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2019-08

新装版 ロードス島戦記 3 火竜山の魔竜(上)



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(2017年読書感想30冊目)


やはりロードス島戦記は面白い。
改めて読んで、その想いを深くした一冊でした。
この巻は、20年くらい前に放送されたアニメの原作にあたる巻。懐かしいですね。アニメ、何回見たかわかりません。
久しぶりん原作を読み返すと、様々な思い出と共に、情景がばぁっとあふれるように、甦ります。
ああ、ロードス島戦記は、間違いなく私のファンタジーの原風景、アルカディアの一つだなぁと思います。
この、読ませる力は何だろうか、と考えます。そしてそれはきっと、難しく複雑な事を、平易な言葉で表現する、作者の筆力にもあるのだろうなと思いました。プロの作家でも、誰にだってできる事じゃありません。本当にすごいことだと思います。
物語の中では、2巻から3年の月日が流れ、よい意味で登場人物たちも変化、成長しています。
魅力的な女傭兵シーリスの登場で、嫉妬の気持ちを抱くディード。
名声を買われ、王にならないかと誘われるパーン。実際に王になったエト。
そうして、華麗なるアシュラムの再登場。
ロードス島戦記は日本の王道の異世界ファンタジーですが、その本の内容は、まさしく王の道を描くものではないのかな、と読んでいて感じます。
人の上に立つと言こと、国を治めるということ。
現実世界では関係なさそうなこれらの出来事でありながら、この本には現実世界にも大事だと思われるような言葉が沢山ちりばめられています。そうして、そういう物事こそが、ファンタジーの物語としての役割ではないかと、私はそう思います。
一気に読みました。下巻も楽しみです。



この本の概要


著者 水野良
本(作者)の国籍 日本
訳者 
イラスト 出渕裕
出版社 KADOKAWA
レーベル 角川スニーカー文庫
ジャンル ハイ・ファンタジー
ページ数 262P
フォーマット 紙本
ノンシリーズかシリーズものか? シリーズ3作目の上巻。
なぜこの本を読んだか。このシリーズが好きだから。
本の入手方法 電子書籍版を購入

   

収録作品




内容
皇帝ベルド亡きあと、かつての勢いを失ったマーモ帝国。その騎士アシュラムが、絶対的権力を与えるという太守の秘宝「支配の王錫」を求めて旅を始めた。パーンはその野望を阻止すべく後を追うようにディードリットやスレインたちと冒険に出る。しかしその秘宝はロードス各地に棲む5匹の古竜のいずれかが守っているらしい。硬く巨大な体躯を持ち、強力な魔術をも駆使する伝説の古竜にパーンは立ち向かうが!?

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青の王/廣嶋玲子 著



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(2017年読書感想27冊目)

あらすじがドストライクだから買いました。今年四月に横浜で開催されたHALコンでもお見かけしたけれど、まさかこんなに面白いとは。もっと早く読んでいればよかったです。
逃亡奴隷の少年、美しく謎めいた記憶喪失の少女、子供たちを助ける、翼船に乗る女稲妻狩人。幸いの虫アッハーム。
こうやって、書いているだけでドキドキワクワクできる、そんなイメージの奔流が物語に溢れ、この物語を愛おしいものにしています。橋さんの挿絵も素晴らしい。本当に、この方の察し絵もそれだけで魔法の様だ。
様々な出会いから成り立つ物語がファンタジーの醍醐味だと私は考えているのですが、だとしたらこの本はなんと魅力的なファンタジー物語であることでしょうか。
圧倒的な色彩と展開の波が気持ち良いです。登場人物が良くも悪くも凄くジブリ的な印象。陰謀と冒険に満ち溢れながらも、王道で、安心して読めるのにハラハラする物語展開には何度も手に汗握りました。本当に巧いです。
ジブリがお好きな方ならお好きなはず。間違いなくお勧めです。
そういいつつ、私はあまりジブリを知らないのですが、そんな私でもとても面白く読めるあたり、総てのファンタジーファンに捧げる素晴らしい一冊と言えるでしょう。
とにかく面白い。日本のファンタジーの土壌は、熱く厚くなってきている。
そんなことを確信させられた一冊でした。



この本の概要


著者 廣嶋玲子
本(作者)の国籍 日本
訳者 
イラスト 橋賢亀
出版社  東京創元社
レーベル
ジャンル 異世界ファンタジー
ページ数 318P
フォーマット 紙本
ノンシリーズかシリーズものか? 単巻
なぜこの本を読んだか。あらすじが超絶的に好みだったから。
本の入手方法 書店にて購入

   

収録作品




内容

砂漠に咲く奇跡の都ナルマーン。王宮の上空では翼をもつ魔族が飛び交い、豊かな水をたたえた池の中には魚や竜の姿をした魔族が泳ぐ。ナルマーンの王は神に選ばれ、魔族を操る力を授けられたのだ…。そんなナルマーンに住む孤児の少年ハルーンが出会ったのは、不思議な塔に閉じ込められたひとりの少女だった。ハルーンは、自分の名前も知らないというその謎めいた少女を助けて塔を脱出する。だが彼らのあとを、魔族が、そしてナルマーン軍が追いかけてきたのだ!

