでさびしくたどるものではない。真理を求めるには、多くの旅、多くの連れが必要で、それは長く複雑な道のりなのだ。そしてわれわれは、だれのであるとも分かちがたい歌を、永遠に織りつづけてゆくのだ」

O.R.メリングのケルト・ファンタジー。
日本での邦訳は3冊目ですが、この作品がメリングの処女作になります。
夏休みをアイルランドの叔父さんの家で過ごすことになったローズマリーとジェームズ(ジミー)
叔父さんの家の妖しい雇い人ピーターの後を追って湖に出かけたら、姉弟は紀元前のケルトにたどりつき、神話にも歌われる有名な「クーリーの牛捕り」の合戦に巻き込まれることに…!?

というようなお話。

この話、好きです! というか面白かったし読みやすかったです。引き込まれるように、ほんの数時間で読み終わってしまいました。ページをめくる手が止まらなかった。
神話や、物語を愛する人ならだれでも考えるかもしれない、「自分があの物語の中に行き、登場人物たちと友情や愛をはぐくめたら……」という憧れのようなものを、よく書いています。
英雄たちの時代に赴いたローズマリーは、コノハトの女王メーヴの息子メインと恋に落ち、ジミーは神話の英雄、クーフーリンと親友になる……。
こんなに素晴らしい経験があるでしょうか。憧れるなあ。

といっても二人は歴史とか神話とかさっぱりなので、彼らが何者であるか全く知らず、先入観が全くないあたりもとてもいいです(姉弟はカナダ人です)

そしてこの物語に描かれる英雄、クーフーリンのなんとみずみずしく魅力的な17歳であることか。やっぱり、英雄はこうじゃないとね!クーフーリンの悲劇的な死がこの物語では描かれない分、余計に彼が魅力的な生き方をしているように思います。

しかし物語は、寝ても覚めても争いの時代。ちょっと血なまぐさいですね。まさしくあとがきにもあった通り、「命は主君に、愛は女性に、魂は神に、そして名誉は自分に捧げる」と言った時代の出来事です。

だからこそその分、パーダル(ピーター)が姉弟の命の安全の保証を念入りにしてしまっているのは、正直緊張感に欠けると言うか、要らなかったというか、興ざめだったというかですね。
こんな戦乱の時代に暮らしているのに、そういう危機的なドキドキ感があまりなかったです。

メリングの物語はどれもちょっと乙女趣味なところがありますが、この乙女趣味なところが個人的には大好きなのです。
ケルトが好きな方には、お勧めの1冊です。

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