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2019-11

風夢緋伝/名木田恵子 著


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(2017年読書感想13冊目)


名木田恵子さんといえば教科書で赤い実はじけたを読んだくらいで、その時深く印象に残ってはいたけれど、まさか買って読む日が来るとは思いませんでした。
この本も、あらすじを読むと和製トワイライト、一人の女性を巡って三角関係になるのもトワイライトと同じなのですが、読んだ感想はトワイライトとは全然ちがかったなという事です。個人的にはとても楽しく読めました。
何というか和の要素のスパイスがとてもよく作用してて、輪廻転生の和風の恋愛ものが好きな方なんかにはお勧めかなあと思います。
ただ何点か言いたいことがあるとしたら、
鬼神の花嫁みたいなニュアンスの立ち位置なのに、主人公のヒロインの年齢設定が14歳になる直前の13歳ってなんだか危険な香りがする……って思ったのと、ヒーロー役の稀人の良さがあまり伝わってこない……稀人より祷の方が断然いいと思うのですがっ、と思ってずっと読んでました。
ヒロインのお兄ちゃんポジで、ラスボス、最後は美味しいところを持っていく、とかいいと思うのですが、私の好みがバレ過ぎる萌えだと思います。
お話もスピード感があってとっても面白かったです。
しかし、結局トンペイ君や片野先生は何の末裔だったのかとか、親友のあおいちゃんはどうなるんだrとか、真夜ちゃんもその後気になるとか、細かいところが結構回収されずに終わってて、少し気になりました。残念。
主人公とヒーローが甘いのは、もう本当に甘いのですが、ときめき要素よりはそれとはまた別種のドキドキ感が勝りました。どういう風になるのだろう、というような。
さらりと読めるのに不思議な余韻のある作品で、読んででよかったなあと思いました。
さらりと和風要素のロマンスが読みたい方はぜひ。
しかし美貌の鬼と書かれた稀人よりも、文章からは祷の方が美少年感が伝わってきました。そういう所はちょっと残念かも。

この本の概要


著者 名木田 恵子
本(作者)の国籍 日本
訳者 
イラスト 友風子
出版社  ポプラ社
レーベル TEENS’ ENTERTAINMENT
ジャンル ロマンス
ページ数 237ページ
フォーマット 紙本
ノンシリーズかシリーズものか? ノンシリーズ
なぜこの本を読んだか。急に読みたくなって。
本の入手方法 ネット書店にて購入。

   

収録作品



受賞・ノミネート情報など

不明

内容

14歳の誕生日を目前にひかえたある夜、千風のまえにあらわれた、美しい鬼の少年。彼のことを知っていることは感じるのに、何も思い出せない……。心のざわめきとともに、すこしずつ千風のなかでめざめていく、大きな力。それは300年前の千風のもつ、切ない記憶と結びついていた――。
ロマンスの名手・名木田恵子が放つ、巡りゆく魂と愛の物語!


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白い虎の月 タイガーズ・カース・シリーズ#1(コリーン・ハウック)




(2014年読書感想22冊目)


コリーン・ハウック 著 松山美保 訳
おすすめ度★★★★☆(じれったかったけど面白かった。次も読む!)


「ケルシー」
「なあに?」
小声でこたえた。
「口づけを……ゆるしてもらえるかい?」(p267)



「その娘、パラノーマルにつき」を購入したときに、やたら出版社が推してるなと思った作品で興味はあったのですが、地元の図書館だと予約待ちが多くて、「面白いのかなー?」と思い、別の図書館で取り寄せて読書しました。
ハードカバーで、約580ページのなかなかの読み応えでした。やっと読み終えた!

高校を卒業したばかりのケルシーは、夏休みにサーカスでバイトをすることに。
そこで出会った白い虎、ディレン(レン)に親しみを感じ……。
彼を故郷インドに送り届ける道中で、ディレンが呪いをかけられた、300年前の正真正銘のインドの王子様だと知って、ケルシーは呪いを解く手伝いをすることになるが……。

というお話かな。

やっぱりヴィレッジブックスの出すパラノーマルもの(?)のロマンスはいいですね! 今回はもふもふの虎の王子様! ときめきます。
でも正直私はディレンよりキーシャン派です。確かにレンに恋しない女の子はいないでしょうが。そんなレンもいいけど、キーシャンのほうが何倍もいいと思うのですが……、どうなんだろう。次回作ではキーシャンが沢山出てきてくれそうなので楽しみ!

