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アグリーズ1 あたしがキレイになる日(スコット・ウエスターフェルド)

アグリーズ〈1〉あたしがキレイになる日
アグリーズ〈1〉あたしがキレイになる日
  • 発売元: ヴィレッジブックス
  • 発売日: 2006/12



(2014年読書感想35冊目)


スコット・ウエスターフェルド 著 谷崎ケイ 訳 カズアキ イラスト
おすすめ度★★★★☆(日本にはなかなかない、ちょっと面白い設定でお気に入り!)


「みんなと同じになんかならなくていいじゃない。同じ行動なんてとらなくていいんだよ。あたしたちにはえらぶ権利がある。好きなように大人になっていけばいい」(p134)


日本ではリヴァイアサンなどで有名な作家、スコット・ウエスターフェルドの別SF小説。いわゆるディストピア物のSFなのかな?
地元の図書館に置いてあるのですが、本国ではリヴァイアサンよりこちらが好評というのを知って、読んでみることにしました。しかし、日本語版は第一部(2冊)までしか出ていないようで、残念です。

16歳になれば誰もが整形して、自分の理想の超キュートな美形になれる未来の世界。主人公の少女タリーは、親友の男の子、ペリスに先に手術を終えられ、悶々とさみしい日々を送っていた。
そんな時タリーは、自分と同じ生年月日の少女、シェイに出会い、思ってもみなかった考えを聞かされて……??

まず、発想がちょっと面白いですよね。アグリー(醜いもの)とプリティー(美しきもの)という2種類の人間が生活し、人々の美醜が争いのもとだったとされる世界……。
話自体はよくあるような三角関係物を想像させるのですが、とにかく設定が面白くて、ついつい読んでしまいました。
お話もライトな筆致で書かれていますがまさしくジェットコースターのように話が進んでいき、引き込まれます。
私が一番意外だったのは、親友のペリスが、プリティーになったあともタリーのことを気にかけていたこと! いいやつじゃないか、と思う反面、どこまで本心なんだろう、と疑ってしまう部分もあり…。
デヴィッドも魅力的な人物なんでしょうが、ペリスも悪くないなあなどと思ってしまい、三角関係に発展するのかもしれない関係も、非常に楽しみです。(もしかしたら四角かもだけど)

この上巻では、なかなかどうして、タリーはずっと厳しい状況に立たされてしまっていて、応援したくなってしまいます。というか、どうなるんだろう、どういう決断をするんだろう、ってドキドキしてしまいました。

ただ、面白いなと思うんですが、この日本語版の表紙と題名だけはどうにかならなかったのかなと。
いろいろな前情報で興味を持たなかったら、この題名だけでは、正直図書館で見かけたときドン引きした覚えがあります。
表紙も、ちょっと損してるかも。

お話は面白いので、正統派だけどちょっと変わった設定のSFが読みたい方にはおすすめです。
続きも借りてるので、折を見て読みたいなって思います。




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八番街の探偵貴族 はじまりは、舞踏会。(青木祐子)






(2014年読書感想26冊目)

青木祐子 著 ⑪(トイチ)イラスト
おすすめ度★★★★☆(ベリーカルテットと甲乙つけがたく、読みやすくて好印象です!)


「良心的な、いい事務所なんだよ。探偵事務所だが、目的は人を救うことだ。つまり、がんじがらめになっている人間というものを」
(p235)



大好きな青木祐子先生のコバルト文庫の新作です。
「ベリーカルテットの事件簿」の続きを楽しみにしていたら、なんだか同じ時代の、似たような設定のこのシリーズが発表されたので、最初はちょっと戸惑ってしまいましたが、同一世界観の、物語が「ベリーカルテット」と「八番街」で交差する仕組みになっているのですね。
なので「ベリーカルテット」とどうしても比べて読んでしまったのですが、同じ貴族ならロイよりレヴィンが好きだし、メイドならばシャノンよりマイアの方が好きでした!
特にレヴィンは、こういう人すごく好きです! まず外見がいいですね。青い瞳に黒い髪。私の超好みの外見をしています。性格も人を食う感じがなかなか好きです。
マイアはだめんずスキーな感じが、可愛くて憎めないのですよね。

やっぱり、青木先生の描くヴィクトリア朝ものと、そこに生きる貴族やメイドや庶民のお話が好きです。
少女小説らしく、恋の芽生えを予感させるような描写もあっていいですね。
「ベリーカルテット」のロイとこちらの小説のレヴィンは友人ということで、色々妄想が膨らみ、ドキドキします。シャノンもレヴィンの言動から察するに、ロイの良いパートナーになってるみたいで、「ベリーカルテット」の続きも読みたいな、なんて思います。
そして青木先生は相変わらず、、少女のちょっと怖いどろどろした心理を描くのが上手くて、もう本当に大好きです。

