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2019-12

深海カフェ 海底二万哩 3/蒼月海里 著


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(2017年読書感想25冊目)

蒼月さんの本は、疲れた時についつい手に取ってしまいます。私にとって癒しの空間に行くような様子なのかもしれません。蒼月さんの本で最初に出会ったのがこの深海カフェだから、やはり特別な思い入れがあります。前の2巻がとても印象的だったので、続きが出てくれたことがとてもうれしかったです。
今回のテーマは、「行動することの勇気」かなと思いました。
このシリーズのとても印象的なキャラクター、セバスチャンの秘密も明らかになります。なるほど、こんなことが、と感じてしまいました。
確かにそれをできてしまう深海の力は考えれば怖くて、それを想像してわかったうえでそれでも深海と一緒にいたいと思う倫太郎の決断は勇気以外の何物でもないと感じました。軽いだけではなく、その中にも考えさせられるところがあったりして、そういう所がお気に入りです。
私は前の巻から登場するシータが好きなのだけれど、シータが今回は深海にデレてくれます。少しだけですが。
和解するの早いな、とも思いましたが、もともとの感情を考えるとこれくらい早くていいのかも。
みんな仲良しで、今が良くて、ずっとこれからも仲良しでいてくれたらと思えて、正直この巻で終わってもいいくらいだったんだけれど、皆の活躍があともう少しみたいので続きがあると嬉しいです。
それと、定番の倫太郎の女顔ネタですが、これ読んでると倫太郎がどれだけの美少女顔なのかがとても気になります。
何となくこのシリーズは、深海が海、大空兄ちゃんが空、そうして彼らを繋ぐ倫太郎は陸なのかな、と感じました。
深海カフェのメニューは見た目が面白そうだから食べてみたいです。水族館の歴史なども興味深く読めました。私にとって、深海という未知の世界のお話だったけれど、今はこの本のおかげで、少しだけ近く感じられて、水族館と科もまた行ってみたいなと思える本で、そういう意味では、大切なシリーズなのだろうなあと思います。


この本の概要


著者 蒼月海里
本(作者)の国籍 日本
訳者 
イラスト 六七質
出版社  KADOKAWA
レーベル  角川文庫
ジャンル キャラクター文芸
ページ数 208P
フォーマット 紙本
ノンシリーズかシリーズものか? シリーズ3冊目
なぜこの本を読んだか。このシリーズが好きだから。
本の入手方法 書店にて購入(著者サイン本)

   

収録作品

受賞・ノミネート情報など

不明

内容

“心の海”に宝物を落としてしまった人は、このカフェの入口が見えるんだ

サンシャイン水族館のミズクラゲの回廊のそばにある扉を開くと、そこは“深海カフェ 海底二万哩”という不思議な空間。そっと入り込んだ僕、来栖倫太郎をいつものように深海(ふかみ)とその執事でメンダコのセバスチャンが歓迎してくれる。今日の客は、八景島シーパラダイスに繋がった入り口からやってきたと思われる女性、真帆。誰にでも意見を合わせ、自分では何も決められない彼女はなぜそうなってしまったのか、それを探りに深海たちは真帆と一緒に彼女の“心の海”に潜ってみる。(「クダクラゲシュークリームサワー」)。他に、誰かの宝物を呑み込んでしまったようだ、というデメニギスの相談を受ける(「デメニギスゼリーケーキ」)。うっかりセバスチャン共々、カフェ店内から“心の海”に落っこちてしまった倫太郎が出会ったのは?(「シーフードサンドイッチ」)。日本最古の水族館を調べて、葛西臨海水族園で出会ったのは、「幽落町」にでてくるアノ人だった!(ブレイクタイム アクアミュージアムヒストリー)

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幻想古書店で珈琲を―賢者たちの秘密/蒼月海里 著



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(2017年読書感想21冊目)

この本も三冊目になりました。
正直、最初読んだときは嫌いじゃないけれどまあ普通かな、くらいに想っていたのですが、このシリーズは巻を増すごとに、面白く、味わい深くなっていきますね。まるで本当に珈琲みたい。
今回は、「あしながおじさん」「素晴らしき新世界」「クリスマス・キャロル」の三つの先雨品を題材にした連作短編集で、新たな登場人物も増えて、にぎやかに、司君の世界も広がってきました。
亜門やコバルトの正体があの方たちなので、天使が出てきてもおかしくないな、とは思っていましたが、何でしょう、アゼリアさんがいい味出し過ぎてて、この人好き、ってなっています。
今回、本の中全体に、「幸せは、自分で引き寄せつかむもの」といったテーマを感じました。
司君も一巻のころに比べるとどんどん心に変化があって成長していて、読んでいる此方が嬉しくなります。
また、コバルトと三谷君が出会って会話するくだりは面白いなと感じました。聖書を改めて、物語としてたのしみたい気持ちになります。
全体的には、巻を重ねるごとに、テーマとして取り上げられてる本の取り上げ方が薄くなってるようにも想うのですが、それはこの本ならではのオリジナリティが出てきてるからかなと思うと、微笑ましくなってしまいます。
個人的に、私はどうやら登場人物に感情移入しながら読む、「登場人物を愛す型」の本の愛で方をするみたいで、この巻では亜門とコバルトの友人関係がたまらなくいいなあと思って読んでいました。アゼリアさんは実際にお会いしてみたいなと思うし、魅力的な登場人物が織成す心温まる物語展開が、本当にほっと一息珈琲を飲むような雰囲気で、たまらないです。亜門の背負う「リミット」も気になります。
あと、この本で紹介されている、「テ・エ・カフェ」早速作ってみたのですが、美味しかったです。
本がつなぐ人との縁は、事実素敵なもので、読んでる時、読んだ後、不思議な余韻が残る、そんな本です。好き。



