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2019-05

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宝石商リチャード氏の謎鑑定/辻村七子 著



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(2017年読書感想6冊目)


いわゆる、お店系日常の謎物は、これまでにも結構沢山読んできました。
ふと読みたくなって手に取ったこの本も、「ああ、美形交えた男二人のそういう風味のお話かなあと思ったのですが、でも何となく手に取って。というより急に無性に読みたくなってしまって。
読み始めた結果から申し上げますと、お客様、これが心の底から面白いいのでございます。
なんて思わず物語の主人公、リチャードの営業トークの様な言葉で面白さを訴えかけてしまうほど、面白いです。
何度も声を立てて笑いました。
正直私にしては異常気象並みに珍しい事象です。
最初の話を読んだときはまあ普通のお話なのですが、二話目、三話目、四話目、最後の掌編と読み進めるうちに、どんどん引き寄せられていくのです。
まるで宝石の美しさにあらがえない人類の歴史のように、この本を読み、楽しんで、こんな読書体験は久しぶりの様な気がします。
作者の辻村七子さんの抜群のストーリーテリングの力に、魔法にかけられたかのようです。作者は物語の魔術師でしょう。
何より、キャラクターの掛け合いがいいです。語り口も面白い。
男二人のコンビものといえばそうなのですが、一寸見ないような関係というか温度で書かれていて、でも、ほっこりとくすくすしてしまうような関係で、彼らの廻りが宝石のように輝いているのを感じます。
これは続刊も読まねば、となっています。
ビブリアから始まったキャラクター文芸のブームですが、この本は一癖も二癖もあって、まさしく癖になってしまう面白さです。
これを読まずにキャラクター文芸に見切りを付けるのは早いと思いました。
とても面白かったです。


この本の概要


著者 辻村七子
本(作者)の国籍 日本
訳者 
イラスト 雪広うたこ
出版社 集英社
レーベル 集英社オレンジ文庫
ジャンル キャラクター文芸
ページ数 288ページ
フォーマット 電子書籍
ノンシリーズかシリーズものか? シリーズ一冊目
なぜこの本を読んだか。急に思い立って
本の入手方法 キンドル版を購入

   

収録作品
ピンク・サファイアの正義
ルビーの真実
アメシストの加護
追憶のダイヤモンド
ローズ・クォーツに願いを


受賞・ノミネート情報など

不明

内容


美しき宝石商が解き明かす、人の心のミステリー。
公務員志望の堅実な大学生・中田正義は、酔っ払いに絡まれていた美貌の外国人・リチャードを助ける。彼は国内外に数多の顧客をもち、スーツケースで飛び回る敏腕宝石商だった。
誰にも言えないいわくつきの指輪を隠し持っていた正義は、リチャードに鑑定依頼することに。
祖母が死ぬまで大事にしていたその指輪にこめられた秘密とは・・・?
――ピンク・サファイア、ルビー、アメシスト、そしてダイヤモンド…。
顧客たちの心の曇りを晴らし、輝きで満たす、4つの連作短編集。

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魔女調伏師は闇に笑う/篠原美季 著




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(2017年読書感想2冊目)

著者の篠原さんの本は前から興味があって、この機会と思って少し前に書店で購入しました。
美形男子コンビが現代日本で魔女が絡む事件を解決していくというオカルトミステリです。
何となく同じホラー文庫の、バチカン奇跡調査官を連想しましたが、こちらの魔女調伏師シリーズの方が色々な意味でライトだと感じました。
ホラー要素がもう少しあるのかなと思ったのですが、結構あっさり目です。
また、男二人の熱い友情とか、いわゆるBLっぽい要素もあるのかなと思ったら、こっちは本当に健全な友情で、うん、君たちはそのままでいいよ、と思うような自然な友情が描かれていて、こちらもある意味ライトでした。
メインの人物は三人かな。理人と玲李っと轟刑事。
私はその中でも、玲李が好きですが、そこは好みがわかれそう。メインキャラも三者三様でなかなかいい味出しています。脇キャラの人も気になります。
一つの事件に色々な人物が絡みあっていて、魔女と言っても超常現象的な要素はほとんどなくて、殺人に至る動機とか、それぞれの心情がどちらかというとかなりリアル寄りなお話です。
ただ、ところどころで紹介されている軽いうんちくの様なものはなかなか興味深いです。
とても面白かった! ってわけではないのですが、続きが気になる終わり方で、続きも読みたいなと思いました。