ただ、「ベリーカルテット」とこちらの「八番街」のシリーズが統合されてひとつの物語になっちゃうんじゃないかとか、この本は間違いなく面白かったのですが、内容以外のところで色々心配になってしまっています。どちらも大好きなシリーズになると思うのえ、続いて欲しいのですが。

それにしても、シャノンもマイアも女神さまが由来なことに、青木先生、狙ってらっしゃる!? と思ってしまった私がいます。レヴィンも神話由来なお名前ですしね。でもマイアって名前もレヴィンって名前もすごく好きです。

とにかく、本当に面白かったです!
ベリーカルテットと八番街だったら、読みやすさなどはこちらに軍配があがるかなという感じなので、どちらを読むか迷っている方はこちらがおすすめかなって思います。
しかし、レヴィンとロイの会話とかすごいことになりそうですね。覗いてみたいな。


シャドウハンター 灰の街(シティ・オブ・アッシェズ)(下)(カサンドラ・クレア)

シャドウハンター 灰の街 下 (創元推理文庫)
シャドウハンター 灰の街 下 (創元推理文庫)
  • 発売元: 東京創元社
  • 発売日: 2011/09/21




(2014年読書感想13冊目)

カサンドラ・クレア 著 杉本詠美 訳 多田由美 表紙絵

おすすめ度★★★★★(2冊目を読み終えて総評。1冊目より好き!)


善き妖精の女王がいっていたことは、やはりほんとうなのかもしれないーー愛は人を嘘つきにする。(p39)


大好きなシリーズ、全米で(世界中で?)大人気のファンタジー小説、「シャドウハンター」シリーズの2冊目下巻の感想です!

祝映画日本公開! 上巻から間をあけず一気に読んでしまいました。面白かったです!
シャドウハンターの至宝、天賜の剣を狙う反逆者ヴァレンタイン。
クラリーたちはシーリーコート(善き妖精)の女王に支援を要請するが、代わりに意外な条件を提示され……?

この表紙、だれですか! と思ったらメガネ持ってるからサイモンだと分かりました。超別人ですね。格好いいです。●●●になるとシャドウハンターの世界ではbもれなく美形になるんですって。
一巻目に比べて、二巻目は本当に面白かったです! キャラクターの会話が面白くて魅力的だし、映像が目に浮かぶような描写はさすがというか、凄いです。
1巻に登場したキャラクターたちも魅力的でしたが、この「灰の街」から登場した新キャラもいい味出してますね。マイアとマックスがたまらなくかわいいです! いきいきとした魅力的なキャラクターが織り成すアメリカでの、人外たちの戦いは本当に面白いです。外国のティーンが夢中になるのもわかります。

今回、ジェイスがかわいそうな感じでしたが、というか最後そっちに決断が行くんですか!? とびっくりしてしまいました。次作ではとってもじれったいことになりそうです。
クラリーは遂に強力なシャドウハンターに開花しましたね。その力は、ちょっと反則かも!
マグナスも終始ちょっとかわいそうでしたが、最後は報われたのかな? アレクとマグナスの2人からも目が離せません。
イザベルが影が薄かった気がして残念です。イザベルってとっても可愛いと思うので、次作の活躍に期待したいです。
それにしてもこの2作目は、本当サイモン! って感じのお話でした。もうサイモンが主役でいいような……。マイアとくっつくのかな。
三角関係に一応の終止符が打たれ、これからどうなるのか、最後の引きがたまらなく憎いです。

私があとちょっと感心したのは、各章の章題の多くが、文学作品や詩の題名からとられてることですね。
こういった細かいところから、もっと読書の輪が広がるような、そんな章の題名をつける作者のキャシーは、本当にうまいと思いました。
このアーバン・ファンタジーな雰囲気がすごく好きなので、次巻はいよいよイドリスに物語の舞台が移りそうで、イドリスが一体どんな場所なのかなど、楽しみなような、残念なような気がしています。

とにかく、登場人物の様々なロマンスに友情に戦いに、ととにかくとても贅沢なものがたくさん盛り込まれている、そんな素敵なファンタジー小説です。私は大好き。
日本での映画公開を機に、もっと読者が増えるといいなあと思う、そんなシリーズです。おすすめ。

シャドウハンター 灰の街(シティ・オブ・アッシェズ)(上)(カサンドラ・クレア)

シャドウハンター 灰の街 上 (創元推理文庫)
シャドウハンター 灰の街 上 (創元推理文庫)
  • 発売元: 東京創元社
  • 発売日: 2011/09/21




(2014年読書感想12冊目)

カサンドラ・クレア 著 杉本詠美 訳 多田由美 表紙絵

おすすめ度★★★★☆(4・5くらい。前作よりも面白い感じ!)


