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2019-08

幻想古書店で珈琲を 青薔薇の庭園へ/蒼月海里 著






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(2017年読書感想18冊目)


アウトプットばかりしていたので、なにかインプットしたいと思い、積読本を崩すことをしている一環で読みました。気軽に読めるシリーズで、表紙が美しくて、お気に入りです。
今回もさらりと読めましたが、一巻目に比べるとキャラに愛着やなじみが出てきたからか、面白く読めました。
出てくる本も可愛らしい童話系の有名どころでまとめてあり、ファンタジックな作風と相まって全体的にメルヘンチックな一冊になっている印象です。
亜門のほか、コバルトに焦点を当てた一冊で、コバルトの正体は判らずじまいでしたが、あのかたかなー、という印象は抱いて終わりました。
読書とは、珈琲とは、それぞれの楽しみ方、向き合い方があるのだなと、読んでいて思いました。
お気に入りは二話目かな。
欲をいえば一冊一冊の本をもっと丁寧にモチーフとしていれてほしいのですが、この軽さが読みやすくてちょうどいいのかも、なんて思います。
しかしコバルトの本の読み方は面白いなあと思いました。読書に正解と科はなくて、これくらい自由で独創的でもいいのかもしれないと思います。
キャラに愛着が出てしまって、色々気になるからまた読むのだろうなと思います。


この本の概要


著者 蒼月海里
本(作者)の国籍 日本
訳者
イラスト 六七質 
出版社  角川春樹事務所
レーベル ハルキ文庫 
ジャンル キャラクター文芸
ページ数 222P
フォーマット 紙本
ノンシリーズかシリーズものか? シリーズ2冊目
なぜこの本を読んだか。積読消化
本の入手方法 書店にて購入

   

収録作品
第一話 司、亜門との関係に悩む
第二話 ツカサ・イン・ワンダーガーデン
第三話 司、亜門と将来を考える

受賞・ノミネート情報など

不明

内容



本や人との「縁」を失くした者の前にだけ現れるという不思議な古書店『止まり木』
自らを魔法使いだと名乗る店主・亜門に誘われ、名取司はひょんなことからその古書店で働くことになった。
ある日、司が店番をしていると亜門の友人コバルトがやって来た。
司の力を借りたいと、強引に「お茶会」が開催されるコバルトの庭園へと連れて行かれてしまう――
(「第二話 ツカサ・イン・ワンダーガーデン」より)。
本と人で紡がれた、心がホッとする物語。待望のシリーズ第二弾。

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幻想古書店で珈琲を/蒼月海里 著




ーーーーーーーーーーーーーーー

幻想古書店で珈琲じゃなくて紅茶を飲んだらば

うちの地元の本屋さんが推してる作家に蒼月海里さんという人がいるのですが、本屋さんが推してるからか、よくサイン本がおかれています。
セレンシアはサイン本というものに目がないのです。
作家が自分の本のためだけに書いてくださったサインは、自分と作者を繋ぐ絆のようなものを感じます。
蒼月さん、代表作は幽落町おばけ駄菓子屋
とかだと思うのですが、読んだことはありません。((
蒼月さんは、たぶん青色がとても好きなんじゃないかなあと思う。
題材も海とか、登場人物もコバルトとか、とにかく青が多い。
今回手に取ったのは、「幻想古書店で珈琲を」
という本です。




正直この本を読んだとき、紅茶を飲んでいました。
珈琲喫茶を題材にした本はよく見かけるけれど(タレーランの事件簿とか)
紅茶屋を題材にした本ももっと増えればいいのにと思います。
あと蒼月さんの本は登場人物がBLくさいと私の中で評判なのですが、この本も例にもれず、司君と亜門さんがそれっぽいです。
でも司君のキャラがいまいちというか、
地の文章と会話文で一人称違うとか、
キャラ的にいったらわたしは蒼月さんのだったら「深海カフェ」の
深海さんとリンちゃんの方が好きです。

蒼月さんの本って、さらりと読めてほっこりできて豆知識が備わる的な本で、
正直それ以上ではないのだけれど、
読後、それでも読んでよかったなと思えるものがあるのが最大の魅力だと思います。
主人公の司君みたいな本が蒼月さんの本です。だと思っています。

