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2019-10

GOSICK ―ゴシック― (桜庭一樹)

GOSICK  ―ゴシック― (角川文庫)GOSICK ―ゴシック― (角川文庫)
(2009/09/25)
桜庭 一樹

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(2014年読書感想55冊目)

桜庭一樹 著  カズモトトモミ 表紙絵
おすすめ度★★★★✩(さらりとよめるけどなかなか怖い! 面白かったです。)


「わたしは囚われの姫なのだよ。どうだ、似合わないだろう?」 (p292)
ーヴィクトリカの台詞ー

桜庭一樹さんのライト・ミステリー。
実は桜庭一樹さんの著作を読むのは初めて。でも、少女を描くのがうまくて、多彩な作家さんだよなあという認識を持っていた作家さんでした。
そんな桜庭さんのこの著作、ちょっと? 前にアニメにもなりましたね(見てませんが)
こんな、なんというかある意味で萌えの詰まった作品もかける人なんだなあと、改めてしみじみしました。

非常にライトなタッチのミステリーなのですが、これがなかなかおどろおどろしくて怖くていいです!
ヴィクトリカと一弥くんのやりとりはコミカルで、非常に映像が浮かびやすい小説といった印象です。
複雑に絡み合った事件の背景など、興味深く読めました。
でも、この本は
事件部分はあくまでおまけ(っていう言い方もあれですが)で。メインとして描きたいのはヴィクトリカと一弥の交流であり成長なのかなという印象を抱きます。
最後に少しだけ判明したヴィクトリカの生い立ち。
まだまだ明かされない部分も含めて、この謎だけで、シリーズ読んでみたいなあと思わせるような、魅力的な物になっています。

わたしは、こっそりグレヴィール警部が好きなんですけどね。俗物いいじゃないですか。ヴィクトリカとの関係も美味しいです。あと、チョイ役で出てきたアブリル。普通に可愛いですね。
これ以降もお目見えしそうなメンバーは、なかなか魅力的です。
反面、ミステリー部分はあっさりかな。
怖いのですが、なんというか現実離れしすぎてる感じ……。
これ以降の展開も楽しみで、続きが読みたくなります。
桜庭一樹さんの著作は初めて読みましたが、十分に満足できるものでした。
少し物足りない部分もあるけど、面白かったです。
アニメは見てませんが、個人的には新装版の小説を推しておきます。この表紙が可愛いのですよね。


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ようこそ、古城ホテルへ4 ここがあなたの帰る国(紅玉いづき)

ようこそ、古城ホテルへ(4) ここがあなたの帰る国 (角川つばさ文庫)
ようこそ、古城ホテルへ(4) ここがあなたの帰る国 (角川つばさ文庫)
  • 発売元: アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2012/12/15



(2013年感想26冊目)

紅玉いづき 著 村松加奈子 イラスト

おすすめ度★★★★☆(物語は一区切り。でもまだまだ続き、読みたいかな……。)


「ねぇ姫さま。そんなに国が欲しいならね、古城ホテル『マルグリット』を、姫さまのお国にしちゃっていいんだよ」(p193)


子供向けレーベル「角川つばさ文庫」から出ている人気作家の紅玉いづきさんのシリーズもの、「ようこそ古城ホテルへ」の第4巻目。
古城ホテルの4人の女主人である少女たちの、成長と友情の物語です。
今回は亡国の姫君、リ・ルゥがメインのお話。リ・ルゥが古城ホテルの女主人をやめるといいだして!?

正直、リ・ルゥが主役なのがわかった時点で、最初のページをめくる指が重かったです。すごく重いお話なのだということは分かっていたので……。
そうして、やっぱり(児童書にしては)重いお話でした。
それでも、読んでよかったと思ったお話です。4人の過去それぞれに決着がつき、作者様のあとがきにあったように、これで物語も一区切りかなというように感じます。実際、これが最終巻と言われても驚かないというか、むしろ最終巻でもいいというか……。
それくらい、今まで以上に女主人たちの個性や感情が光り、読んでいて満足できる1冊でした。