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新装版 ロードス島戦記 2 炎の魔神/水野良 著



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(2017年読書感想8冊目)


実際本編では思い切り怒りに怒っていたディードですが、表紙のディードがとてもかわいいです。
ロードス島の二巻目、炎の魔神です。
ロードス島はずっと昔に読んだ記憶があるのですが、昔過ぎてきれいさっぱり忘れていました。
この巻は砂漠の国フレイムで、過去の盟約によって対立する風の部族と炎の部族の対立と争いを描いた話で、エルフ娘のディードリットの話で、パーンも少し成長したかなあというようなお話です。
昔読んだときというか、最近まで、パーンは熱血過ぎるイメージがあったのですが、今ではそのまっすぐさが好ましく思います。
パーンのまっすぐさが、運命とかではなくて、人を惹きつける一番の魅力なんだと思います。悩んで前進していく姿、好きです。
ディードは今読むとパーンのこと好きすぎてかわいいです。
ナルディア様も高潔で、その生き様は悲しいくらいなのですが、でも美しいですね。
そして私はカシュ―陛下が大好きなのですが、やはこの二巻はカシュ―陛下の言葉が、王としての言葉の一つ一つが胸を打ちます。
シュードとかマーシュとかデ二とか、傭兵三人組も、この巻のいいアクセントになっていますね。
ロードス島戦記はD&Dのリプレイとして書かれたことで有名ですが、TRPG者のわたしとしては、このシーンは実際にTRPGで遊んでこういう結果が出たんだろうなとか、そういう想像ができるのも楽しいところです。

ロードス島といえば日本のファンタジーの、今となっては古典に数えられるのでしょうが、この二巻目は、ファンタジーとリアルのバランスが絶妙で、冒険という現実と魔法という幻想がうまく奏で合っていて、思わず惹きこまれます。
ファンタジーこそリアルを描いているといつも思うのですが、この話もそんなことを想わさせます。
アレクラスト大陸もやはりロードス島はいいなと思わせる、そんなお話です。

あと読んでる最中、カセットテープ時代の声優さんの声でセリフの再生がナチュラルに余裕でできてしまいました。
あのカセットテープ版のキャスト、名キャストだと思います。



この本の概要


著者 水野良
本(作者)の国籍 日本
訳者 
イラスト 出渕裕
出版社 KADOKAWA
レーベル 角川スニーカー文庫
ジャンル ハイ・ファンタジー
ページ数 342ページ
フォーマット 電子書籍
ノンシリーズかシリーズものか? シリーズ2作目
なぜこの本を読んだか。急に読みたくなって
本の入手方法 キンドル版を購入

   

収録作品



受賞・ノミネート情報など

不明

内容

英雄戦争から2年。その傷は癒えるどころかロードス各地の内戦はさらに混迷を深めていた。カーラの行方を求めて旅を続けるパーンとディードリットは、強力な魔法を操る魔術師の噂を聞き、砂漠の国フレイムを訪れる。そこではふたつの部族が対立し、フレイム王カシューを悩ませていた。パーンは助力を買って出るが、彼の前に恐るべき力を持つ魔神が立ちはだかり!?新たな仲間と共にパーンは苦難の戦いに挑む!

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影王の都/ 羽角曜 著




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(2016年読書感想33冊目)



この本の概要


著者 羽角曜
本(作者)の国籍 日本
訳者 
イラスト 結布
出版社 東京創元社
レーベル 東京創元文庫(灰色ラベル)
ジャンル 異世界ファンタジー
ページ数 380ページ
フォーマット 紙本
ノンシリーズかシリーズものか? ノン・シリーズ(一冊で読める)
なぜこの本を読んだか。題名やあらすじにひかれて
本の入手方法 書店で購入

   
おすすめ度

感動 ★★★
面白い★★★★
人に勧めたい ★★
驚き ★★★★
学んだ ★★★

この本を評価するなら 80点くらい。粗削りな部分も多いながら、ひきこまれて読むことができました。

収録作品

影王の都

受賞・ノミネート情報など
第一回創元ファンタジイ新人賞選考委員特別賞受賞作


本のあらすじ(「BOOK」データベースより)


