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2019-08

『おこぼれ姫と円卓の騎士 女神の警告』/石田リンネ 著




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(2016年読書感想5冊目)


この本の概要


著者 石田リンネ
本(作者)の国籍 日本
訳者 
イラスト  起屋一子
出版社  KADOKAWA(ビーズログ文庫)
ジャンル 少女小説(西洋風ファンタジー)
ページ数 223ページ
フォーマット 紙本(文庫)
ノンシリーズかシリーズものか? シリーズ12作目。
なぜこの本を読んだか。 シリーズずっと読んでいて、続きも楽しみにしていたから。
本の入手方法 書店にて購入。

   
おすすめ度

感動 ★★
面白い★★★★
人に勧めたい ★★★★
驚き ★★★★
学んだ ★★

この本を評価するなら 75点くらい。久しぶりに読んだけれど面白いです。微糖なのもたまらない!

収録作品

女神の警告

受賞・ノミネート情報など
不明


本のあらすじ

ウルク帝国に国家間問題の調停に出向いていたレティの長兄、フリートヘルムが砂漠で行方不明に!? 己の騎士であるデューク、クレイグ、アストリッドを連れて極秘に兄の搜索に出向くレティも、不思議な砂嵐に巻き込まれて騎士と離れ離れに!?
なんとかウルク帝国にたどり着いたあとも、不思議な事件に巻き込まれて……。
砂漠の女神が守護する、神秘的なウルク帝国編前編!


この本の感想

石田さんは本当に、巻を重ねるごとに上手くなっている作家さんだと思います。
最初の23巻で面白くないと読むのをやめた人がいたら、ぜひもう少し頑張って読んで欲しいと自信を持って勧められるシリーズになりました。
今回は、長らく出番のなかったフリートヘルム殿下が大活躍。
フリートヘルム殿下の意外すぎる特技が発覚したり、レティを想って行動し、実行するさまは格好いいです。
レティとデュークも、微々たるものだけれども進展したのか、いやこれは後退したのか、と思える展開があってときめきます。恋するレティはかわいいです。
また、新キャラのウルク帝国のカリム王子が、いい感じにこじれていて面倒くさくて面白くて個人的に好感が持てます。
何やら不穏な気配の漂う幕引きですが、この巻もとても面白かったです。

心に響いたシーンなど

上にも書いたのですが、フリートヘルム殿下大活躍回でした。
個人的には最後、フリートヘルムとカリム王子の駆け引きが印象的です。フリートヘルム殿下、やっぱりお兄ちゃんなんですね。
あと、デュークとレティはお友達からって、何か違うけれど微笑ましいです。


主な登場人物

レティーツィア ソルヴェール国第一王女にして時期女王。騎士王の生まれ変わりで、自身の騎士を集めている。
デューク。レティの第一席騎士。レティのよき理解者。
フリートヘルム レティの異母長兄。砂漠で行方不明になる。
カリム ウルク帝国の第一王子。しかし王位継承権はない。


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おこぼれ姫と円卓の騎士 二人の軍師(石田リンネ)

おこぼれ姫と円卓の騎士 二人の軍師 (ビーズログ文庫)おこぼれ姫と円卓の騎士 二人の軍師 (ビーズログ文庫)
(2015/01/15)
石田リンネ

商品詳細を見る



(2015年読書感想8冊目)


石田リンネ 著 起家一子 イラスト  
おすすめ度★★★★✩(面白かったけど、もう少し、もう少しだけお砂糖を…!)


「メルディ、貴方はまだ若い。これからの人生の方が長い。あんな馬鹿な男に囚われることなく、貴方の才能を磨き続けなさい」(p199)
-レティからメルディに-


軍師候補メルディの成長と頭脳戦が楽しい「おこぼれ姫」シリーズ第10弾!


私も大好きな大人気の少女小説、「おこぼれ姫と円卓の騎士」第10弾となる今回は軍師編です。軍師というと様々な作品に、ものすごく優秀な軍師が沢山登場して、物語に華を添えていますが、この物語に出てくる軍師候補のメルディは、家柄以外は取り立てて取り柄のない平凡な没落貴族の息子で!?
レティは彼を見定めるために、ささやかな旅に同行させるが、立ち寄った街できな臭い事件が起こって……、というお話かな。