この本の概要


著者 蒼月海里
本(作者)の国籍 日本
訳者 
イラスト 六七質 
出版社  角川春樹事務所
レーベル  ハルキ文庫
ジャンル キャラクター文芸
ページ数 230P
フォーマット 紙本
ノンシリーズかシリーズものか? シリーズ3冊目
なぜこの本を読んだか。このシリーズが好きだから。
本の入手方法 書店にて購入

   

収録作品

受賞・ノミネート情報など

不明

内容

本や人との「縁」を失くした者の前にだけ現れるという不思議な古書店『止まり木』で働く名取司。ある日、自らを魔法使いだと名乗る店主の亜門が、書庫の整理をしてくると、店の奥に消えて行った。奥の部屋が気になってしかたがない司は、亜門の友人・コバルトとともに、亜門が入った「秘密の書庫」に向かう。そして、そこで見た光景に驚愕する――。新キャラクターも登場し、ますます目が離せない人気シリーズ第三弾!

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海色の壜/田丸雅智 著





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(2016年読書感想50冊目)


読書メーターでほかのユーザーさんのレビューを見て気になった本を電子書籍版で購入しました。初めましての作家さんです。
まず表紙が美しいです。 内容であるショートショートも、色々なテイストのお話があって、くすっと笑えるものからほっこりするもの、ちょっと怖いもの、不思議な物、ノスタルジックな物と様々な内容が、作者の想像力の幅の広さを感じさせて、すごいなあと感動してしまいました。
ショートショートというと星新一さんのイメージが強いですが、あれとも違うテイストです。
なんというか、独自な世界観です。
個人的に夫婦円満系?のお話とノスタルジック系のお話が好きでした。穏やかな気持ちになれます。
作者の田丸さんはショートショートの可能性を広げ確立したのではないでしょうか。
とっても好き! ってわけではないけれど、すきです。
気軽に読めるのもいいし、この作品からショートショートや読書の楽しさに気づいてくれる人がいたらいいな、なんて思います。
読書の硝子玉のようなお話。素晴らしいです。
気軽に何か読んで余韻のあるお話を読みたい方にお勧めです。




この本の概要


著者 田丸雅智
本(作者)の国籍 日本
訳者 
イラスト
出版社 出版芸術者
レーベル 
ジャンル 日常の不思議
ページ数 240ページ
フォーマット 電子書籍
ノンシリーズかシリーズものか? ノンシリーズ(これ一冊で読める)
なぜこの本を読んだか。他の方のレビューを見て
本の入手方法 キンドル版を購入。

   

収録作品
ふぐの恩返し


魚屋とぼく
ほくろ
月工場
年波
O型免許
壁画の人々
修正駅
部屋釣り
似豆
たまご顔
砂童子
アドネコ
夕暮れコレクター
ジンベエノット
カーライフ
コンロ
海酒

受賞・ノミネート情報など
不明



内容

テレビ・新聞・ラジオなど各マスコミで取り上げられた新世代ショートショート作家の待望の単行本2冊目! 奇想天外な発想から生み出された作品は、1編ずつ違った輝きを放つ。 読者をふしぎな物語の世界へ誘う田丸雅智ワールド全開の20編! ――読書家・ピース 又吉直樹さんも絶賛! 「田丸雅智さんは、小説の可能性を拡げ続けている。 新奇な発想や鮮やかな技の中に、郷愁や世界に対する哀愁まで漂わせている。 海の色は土地や天候によって大きく変化する。壜の色も光によって変化を起こす。 一篇ごとに別種の魅力を持つ『海色の壜』は、


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ルリユール(村山早紀)

ルリユール (一般書)
ルリユール (一般書)
  • 発売元: ポプラ社
  • 発売日: 2013/10/11




(2014年読書感想15冊目)

村山早紀 著

おすすめ度★★★★☆(4・5くらい。本への想いに、何度も涙腺が緩みました。)

「本というものは、人間に似ているのよね。こんなに未来の、科学の力で人間が月へも行く時代になったのに、いまだにこんな柔らかいものでできていて、水や衝撃に弱く、傷つけば壊れてしまいーー死んでしまう。永遠に生きることはできない存在のまま……」(p162)