第一回創元ファンタジイ新人賞選考委員特別賞受賞作

両親が相次いでなくなり、兄も夢を追って家を出て行った。ひとり残された少女リアノのもとにやってきたのは、口をきく髑髏。図々しいことにそいつは砂漠に連れて行って欲しいと求めた。だが、砂漠で待っていたのは〈影王〉が統べる呪われた都。神の怒りにふれ、永遠に砂漠を彷徨う運命となったという伝説の都だった。ねじれた運命の糸に絡め取られるリアノ。〈影王〉とは何者なのか。第一回創元ファンタジイ新人賞審査員特別賞受賞作。選評=井辻朱美・乾石智子・三村美衣

この本の感想
まず、題名と表紙に惹かれて手に取りました。そして読んでいくにつれ、非常に抒情的で絢爛那、ファンタジーらしいダークさのある物語だと感じました。どこに連れてってくれるんだろうというわくわく感のあるファンタジーというか、読み進める手が止まりませんでした。
一部でどうなのかと言われている物語の根幹のギミックは、確かにちょっと突拍子のなさを感じますが、私はありかなと思います。
ずっとどこか鬱々とした物語展開が続きますが、最後は希望のある余韻の終わり方で締まるのも、好印象でした。
全体的にファンタジー小説らしいファンタジー小説だと感じます。
ただ男色ネタがちょっと多いです。苦手な方は注意かな。


心に響いたシーンなど

リアノと髑髏の会話は軽快でユーモアがあって面白く印象に残ります。
あとはガレルーンのパートとか。

主な登場人物
リアノ 16歳の少女
髑髏 リアノのもとにやってきた髑髏
ガレルーン リアノの兄

こんな本が好きな方におすすめの本です。

ちょっとダークなファンタジー小説が読みたい方に。

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風塵乱舞 アルスラーン戦記6/田中芳樹 著




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(2016年読書感想29冊目)



この本の概要


著者 田中芳樹
本(作者)の国籍 日本
訳者 
イラスト 山田章博
出版社 光文社
レーベル 光文社文庫
ジャンル ハイ・ファンタジー
ページ数 237ページ
フォーマット 紙本
ノンシリーズかシリーズものか? シリーズ6冊目。
なぜこの本を読んだか。このシリーズが好きだから。
本の入手方法 書店にて購入。

   
おすすめ度

感動 ★★
面白い★★★★
人に勧めたい ★★★★
驚き ★★★★
学んだ ★★★

この本を評価するなら 84点くらい。今までとはちょっと違う風の吹く今作。ここにきて新鮮な気持ちで読め、面白かったです。

収録作品

風塵乱舞

受賞・ノミネート情報など
不明


本のあらすじ(「BOOK」データベースより)

城に帰還した父王アンドラゴラスの命により、事実上追放の身となったアルスラーン。五万の兵を集めるまでは帰れぬ運命となった。つき従うのは、ダリューン、ナルサスをはじめとしたわずか七人の側近のみ。一行はパルス随一の港町ギランへ―。そこで待ち受けていたのは、海上商人を脅かす海賊たちとの戦いだった。新たな冒険の始まりに胸躍るシリーズ第六弾!




この本の感想

表紙はキシュワートでしょうか、渋くて格好良く、表紙に見合うだけの活躍(というか気苦労)っぶりでした。
今回、追放されたアルスラーンは南の港町ギランに。少人数の側近のみをつれた港末での活劇は、読書している私にとっても、どこか清々しい物でした。
港町ギランにできた王太子府に、次々と集まろうとしている人々の思惑や、章タイトルにもなっている、列王に降り注ぐ災難も、予想がつかないものばかりで、本当にドキドキしながら読めました。田中さんは本当にうまいです。
また、ここに来てアルスラーンの才覚のきらりと光ること。
アルスラーンの出生の秘密はおそらく次巻に持ち越されて明かされるのでしょうが、どんな出生であれ、この才覚と人柄があれば素晴らしい王になるのだろうと想えて、読んでいてとても嬉しかったです。
ここにきてルシタニアの人(というかギスカール)が可哀想に思えてくるのは、ギスカール以上にラスボスの匂いのするアルスラーンの父王、アンドラゴラスの存在のためでしょうか。
登場人物のやり取りも本当に面白く、次でひとまず大区切り。
第一部完までは、少なくともアルスラーンたちを見届けたいという思いを強くした一冊でした。

心に響いたシーンなど

アルスラーンが王太子府でいろいろな裁定を下すシーンが印象的でした。


主な登場人物
アルスラーン パルス王太子
ナルサス アルスラーンの軍師
ダリューン アルスラーンの1の騎士
ギーヴ アルスラーンに味方する流浪の楽師
ヒルメス 銀仮面。アルスラーンの従兄で王位を狙う。
アンドラゴラス パルス国王。アルスラーンの父


こんな本が好きな方におすすめの本です

敗戦から始まるファンタジー小説が読みたい方に。
国内の代表的なファンタジー小説が読みたい方に。


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