このお話はすごく面白かったです! 
なにより、最初は家でぐーたらしているだけの自宅警備員だったメルディが、レティと関わることで、レティもメルディと関わることで、徐々にその感情や認識を改め、一歩前に進もうとする姿勢がとてもよかったです。
メルディは応援したくなる人だったし、かなり好きなタイプの人物です。まだ騎士確定はしていないようですが、ぜひレティの頭脳になって、彼女を支えて欲しいです。
タイトルのふたりの軍師はそういう意味だったか、と読んでみて納得。
少女小説ではBL萌えなどしない私ではありますが、メルディに対するゼノンの少し歪んだ執着には、ちょっとときめいてしまいました。何はともあれ、ゼノンはこれからも手ごわい敵になりそうで、物語もちょっと動き出した感じがして、とても楽しく読めました。

ただ、やっぱり少女小説に期待するのは、糖度という部分もあって!
最初と最後だけでデュークは十分報われたし、すごくニヤニヤしたけれど、前巻のソレスに続いて、今回のヒーローもやっぱりメルディでした。
石田さんの潔くてうまいところではあるけれど、登場人物が多いから、必ず割を食らうキャラクターがいるというのも、どのキャラクターも魅力的な分寂しいですね。でも今回、名前しか出ていないグイード殿下がとても輝いておりました。グイード殿下ってすごいんだなぁ。
そんなお兄さま方の顔も久しぶりに見たいなあと思いながら、ますます面白くなる物語から目が離せません。今後が楽しみな一冊です。
このシリーズにもはや激甘な展開は求めていませんが、次回はもう少し少女小説らしさのある甘い展開を楽しみにしたいと思います。


女装王子の深遠にして優雅なたくらみ(一石月下)

女装王子の深遠にして優雅なたくらみ (富士見L文庫)女装王子の深遠にして優雅なたくらみ (富士見L文庫)
(2015/01/10)
一石月下

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(2015年読書感想6冊目)

一石月下 著 双葉はづき 表紙絵  
おすすめ度★★★✩✩(3・5位。最初はどうかな? って思ったけれど、結構好きかも!)

おそらくこれからも彼は、人に厄介な人物だと言われ続けるのだろう。親しみと、ときどき呆れを込められて。(p321)
―地の文章よりー


残念な美形女装王子の巻き起こす、ドタバタ宮廷コメディ


富士見L文庫の2015年一月の刊行書の中の一冊。表紙とあらすじに惹かれて、「でも面白いのかなー??」と少しドキドキ(躊躇)しながら購入。富士見L文庫はラノベと一般書の中間くらいを目指しているそうですが、これは完全に挿絵がないだけでラノベだよね!? ついでに言うと設定とか糖度とかは少女小説だよね!?ろ突っ込みたくなってしまう一冊です。
なんというか設定が少女小説。超絶美形の残念すぎるハチャメチャな女装王子とルイーゼと、ルイーゼと同じくらいの美貌を持つ貴公子オレス。もうこの設定からして少女小説。ビーンズとかで出せばいいのに、このレーベルで出したから挿絵がないのがぎゃくに残念です。双葉はづきさんの表紙のルイーゼは絶品。

作者のデビュー作だそうで、面白いかどうかは本当に未知数でした。
最初はこのハイテンションなノリと随所に挟まれるあまり上品と言えないギャグに戸惑い、不安になりましたが、小説としてはなかなかな面白かったです。いつの間にやら、ルイーゼのテンションに引き込まれ、また彼の残念なだけじゃない人柄にも惹き込まれ、気づけば先が気になってページをめくる手が止まりませんでした。
お話の筋とかもどちらかというと在り来りなんだけど、これはキャラクターとノリで読ませる小説ですね。
そのキャラクターも、登場する人数は少なめですが、なかなかに濃くていい感じです。
なによりルイーゼとオレスの距離感にキュンとしてしまいました。少女小説が好きな方におすすめの一冊です。

最初は読んでて戸惑ったけど、妙な中毒性があって、読み終わったら、続きが読みたいなぁと、少しの抵抗とともに思ってしまいうような、そんな一冊です。
なので、続きが読みたい一冊です。続編が出ますように。
世界観でいえば西洋風の異世界ファンタジーになるのでしょう。世界観も魔法と科学みたいなのが融合してて、なかなかに興味深かったです。
読もうかも寄っている方は、とりあえず読んでみてはいかがでしょうか??