大好きなYA・児童書作家、村山早紀さんの一般書。
本の装丁も、シックな感じがしてとってもいいですね。眺めれば眺めるほど味が出てきます。
図書館本なので帯や表紙を外したところが見れないのが残念です。
ルリユールというのは、あまり知識はないのですが、本の修復などを手掛ける職人さんの事です。
作中で主人公の瑠璃ちゃんが、きれいな響きの言葉だと言ってましたが、本当にきれいな言葉ですよね。

作風としては、いつもの優しくて暖かくて切ない風早ワールドで、風早の街って本当に素敵だなあと今回も思いましたよ!
主人公の女の子、その名も瑠璃ちゃんが、謎の美しきルリユール職人、クラウディアさんに弟子入りし、その工房を訪れる人々にまつわる本の物語、みたいなお話です。
もう、村山早紀先生の書かれる物語は大好きです!
主役の瑠璃ちゃんが歌を歌うからか、今回のお話はその中でも大好きな物語、『はるかな空の東』を思い起こさせて、より物語を楽しめた感じです。
というか瑠璃ちゃん、しっかり者だし、歌もお料理も得意って羨ましい! と真剣に思ってしまいました。
ルリユール職人のクラウディアさんも、お屋敷に住む7匹の黒も素敵でした。
この本はたびたび出てくるお料理の描写もとっても美味しそうで、読んでいて本当に幸せな気分になりました。レモンバターのパスタ、食べたいです! パスタ食べるシーンが幸せそうで、すごく好きです。

お話としては、どのお話も素敵でしたが、前半の2つのお話が特に好きです。
すごく切ない気分いなって、2話ともに泣いてしまいました。
3話目はちょっとホラーっぽさがありましたが、にちなんだいいお話でした。
最終話は、それまでと毛色が全然違って、完全なファンタジーになってたのにびっくりしました。
最後のお話を読んだとき、この本はファンタジー小説だったんだなあと思いました。
ちょっとびっくりしたけれど、でもこの『ルリユール』という本は、すごく素敵な本だと思います。
切なかったり、苦かったり、少し甘かったり、そんな物語を読んでる時間は至福の時間でした。
それにしても。ルリユールって素敵なお仕事ですね。私も世界に一冊の本をつくってほしい、作ってもらうなら何がいいかな、なんて思っていました。
とにかくとっても素敵な、お勧めの一冊です。


Arknoah1 僕のつくった怪物(乙一)

Arknoah 1 僕のつくった怪物
Arknoah 1 僕のつくった怪物
  • 発売元: 集英社
  • 発売日: 2013/07/05





(2014年読書感想1冊目)

乙一 著 toi8 イラスト

おすすめ度★★★☆☆ (3・5くらい。王道でありながら癖のあるファンタジー。)


「パパがそうのぞむのなら」
泣いている僕の後ろから声が聞こえてくる。
「ぼくは世界だってこわしてあげる」(p38)



独特なミステリ小説を描いてきた乙一さんの、(多分)初のファンタジー小説。
学校でいじめられていたアールとグレイのアシュヴィ兄弟は、ある日父の遺品である絵本、アークノアを見つけてしまう。そうして、絵本の中の世界に流れ着いてしまった!
元の世界に帰るには、自らの破壊衝動が形となった、怪物を殺さなければいけなくて……。

というお話かな。

冒頭ははてしない物語をなんとなく思い起こさせたり、本の中の世界に流れ着いてしまったりと、お決まりの展開が続き、「違う、乙一さんはこんな普通のお話書かない!」と思っていたら、やっぱり普通とは違う物語でした。
アークノアの世界観が、緻密で、ちょっと恐ろしくて、素敵です。
特に住民たちが自らの創造主のことを意識し、その眼をいつも気にしているというのと、死んでも翌日には生き返る(死は通過点)という設定は、非常に乙一さんらしいひねり方をしているし、ちょっとダークな世界観は非常に好みでした。
途中中だるみしているなと思うところもあったけど、アールの造った怪物の正体がわかったあたりから、一気に読んでしまいました。
面白かったです。

しかし今回の最後でグレイは無事元の世界に戻れたけど、もう出てこないのかな? とか、新しく来た異邦人はどんな子なのか? とか、創造主はどんな人間なのか? とか、アールはもとの世界に戻れるのかな? とか、続きが気になる終わり方でした。
次巻は世界も広がりそうな要素が沢山ありますね。

また、登場人物の名前がほぼ全員紅茶にちなんだ名前というのも面白かったです。紅茶好きにはたまらなくて、元ネタを検索してみるのもいいかも、なんて思ってしまいました。

私はキャラクターで言うとルフナが好きです。ルフナもまた出てきてくれそうなので、続刊が楽しみ。toi8さんのイラストも素敵でした。
結構ページ数多いですが、読みだすと面白いと思います。
ファンタジー好きや乙一さん好きな方はぜひ。
続きも楽しみに待っていたいと思います。


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