舞台がインドというのも、昔インドを専攻していた私には嬉しかったです。インドの風土ってやっぱり好きです。
物語はファンタジーっていうよりロマンスでアドヴェンチャー。見たことないですがインディ・ジョーンズって感じの印象です。
ロマンス部分は甘いですがじれったく、すれ違いなどもあり……。
でも、ケルシーの気持ちはわかります。だから、ケルシーの決断は大いにありだと思いました。
何よりボリュームもあり面白く、最後は次作への引きを感じさせて、次も読みますって感じです!
300年前の人物たちの話ももっと聞きたかったなあとか、最初カダムさんの事絶対悪い奴だと思ってたごめんなさい、とか色々読んでいてありましたが、異国情緒たっぷりのロマンスは、YA世代から大人向きという感じで、幅広く楽しめるのではないかと思います。
面白かったです。

その娘、パラノーマルにつき(キアステン・ホワイト)

その娘、パラノーマルにつき (ヴィレッジブックス)
その娘、パラノーマルにつき (ヴィレッジブックス)
  • 発売元: ヴィレッジブックス
  • 発売日: 2013/06/20




(2014年読書感想3冊目)

原題 Paranormalcy
キアステン・ホワイト 著 中村浩美 訳 楠本弘樹 表紙絵

おすすめ度★★★★☆ (読み始めると一気読み。続きも読みたい!)


「違う。エヴィをここから出したいんだ。こんな生活をしてちゃだめだ。きみにはもっといろんなものが与えられていい。ロッカーとか」(p214)


Twitterのおすすめユーザーに一時期やたらと表示されていたキアステン・ホワイトの本が翻訳されると聞いたので、買って読んでみました。
Twitterでの発言も個人的に好感度高かったし、親日家みたいだし。パラノーマルものは大好きだし。
その割に読むのが時間かかってきました。放置期間長すぎたな……。
でも、読んだらほぼ一気読みで、とても面白かったです。ロマンス・ファンタジーってやっぱりいいな。

IPAC【国際パラノーマル抑止機関】で働く16歳の少女エヴィは、パラノーマルの本当の姿が見えるという特殊能力の持ち主だ。しかし、学園ドラマが好きで、自身も学校に通う普通の生活がしたいと願う普通の女の子でもある。
ある日、IPACのセンターに、謎のパラノーマルの少年、レンドが侵入する。
頃合いを同じくして、パラノーマルが次々と殺される事件が発生し……??

物語は約460ページとちょっと長いですが、おもしろくて一気に読めました。ちょっと毒を含むピリリと辛いエヴィの視点での語り口はおもしろいし、その中にも普通の少女らしさには共感もできます。
ロマンス要素は、手をつないだのキスしたので一喜一憂する感じで薄味ですが、それがまたかわいくて、微笑ましいです。
ヒーロー役のレンドはすごくいいやつだけど、ちょっと頼りないかな。私はエヴィの同僚で、狂言回し的な役を担うフェアリーのレスがすごく好き! もともと妖精好きなのですが、レスはかなり妖精妖精してると思います。向こうの人が書くフェアリーってなんでこう胡散臭いというか、頭がおかしいというか、とにかくなんて素敵なんだろう。
結局レスはシーリーのフェアリーで、エヴィの出生にも一役買ってるってことでOKなのかな?

このシリーズ、三部作で向こうでドラマだか映画だかの企画が進行中。
どうやらこの後エヴィが学校に通ったり、妖精の宮廷の女王と対峙したりする展開が待ってるようで、すごく続き読みたいのですが、続刊が出ないので、もう翻訳打ち切りなのかな……。すごく残念です。
パラノーマル(人外生物)をこんなにも活き活きと描いている小説は久しぶりでした。
キャラクターも面白く(何よりレスが好き!)続刊を熱望したいシリーズであります。
色々な面白いパラノーマルが出てくるので、パラノーマルものが好きな方にはおすすめの一冊です。

嘆きの女神の秘密(下) 妖精王女メリー・ジェントリー2(ローレル・K・ハミルトン)



(2013年読書感想70冊目)

原題 A Caress of Twilight
ローレル・K・ハミルトン 著 阿尾正子 訳 
おすすめ度★★★★☆(久しぶりに読んだけどやっぱりこのシリーズはおもしろい!)