この本の概要


著者 篠原美季
本(作者)の国籍 日本
訳者 
イラスト 松本一個
出版社 KADOKAWA
レーベル 角川ホラー文庫
ジャンル オカルト・ミステリ
ページ数 258ページ
フォーマット 紙本
ノンシリーズかシリーズものか? シリーズ1冊目
なぜこの本を読んだか。作者の本に以前から興味があったから
本の入手方法 書店にて購入

   

収録作品



受賞・ノミネート情報など

不明

内容

ニコラス・理人・リューディガーは金髪碧眼の美青年。見た目は異国の王子様だが、中身は傲岸不遜な“魔女の専門家”だ。旧友の臨床心理士・都月玲李を訪ねたリヒトは、レイがある殺人事件の捜査に関わっていると知る。被害者は占い師。犯人は、邪悪な魔女を殺したと話しているという。リヒトは専門家として、強引に協力を申し出るが!?現代の魔女の謎を解く、オカルト・ミステリ開幕!



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たまさか人形堂それから/津原泰水 著





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(2016年読書感想25冊目)



この本の概要


著者 津原泰水
本(作者)の国籍 日本
訳者 
イラスト 中島梨絵
出版社 文藝春秋
レーベル 文春文庫
ジャンル お店物連作短編集
ページ数 222ページ
フォーマット 紙本
ノンシリーズかシリーズものか? シリーズ2冊目(完結)
なぜこの本を読んだか。このシリーズが好きだから
本の入手方法 書店にて購入

   
おすすめ度

感動 ★★★
面白い★★★★
人に勧めたい ★★★★
驚き ★★★★
学んだ ★★★★

この本を評価するなら 85点くらい。前作以上に面白く、また心に響き胸に刺さった物語たちでした。

収録作品

香山リカと申します
髪が伸びる
小田巻姫
ピロシキ日和
雲を超えて

受賞・ノミネート情報など
不明


本のあらすじ内容


OLをリストラされたことをきっかけに、祖父母から譲り受けた「玉阪人形堂」店主となった澪。人形制作に関しては素人だったが、押しかけアルバイトの人形マニア・冨永と
高い技量の訳あり職人・師村の助けもあって、人形堂はそこそこにぎわいを見せていた。
いっとき店は閉店の危機に見舞われたが、資産家の坊(ぼん)でもあった冨永が共同経営者の立場になることで、その危機は去った―ー。
今日もこの小さな店には人形に関する様々な難題が持ち込まれる。赤いマーカーの汚れがついてしまったリカちゃん人形、グループ展でなぜか壊されてしまう人形作家の「ある作品」、髪が伸びる市松人形の謎、盲目のコレクターが持ち込んだ小田巻姫の真贋――。
人形と人間の不思議で親密な関係を円熟の筆で描く、「たまさか人形堂」シリーズ第二弾。


この本の感想

前作を呼んだのは五年前となっていました。たまさか(偶然)人形堂のお話なので、前作だけでもう彼らには会えないのかなと思っていたら、五年ぶりに彼らに再開できてとても嬉しかったです。
また、前作を読んで私が気になった個所がほぼすべて改善されていて、とても楽しく読むことができました。
登場人物の軽妙なやりとりにともに笑い、苦悩する姿にともに泣き、人形と人間を結ぶ不思議で強い絆についても考えさせられました。人形は、自分の鏡。大切にしていきたいなって、本当に心から思いました。
出てくる人形の題材も、リカちゃん人形、創作人形、タコ型、テディベア、市松さん、日本人形、などなど、とにかく奥深く、また作者の美意識や創造におけるものの考え方に触れられる気がして、大変面白かったです。
続編、あるかな。もともと好きなシリーズでしたが、ますます、三度のたまさかがあることを祈らずにはいられません。


心に響いたシーンなど

冨永君のスランプに纏わる話全般。

主な登場人物


澪さん 玉阪人形堂の店主
冨永君 人形堂の若き職人。西洋人形が得意。天才肌
師村さん 人形堂の職人。日本人形が得意
束前さん ラブドール制作会社の社長




こんな本が好きな方におすすめの本です

人形を愛する全ての方に
物作りなど創作にかかわる方に。



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『バチカン奇跡調査官 闇の黄金』/藤木稟 著

著者 : 藤木稟
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日 : 2011-02-25



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(2016年読書感想9冊目)


この本の概要


著者 藤木稟
本(作者)の国籍 日本
訳者 
イラスト  THORES柴本
出版社  KADOKAWA(角川ホラー文庫)
ジャンル オカルトミステリー
ページ数 312ページ
フォーマット 電子書籍
ノンシリーズかシリーズものか? シリーズ3作目
なぜこの本を読んだか。 このシリーズが好きだから。
本の入手方法 AMAZONにて購入