「大人になんかなりたくない。僕は、不安に支配され、内なる妖魔と対峙することもできず、まわりの人間にあたりちらすティーンエイジャーでいたいんだ」」(p61)



大好きなシリーズ、全米で(世界中で?)大人気のファンタジー小説、「シャドウハンター」シリーズの2冊目上巻の感想です!
一巻を読み終わってからちょっと間が空いてしまいましたが、第一作目の映画が日本でも公開決定ということで、読書を再開しました。
結果、なんでもっと早く読まなかったんだよう! とじたばたしております! 面白いです!
正直、前作はお話の筋というより登場人物の人間関係を追っかけて読んでいたのですが、今回は作者も訳者もこなれてきた感じで、展開、訳文ともにとてもスマートです。すごく面白いです! やっぱりこのシリーズ好きです。

しかしやっぱり話のあらすじを説明するのが難しいのですが……。何というか、サイモン! って感じのお話でした。●●●(一応伏せます)になっちゃうんだ! という感じだったし、クラリーとジェイスとサイモンの三角関係も見どころでした。
アレクとマグナスのカップルも、影では順調そうですが、ちょっとマグナスが哀れな感じかな。
「NARUTO」の話題が出てきたり、日本のアニメを見てるシーンが描かれたり、日本人にはきっと嬉しい描写の多いのがこのシリーズの特徴で、読んでいて世界の中における日本なんてものも感じることができます。
それに、天使妖精吸血鬼人狼と、パラノーマル生物好きにはたまらない、少し詰め込まれ過ぎた感じのある贅沢な物語にもくらくらします。こういうの、ティーンの女の子は本当に好きだろうな。面白いから、日本のティーンにももっと読んでほしいんだけどな。
ところどころくすっと笑ってしまう場面もあり(カミングアウト云々に笑いました)あっという間に読むことができました。
私はアレクが好きなのですが、アレクは何というか、もっとマグナスを大事にしてあげてほしいです……。
新キャラも沢山出てきたり、これからの展開が本当に楽しみなシリーズです。
映画も絶対見に行きます。映画は4月に小規模ですが全国ロードされますよ。
一巻目ではみんなつんけんしたところの多いキャラクターたちでしたが、二巻目は棘が取れたように柔らかくかわいらしい感じのキャラクターになっています。そんなキャラクターの少年少女らしさというものを楽しみながら読むのがいいかなあと思います。
面白いので、映画化を機に第2部も翻訳してほしいです!


ほうらいの海翡翠 西原無量のレリック・ファイル(桑原水菜)

ほうらいの海翡翠  西原無量のレリック・ファイル
ほうらいの海翡翠 西原無量のレリック・ファイル
  • 発売元: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2011/12/23



(2012年感想107冊目)


桑原水菜 著  睦月ムンク 表紙絵
おすすめ度★★★☆☆(3・5くらい。最近の桑原さんらしさの詰まった一冊。)


「“大切なものが土の中で待ってる”んじゃないのか?」(p145)


思い入れのある作家の一人、桑原水菜さんの作品です。
桑原作品を読むのはシュバルツヘルツ以来となります。
読んだ感想は一言で言うと、「最近の桑原さんらしさが詰まっている1冊」と言ったところでしょうか。
遺跡発掘という題材の選び方から、話の運び方、登場人物の関係性まで、「炎の蜃気楼」のような濃厚なものではないかもしれないけれど、最近の桑原さんらしい書き方をしていて、悪くはないと思いました。なんというか、「シュバルツヘルツ」が好きだった人向けの作品かなあと思いました。きっと桑原さんは、今はこういうお話が書きたいのでしょうね。読んでいて、昔はすごく好きな作家さんだっただけに、すごく懐かしい気持ちがありました。
今はもう昔のような情熱をもって読むことができない作家さんかなあとは(悲しいけれど)思ってしまうのですが、それでも折りに触れて手にとってしまう作家さんなんだろうなあとは思います。

遺跡発掘とか、鉱石のこととかはいまいちわからないのですが、桑原さんらしい勢いのある話運びに圧倒されて、読み進めることができました。
これは無量と忍の、友情物語なのだなあと思います。でも私は、自分でも意外なことに萌絵が好きですね。桑原さんの書く元気で強い女子、嫌いじゃないのです。

お話としても、サスペンス的な要素があって、新しいかなあと思いました。人は死ぬけど、ミステリではないよね。でも一般書として出るような話かなあという気もします。やっぱり、桑原さんはラノベレーベルで活躍して欲しい作家ですね。

ちなみにタイトルにもなってる主人公の名前は、サイバラムリョウと読みます。ずっとにしはらだと思っていました。
続編のありそうな終わり方をしていましたが、とりあえず無量と萌絵の関係は、現状維持が一番好きです。
うーん、楽しめたけれど、なんというかいろいろあっさりな感じの作品でした。


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