でも、できることならあと数冊でいいので、続きが読みたいかなあ。無茶は言わないので続編希望です。

それにしても、残念なこともあります。
一つは、このシリーズ、もうちょい長い文章(ラノベレーベル)で読みたかったなああっていうのと(明らかに力押しすぎるというか、もっと細かく描写してほしい場面がたくさんあります。)、児童書にしては言い回しがちょっと難しいところがあるかなあということころです。まあ、最近の子はこれくらい難しいお話でも、読めるのかもしれませんが……。

とにかく、今回は女主人みんなが悲しみに暮れ、堪え、悩んだ1冊。その葛藤があったからこそ、私もキャラクターたちに寄り添えたかなって思います。
面白かったです。
特に、ピィが成長したなあと思った。正直ピィはあまり好きなキャラではないのですが、今回はまあよく成長したなあと、思わず感心しました。セリフとか行動にも嫌なところがなかった。
そう言う意味では、この物語を通じて、登場人物たちは成長したんだなあと感じたことが、一番嬉しかったことかもしれません。
でも、この巻で輝いてたのはサフィール様だと思う。いい保護者っぷりであります。
そんな魅力的な古城ホテルのお話、まだもうちょっとだけ覗いてみたいです。続編がありますように……。


ようこそ、古城ホテルへ 3 昼下がりの戦争(ティータイム・ウォーズ)(紅玉いづき)

ようこそ、古城ホテルへ(3) 昼下がりの戦争 (つばさ文庫)
ようこそ、古城ホテルへ(3) 昼下がりの戦争 (つばさ文庫)
  • 発売元: アスキー・メディアワークス
  • 発売日: 2012/06/15




(2012年感想77冊目)

紅玉いづき 著  村松加奈子 絵
おすすめ度★★★☆☆(3・5くらい。あっさり読めますがあっさりすぎるかなあ。)


けれどいつかは、君が女主人となったホテルに泊まってみたいね。
君のことだから、きっと上手くやっているだろうけど。(p11)



紅玉いづきさんの、ようこそ、古城ホテルへの第三巻。
今回は好きなキャラクター、美貌の軍人、ジゼットが主役のお話です。

何はともあれ、とにかくあっという間に読むことができた一冊でした。面白かった! けれどちょっとあっさりしすぎかな? というのが感想です。
児童書レーベルなのに、今回のテーマが戦争というのもびっくり。そのテーマの割にちょっと軽すぎたのは結構残念です。
いつも思うのですが、児童書レーベルじゃないレーベルで、もっと深く描いて欲しいなあと思います。でも、児童書レーベルだからこそいいのかもしれませんが。

そして今回も、われらが女主人たちは、安定感抜群。読んでいて安心できるような、安心しすぎてつまらないような……、そんな贅沢な気分になってしまいます。
とにかく、エランの再登場は嬉しかったですね。できれば再々登場もして欲しいです。
再登場希望キャラといえば、今回出てきた女装男子のランゼリオにも出てきて欲しいです。いいキャラでした。

あと、今回はピィがピィピィ泣いてなかったのがよかった。ピィもいいやつじゃないですか。
巻を重ねるにつれて、登場人物にもどんどん愛着が湧いていきますね。特に大好きというわけではないシリーズなのですが、まだまだ続いて欲しいです。
次巻はリ・ルゥの話の予定だということ。ますます重たい話になりそうですが、楽しみにしたいと思います。

ようこそ、古城ホテルへ2 私をさがさないで

ようこそ、古城ホテルへ(2) 私をさがさないで (角川つばさ文庫)
ようこそ、古城ホテルへ(2) 私をさがさないで (角川つばさ文庫)
  • 発売元: アスキー・メディアワークス
  • 価格: ¥ 651
  • 発売日: 2011/12/15

紅玉いづき 著 村松加奈子 絵
お勧め度★★★☆☆(悪くないけど、いろいろもったいないと感じた作品でした。

生きることは、選ぶことだ。自分は選ぶのだと思った。いくつの罪、いくつの痛みを背負っても。
あたしは帰る。みんなと一緒に。
古城ホテル(マルグリット)に、帰るんだ!!
(p157)

紅玉いづきさんのシリーズもの、「ようこそ、古城ホテルへ」の2冊目。
今回の本には、「私をさがさないで」、「これがわたしのたからもの」の二編を収録しています。
前者は魔女、ピィの物語、後者はフェノンの物語です。