GOSICK ―ゴシック― (桜庭一樹)

GOSICK  ―ゴシック― (角川文庫)GOSICK ―ゴシック― (角川文庫)
(2009/09/25)
桜庭 一樹

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(2014年読書感想55冊目)

桜庭一樹 著  カズモトトモミ 表紙絵
おすすめ度★★★★✩(さらりとよめるけどなかなか怖い! 面白かったです。)


「わたしは囚われの姫なのだよ。どうだ、似合わないだろう?」 (p292)
ーヴィクトリカの台詞ー

桜庭一樹さんのライト・ミステリー。
実は桜庭一樹さんの著作を読むのは初めて。でも、少女を描くのがうまくて、多彩な作家さんだよなあという認識を持っていた作家さんでした。
そんな桜庭さんのこの著作、ちょっと? 前にアニメにもなりましたね(見てませんが)
こんな、なんというかある意味で萌えの詰まった作品もかける人なんだなあと、改めてしみじみしました。

非常にライトなタッチのミステリーなのですが、これがなかなかおどろおどろしくて怖くていいです!
ヴィクトリカと一弥くんのやりとりはコミカルで、非常に映像が浮かびやすい小説といった印象です。
複雑に絡み合った事件の背景など、興味深く読めました。
でも、この本は
事件部分はあくまでおまけ(っていう言い方もあれですが)で。メインとして描きたいのはヴィクトリカと一弥の交流であり成長なのかなという印象を抱きます。
最後に少しだけ判明したヴィクトリカの生い立ち。
まだまだ明かされない部分も含めて、この謎だけで、シリーズ読んでみたいなあと思わせるような、魅力的な物になっています。

わたしは、こっそりグレヴィール警部が好きなんですけどね。俗物いいじゃないですか。ヴィクトリカとの関係も美味しいです。あと、チョイ役で出てきたアブリル。普通に可愛いですね。
これ以降もお目見えしそうなメンバーは、なかなか魅力的です。
反面、ミステリー部分はあっさりかな。
怖いのですが、なんというか現実離れしすぎてる感じ……。
これ以降の展開も楽しみで、続きが読みたくなります。
桜庭一樹さんの著作は初めて読みましたが、十分に満足できるものでした。
少し物足りない部分もあるけど、面白かったです。
アニメは見てませんが、個人的には新装版の小説を推しておきます。この表紙が可愛いのですよね。


ストラヴァガンザ 仮面の都(上)(メアリ・ホフマン)

ストラヴァガンザ 仮面の都 (SUPER!YA)ストラヴァガンザ 仮面の都 (SUPER!YA)
(2010/06/29)
メアリ ホフマン

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(2014年読書感想46冊目)

メアリ・ホフマン 著 乾侑美子 訳 丹地陽子 表紙絵
おすすめ度★★★★✩(4・5くらい。とにかく夢中になって読めるファンタジーです!)


「ああ女公様、ご婚礼が待ち遠しくていらっしゃいましょうね!」
「そうね。いつもの年と同じくらいにね」(p12)

―侍女とドゥチェッサの会話ー


ずっとずっと興味はあったけど、ハードカバー版の分厚さから読むのをためらっていたファンタジー小説、ストラヴァガンザが、ソフトカバーで上下巻になっているのを図書館で発見し、思わず借りて読書しました。表紙は大好きな丹地陽子さんの手によるもので、主人公のルシアン(ルチアーノ)が描かれています。ルシアン、たしかになかなかの美少年ですね。

お話としては、病弱な少年がある出来事をきっかけにタイムトラベルし、16世紀のヴェネツィアを彷彿させる都市、ヴェレッツァにストラヴァカント(タイムトラベル)を繰り返すことから、お話が展開していきます。
現代と過去が交錯するので、読みにくいのかなー?? と思っていたのですが、細かく段落で分かれていて、読みやすいです。
そうして、物語にスピード感と、読者を世界に取り込む「力」のある作品となっています。面白い!
ルシアンにはなんだか感情移入して読んでしまいますし、アリアンナも可愛い。でも、なんといっても魅力的なのはドゥチェッサとロドルフォの二人でしょう。大人なバイプレイヤーの皆様がなんとも魅力的です。
とにかく読みやすくて、ページをめくり出すと一気に読めること間違いなしの作品です。
物語はまだどういうふうに展開していくのかわからないところがあり、終着点もまだわからないですが、この本を読んでいると、自分がまるで本物の、ドゥチェッサを慕うヴェレッツァっ子になったような、ルシアンと一緒にタイムトラベルしているような、そんな気持ちになれる、ワクワクできる一冊です。ヴェレッツァの都市が視えるような読書体験です。
また、ハードカバー版よりこちらのソフトカバー版がまたいいです。上下巻各250ページほどと、読みやすくて、装幀もいいです。朝の読書とか通勤通学時間に、ちょっとづつ読んでも楽しめるお話だと思います。

個人的には、アリアンナが物語にどうか変わっていくのか、ルシアンは最終的に現代とヴェレッツァどちらを選ぶのか、その辺りがとても気になります。早く続きが読みたい! そんな本です。
展開がある、スピード感のあるワクワクドキドキ系のファンタジー小説を読みたい方には、特におすすめのシリーズです。


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