作中に取り上げられている本は
ケストナーの「飛ぶ教室」
ホフマンの「砂男」
ルルーの「オペラ座の怪人」なんだけれど
飛ぶ教室の所で、
そういえばわたしが昔「飛ぶ教室」読んだときに、
なんでみんなカタカナのドイツの名前なのに
出てくる先生(正義さん)だけ日本人(まさよしさん)何だろうって思ってた記憶がありました。
正しくは正義さん(せいぎさん)ですけれど。
指輪読んだ時でも、アラゴルンのことだけは日本人だと思ってました(馳夫さん)
翻訳小説ならではの味かなあと今だったらば思います。

蒼月さんの本はアートワーク(表紙イラスト)が大好きで、そのためだけに本をお迎えするの余裕でした。
表紙も、イラストも、ほんの形や大きさ。
内容じゃなくて、本という媒体その物も愛しているんだなって、
強くそう思います。

亜門の正体はお察しなんだけれど、それを知った後の司君の行動がよいので
読後感のいい本です。


本が好きな方、
珈琲が好きな方、
キャラクター文芸が好きな方
には特におすすめです。


この本の概要


内容(「BOOK」データベースより)

大学を卒業して入社した会社がすぐに倒産し、無職となってしまった名取司が、どこからともなく漂う珈琲の香りに誘われ、古書店『止まり木』に迷い込む。そこには、自らを魔法使いだと名乗る店主・亜門がいた。この魔法使いによると、『止まり木』は、本や人との「縁」を失くした者の前にだけ現れる不思議な古書店らしい。ひょんなことからこの古書店で働くことになった司だが、ある日、亜門の本当の正体を知ることになる。切なくも、ちょっぴり愉快な、本と人で紡がれた心がホッとする物語。



著者 蒼月海里
本(作者)の国籍 日本
訳者 
イラスト 
出版社 角川春樹事務所
レーベル ハルキ文庫
ジャンル キャラクター文芸
ページ数 223ページ
フォーマット 紙本
ノンシリーズかシリーズものか? シリーズ一冊

受賞・ノミネート情報など
不明



ほうらいの海翡翠 西原無量のレリック・ファイル(桑原水菜)

ほうらいの海翡翠  西原無量のレリック・ファイル
ほうらいの海翡翠 西原無量のレリック・ファイル
  • 発売元: 角川書店(角川グループパブリッシング)
  • 発売日: 2011/12/23



(2012年感想107冊目)


桑原水菜 著  睦月ムンク 表紙絵
おすすめ度★★★☆☆(3・5くらい。最近の桑原さんらしさの詰まった一冊。)


「“大切なものが土の中で待ってる”んじゃないのか?」(p145)


思い入れのある作家の一人、桑原水菜さんの作品です。
桑原作品を読むのはシュバルツヘルツ以来となります。
読んだ感想は一言で言うと、「最近の桑原さんらしさが詰まっている1冊」と言ったところでしょうか。
遺跡発掘という題材の選び方から、話の運び方、登場人物の関係性まで、「炎の蜃気楼」のような濃厚なものではないかもしれないけれど、最近の桑原さんらしい書き方をしていて、悪くはないと思いました。なんというか、「シュバルツヘルツ」が好きだった人向けの作品かなあと思いました。きっと桑原さんは、今はこういうお話が書きたいのでしょうね。読んでいて、昔はすごく好きな作家さんだっただけに、すごく懐かしい気持ちがありました。
今はもう昔のような情熱をもって読むことができない作家さんかなあとは(悲しいけれど)思ってしまうのですが、それでも折りに触れて手にとってしまう作家さんなんだろうなあとは思います。

遺跡発掘とか、鉱石のこととかはいまいちわからないのですが、桑原さんらしい勢いのある話運びに圧倒されて、読み進めることができました。
これは無量と忍の、友情物語なのだなあと思います。でも私は、自分でも意外なことに萌絵が好きですね。桑原さんの書く元気で強い女子、嫌いじゃないのです。

お話としても、サスペンス的な要素があって、新しいかなあと思いました。人は死ぬけど、ミステリではないよね。でも一般書として出るような話かなあという気もします。やっぱり、桑原さんはラノベレーベルで活躍して欲しい作家ですね。

ちなみにタイトルにもなってる主人公の名前は、サイバラムリョウと読みます。ずっとにしはらだと思っていました。
続編のありそうな終わり方をしていましたが、とりあえず無量と萌絵の関係は、現状維持が一番好きです。
うーん、楽しめたけれど、なんというかいろいろあっさりな感じの作品でした。


ワーキング・ホリデー(坂木司)

ワーキング・ホリデー
ワーキング・ホリデー
  • 発売元: 文藝春秋
  • 価格: ¥ 1,550
  • 発売日: 2007/06


(2012年感想55冊目)

坂木司 著
おすすめ度★★★★★(自信をもっておすすめの1冊です)

突然だけど、初対面の子供に親だって言われたら、あんたはどうする?