うーん、やっぱりいろいろ、もったいないなあと思ってしまうところが多いです。
出版元の角川つばさ文庫は児童向きのレーベルなのですが、全体的な雰囲気やノリが児童書というよりラノベっぽいのが残念というか、惜しいです。なんか中途半端というかどっちつかずな印象。
それなら「ミミズク~」を児童書向けに書きなおしたほうがよっぽどよかったのでは、とか思ってしまいました。
そのせいで話の掘り下げも足りないというか、ちょっと薄いなと感じてしまったのも残念なところでした。
それに、ヘンリーの扱いがちょっとかわいそうだなあと思いました……。

今回の主役の一人が、私があんまり好きじゃないピィだったから楽しめなかったのかもしれませんが。でも、ピィは子供が好きなキャラだろうな。
主役の女の子が四人もいるので、今回みたいな中編集みたいな体裁はよいかもな、と思いました。

でも、読んでいて映像が浮かぶというか、非常に映像向きの作品だなと思いました。休日の朝とかにアニメでやってたら、見るかも……。少女漫画にするとか……。サフィール様とか今回出てきたお客さんとか、男性陣もいかにも少女漫画って感じがするしね。

一部児童書向きではないような人物造型(四人の共通点とか)は気になったりもしましたが、まあそれでもそれなりに楽しく読むことができました。きっと幅広い読者を獲得できるようなお話なんだろうな。

次の巻は予告によるとジゼットが主役だとのこと。ちょっと楽しみです。

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ようこそ、古城ホテルへ 湖のほとりの少女たち

ようこそ、古城ホテルへ 湖のほとりの少女たち (角川つばさ文庫)
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  • 発売元: アスキー・メディアワークス
  • 価格: ¥ 651
  • 発売日: 2011/09/15

紅玉いづき 著 村松加奈子 絵
お勧め度★★★☆☆(作者や女の子が頑張る話が好きなら。ちょっと浅いかなあという感じもしますが、嫌いじゃないです)

「呪いであったのか。病であったのか。それを確かめることに意味はない。生きている限り。あたくしはあたくしの、矜持を守ってみせる」
それは彼女の問題だった。不安も絶望も、彼女のものだ。誰にも渡すつもりはなかった。そしてその自尊心が、崩れかけた彼女という存在をふるいたたせていた。

どちらかというと作者&レーベル読みした1冊。図書館で予約しましたが、意外と回ってくるの早かったな……。

湖のほとりにある古城ホテル、マルグリット。そのホテルの次期女主人(メトリーゼ)になるために集められた4人の少女たち。
魔山を追放された魔女、ピィ、罷免された美貌の軍人、ジゼット、人に言えない稼業から足を洗い普通の少女になりたいと願うフェノン、そうして亡国の王女、リ・ルゥ。
帰る場所のない少女たち。この4人の中で、女主人になれるのは一人だけ。いったい誰が、マルグリットの女主人になるのか……??

と言ったようなお話です。

まだまだ最初の1冊だから、わからないこととか、様子見のところもあるけど、なかなか続きの気になる1冊でした。ちょっと薄いなあと思う部分もあるけど、面白かった!
境遇も性格も何もかも違う4人の少女たちが、ある事件をきっかけにお互いに協力し合い、頑張る姿が良いです。女の子が頑張る話って結構好きなんですよね。

キャラクターはどの子も個性的で、何というか世間知らずだったりして、失敗も多くて、だからこそ立ち向かえる冒険もあるのでしょうが、とにかくどの子も魅力的。私が気になるのはジゼットかなあ……。リ・ルゥも良いけど。

お話的にはすごく王道な感じの話なのですが、キャラが良いので、今後に期待。
このマルグリットには人間以外のお客様も来たりするので、次はどんなお客様を迎えるお話になるのか気になります。

それにしても、古城ホテルって良いですねえ。それだけでもそそられてしまいます。

少女たちの成長物語っぽいので、そういうのが好きな方は是非。児童レーベルですが、もっと上の年齢層の方も楽しめるお話だと思います。

でも、本当に男っ気のない話でした(だからと言って百合っぽいわけでもないけど)ジゼットの同僚のエランとかもう一回出てきてくれたりしないだろうか。
とにかく、来月にはちょうど続刊も出るようなので、また読んでいきたいと思います。

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