   
おすすめ度

感動 ★★★
面白い★★★★
人に勧めたい ★★★
驚き ★★★
学んだ ★★★

この本を評価するなら 75点くらい。ミステリとしてもホラーとしてもバランスが取れていて面白かったです。

収録作品

闇の黄金


受賞・ノミネート情報など
不明


本のあらすじ

イタリアの小村の教会から申告された奇跡の調査に向かった『奇跡調査官』の平賀とロベルト。だが何か隠していたらしい司祭が、何者かに殺害されてしまう。『首切り道化師』の伝説が残るその村に、秘められた謎とは!

(KADOKAWAのHPより引用)


この本の感想
バチカン奇跡調査官3冊目。
バチカンからの奇跡調査の命令で、ほど近い小村に向かった平賀とロベルト。
首切り道化師(ピエロ)を巡る謎と陰謀が面白かったです。
奇跡の真相は相変わらずちょっと突拍子もなくて大味な感じがしますが、むしろその大味な感じがちょっと癖になっていたり。
今回はホラーとミステリとオカルトのバランスがとても良くて、面白かったです。
そして予想外に早く再登場したあの人の存在も個人的に嬉しいです。ジュリアみたいなのがいるから、信仰とは尊いと思うのですよね。
また、興味深い雑学が多いのも相変わらずで、分量の割には読み応えもあって面白かったです。
平賀とロベルトがお互いをリスペクトしている様子が伝わってきて、微笑ましいと同時に、強まっているふたりの絆があれば、どんな難事件も悪魔の誘惑も越えていけるのではないかな、などと頼もしく感じました。

心に響いたシーンなど

物語のラスト近く、ジュリアと対面した平賀とロベルトが、ジュリアの誘惑を退けるシーンが、三者三様に印象に残っています。

主な登場人物

平賀・ヨゼフ・庚 奇跡調査官。
ロベルト・ニコラス 奇跡調査官。
ジュリア 秘密結社ガルドウネの幹部。 
 


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『バチカン奇跡調査官 サタンの裁き』/藤木稟 著

著者 : 藤木稟
角川書店(角川グループパブリッシング)
発売日 : 2011-01-25



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(2015年読書感想67冊目)

藤木稟 著 
THORES柴本 表紙絵

   
おすすめ度★★★★✩(ロベルトの過去が明らかになり、キャラクターがますます好きになる一冊。)


この本の概要
日本のミステリ・ホラー作家、藤木稟さんの大人気シリーズ、「バチカン奇跡調査官」の第二巻目。表紙はロベルトですね。格好いいです。
今回は腐らない死体、預言詩、黒魔術など胸ときめく題材が多く登場し、相変わらず素敵なホラーミステリになっています。

本のあらすじ

バチカン市国でキリストの奇跡の真贋を見定める部署、「聖徒の座」に所属している平賀とロベルトの神父コンビに、新しい奇跡調査の依頼が。
未開の国に趣いた平賀たちを出迎えたのは腐らない預言者の死体。しかも、その予言するところによれば、ロベルトは不信心ゆえに死ぬというのだ…。



この本の読みどころと感想


明らかになるロベルトの過去、魅力的な悪役の登場


一冊目の「黒の学院」を読んで、短編に比べて長編は結構とんでもだな、とおもったこのシリーズ。
でもキンドルでまとめて購入してあるし、続きも読もうと思って紐解きましたが、この本はなかなか面白かったです。
なんというか謎解きは相変わらずとんでもというかむしろファンタジー、みたいな勢いの超解決なのですが、とにかくキャラクターが魅力的。しかも一巻目ではあまり出番のなかったロベルトに焦点が当たってるとのことで、楽しく読めました。これを読んでしまうと、私は平賀よりロベルトの方が好きですね。
また、今回新しく登場したジュリア司祭も魅力的です。
正直短編を先に読んでいたので、ジュリアがすごく悪い人なのは知っていました。
でもこの清々しいまでの高貴な悪っぷりはむしろ好きです。
次回以降も登場しそうとのことで、再登場が楽しみです。
しかしロベルトは、おもった以上にヘビィな過去を持っていて……、その彼にとって、信仰が救いになっているのなら、それは素晴らしいことだなって思います。
今回は、信仰云々よりも黒魔術とかサタニズムが主な主題でしたが、そういうのが好きなので楽しく読めました。
なによりキャラが素敵なのがいいです。
三巻まで積んであるので、次も読んでみようと思います。面白かったです。


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