「わたしがあなたを守るわ、フロスト」
「そんなことできるわけはない」
「あなたを、あなたたち全員を守ると約束する」(p175)



パラノーマル・ロマンス「メリー・ジェントリー」シリーズの2作目の下巻。
シーリーコートの王タラニスの重大な秘密を知ったメレディス(メリー)
そのタラニスが、クリスマス前に、メリーを執拗にクリスマスパーティーに誘ってきて……。

下巻の話はまあこんな感じです。

一年以上ぶりに読んだけど、このシリーズはやっぱり面白い! 読み始めたら止まらなくなってしまう不思議な魅力があります。それもこれも、きっとキャラクターが魅力的なんだなあとおもいます。
途中まで読んでて、ゲイレンとニッカが空気すぎると思ってましたが、二人にも活躍の場があってよかったです。
この巻は近衛兵たちみんなが等しく活躍していて楽しかった。キャラクターが魅力的な小説は、読んでてやっぱり楽しいです。

しかし、この物語はやっぱりメリーが一番魅力的!
オンディーアイス女王のもとに帰りたくないと心底思う近衛兵たちを、守られる立場でありながら逆に守ると約束したメリーが男前すぎて……! 一気にメリーがそれまで以上に好きになりました。
この巻も、シーの祝福を受けたキットーなど、見所は多かったですが、一番の名シーンはここだと思います。

強敵ネームレストの戦いを経て、かつての力や新しい力を手に入れたメリーたち。
新しい近衛兵が来ることも示唆されて、こんなところで終わったら生殺し! 次も絶対読みたい! と思っていたら、残念なことに邦訳はここで打ち止めです。
でもあまりにも続きが気になるので、三巻目の原書を買ってしまいました。
どうも本編自体刊行が止まってるようですが、続きもゆっくりと読んでいきたいと思います。
本当、お気に入りのシリーズです。

嘆きの女神の秘密(上) 妖精王女メリー・ジェントリー2(ローレル・K・ハミルトン)



(2012年感想94冊目)

原題 A Caress of Twilight
ローレル・K・ハミルトン 著 阿尾正子 訳
おすすめ度★★★☆☆(3・5くらい。面白かったけどちょっとあっさり? 後編に期待です。)


数年の異郷生活のあと、わたしはやっとのことで少しだけ故郷を取り戻した。故郷は昔とほとんど変わらない。美しく、エロティックで、そしてきわめて危険だ。(p27)


パラノーマル・ロマンス、「メリー・ジェントリー」シリーズの第二作目の前編。
100年前にシーリー・コートを追放されたハリウッド女優、メーヴ・リードがメリーに接触を図ってきた。そしてアンシーリー・コートからは、とんでもない敵が逃げ出してしまったようで……!?

というようなお話です。

いやー、やっぱりこのシリーズは面白いです。読みだしたら止まらない変な中毒性のようなものがある。
女王の闇と呼ばれ、メリーの右腕的存在であるドール、メリーを心から愛しているフロスト、メリーをいつでも楽しませるリース、純粋なゲイレンに気弱なニッカ。それにゴブリンのキットー。
綺羅星の如きヒーロー候補に囲まれて暮らすメリーの暮らしも、なかなか大変な様子が忍ばれます。
それにしても、メリーとフロストのあいだに一体何があったんだろう。これはふたりの関係が変わりすぎていてびっくりしました。
リースは相変わらずで、そもそもこのお話はリースにかなりのページがさかれているので、リース好きには嬉しいです。あと、ゲイレンの裸エプロンはなんというか衝撃でした。
と、いろいろな見所や笑いどころはあったり、感動さえできるところもあるのですが、物語の本筋や敵が見えてくるのはこの本の最後の方なので、なんとも勢いというか展開の面白みに欠ける印象があります。
とはいえ、相変わらず美形なんだか不気味なんだかわからないヒーローたちとメリーの関係は楽しく読み応えがあり、ベッドシーンが一巻に比べると格段に減ってその代わり近衛兵ひとりひとりとメリーの心理的な結びつきにスポットが当てられ、一巻とはまた違った読み応えがありました。
下巻を読むのが楽しみな1冊です。いつか作者の別シリーズも読んでみたいなあ。

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