目の前に子供が立っている。どう見ても小学生で、ついでに男。さらに言わせてもらうとここはホストクラブで、俺はその仕事中。(p8)




覆面作家、坂木司さんの得意とする、お仕事系日常もの。坂木さんはミステリ作家なので、これもミステリかな? と思ったらミステリ要素はあまり(ほとんど?)なかったです。そこはちょっと残念かな。


あらすじは、ホスト業をしている主人公、沖田大和のところに、息子だと名乗る小学生、神保進がやってくる。
進は夏休みの間だけ、大和の家に住むという。
そうして、仕事で不祥事を起こした大和は、宅急便ドライバーとして働くことに。どうなる大和の夏休み!?

というようなお話。

これはおもしろかったです! 温かくて、ほんわかして、少し泣ける。まさしく坂木さんが得意としているような、安心の1冊ですね。読みやすいので、一日もあれば読めてしまいますし。
なにより、大和と進君の二人のやり取りはもちろんだけど、二人を取り巻く環境も素晴らしい。オカマのホストオーナー、ジャスミン。王道ホストの雪夜。上客のナナ。宅急便会社で働く同僚たち。
こんな人たちに囲まれて仕事したいなあと、坂木さんの作品を読むといつも思います。


それに、この本を読むと宅急便業に関する見方も変わってくること間違いなし。宅急便屋さんに、感謝したくなってしまいます。

また、進君が本当によくできた息子なのも涙を誘います。
次回作ももう出ていて、その舞台は冬休み。この一家に何か進展があるのかなあ、などと、とても楽しみです。
そのまま2時間ドラマにもなりそうな、完成度の高い一冊です。

本当に誰にでもおすすめできる、そんな1冊です。
興味のある方は、ぜひ手に取ってみてくださいね。

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KAGEROU

KAGEROU
KAGEROU
  • 発売元: ポプラ社
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2010/12/15

齋藤智裕 著
お勧め度★★★☆☆(興味のある人はどうぞ。思った以上に悪くはなかったです)

耳を澄まし、ジッと心臓の音に聞き入るキョウヤの目からひとすじの涙がこぼれた。アカネが不思議そうに首を傾げた。
「先生……どうして泣いてるの?」

いまさら言うまでもない話題の本ですね。こういう本やベストセラーはめったに読まないのですが、母が知り合いから借りてきたのを機に読んでみました。
amazonをはじめいろいろなところでぼろくそに言われているようですが、私はそう言ったレビューは一切読んでいません……。

そんな中読んだ率直な感想は、「思った以上に悪くなかった」です。
正直、文字は大きいし、ページもそんなに厚くありません。
本の体裁でいえばそこらへんの児童書とかヤングアダルトの本と変わらないと思います。

内容も、まさにヤングアダルトっぽい軽さでさくっと読めます。

経済的な理由を苦に思い自殺しようとしていた40歳のヤスオは、まさにその瞬間、一人の男に自殺を止められる。
キョウヤと名乗った男は「自殺するなら、その体を提供しませんか? もちろんタダではありません」
その言葉に、ヤスオはうなずいて……。

という話です。

話の題材はなかなか面白いと思います。
ちょっと設定がファンタジーな突拍子もないところもありますが、まあまあ許せるところだと私は思いました。
ヤスオはちょっと40歳にしては軽すぎるという印象もありますが、実際私の知り合いの40歳もあんな感じだしなー、と思うと何とも……。

正直、あと何冊か書き込んでいけばいいものができるのではないかと思います。
文章に~のように、という文章が多用される印象もありますが、たとえ方がなかなか面白い印象でした。現代ものならではですねー。普段ファンタジーばっかり読むので新鮮でした。

でも正直、買ってまで読みたいかというと微妙かな……。
でも話題性もあるし、そこまで悪い本ではないので、気になる人は手にとって見てもいいのではないかと思いました。

斎藤さんの今後の活動も含めて、私は期待したいと思っています。

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