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2019-10

春の旅人/村山早紀+げみ 著

著者 : 村山早紀
リットーミュージック
発売日 : 2018-03-16



(2018年読書感想9冊目)


村山早紀さんの世間には未収録の短編に、イラストレーターのげみさんがイラストを付けたオールカラーの短編集「花ゲリラの夜」「春の旅人」「ドロッドロップ」を収録。
村山さんの作品は、優しい気持ちになれる魔法のような不思議な言葉で紡がれていて、好きで、心に響いたものをもうずっと読んでいます。
この短編集は本屋にて巡り合った魔法。村山さんはやはりそういった物語を書くのがうまいなと思いました。
どの物語も、読んだ後明日を生きていこうと思える、ちょっとした勇気がもらえる、とびきりの心の処方箋だと思いました。
花ゲリラの夜も、春の旅人も不思議なお話。けれど、なんとはなく前向きになれるのです。
この春という季節に、人生という旅につかれた人々が立ち寄る波止場。この本はそういった本だと思いました。
私もまだまだ人生という旅の途中だけれど。この季節にこの本に出合えたことはとてもうれしく思っています。
でみさんのイラストも、作品の雰囲気によく合っていて、とても引き込まれました。
そんな素敵な一冊です。やはり村山さんは魔法使いだ。

この本の概要

著者 村山早紀
本(作者)の国籍 日本
訳者 
イラスト げみ
出版社 立東舎
レーベル 
ジャンル エブリデイ・マジック
ページ数 96P
フォーマット 紙本
ノンシリーズかシリーズものか? これ一冊で読める。
なぜこの本を読んだか。村山さんが好きだから。
本の入手方法 書店にて購入
収録作品
「花ゲリラの夜」
「春の旅人」
「ドロップロップ」

内容

大人気作家・村山早紀の未発表作品を含む3つの短編を数多くの装幀で知られるイラストレーター・げみの世界観に寄り添うやさしいイラストが彩る、華麗な1冊。「花ゲリラの夜」さゆりさんは、いつもポケットに花の種や小さな球根を隠し持っている。散歩のふりをして、町中に種をまくのだけれど…。「春の旅人」夜のゆうえんち。そこで出会ったおじいさんから、ぼくは星をみながらとあるお話を聞くことになった。「ドロップロップ」ドロップロップかんをふるところん―。大人も子どもも楽しめる、カラフルなお話。

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ジャック・オー・ランド: ユーリと魔物の笛/山崎貴 著



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(2017年読書感想32冊目)


ハロウィンシーズンだから、なにかハロウィンの物語を読みたいと思っていた時に、本屋さんの店頭で見かけたのがこの本でした。なぜだかとても惹かれるものがあって、数日たっても忘れられずに、書店に買いに走りました。
何やら私でも知っているような映画やアニメの監督さんたちがタッグを組んで描いた、初めての絵本の様です。
しかし、本を開く前に想いました。
ハロウィンの物語が読みたいと思っていても、私はハロウィンの何を知っているのだろうかと。
死者のお祭りなのは知っているけれど、なぜ始まったの? どうして仮装するの? なんで子供はお菓子をもらい食べるの? など、知らないことの方が多いくらいで、思わず苦笑してしまいました。
しかし、それらの疑問の答えは、総てこの本の中に眠っていました。

大きな不気味な城が聳える山の街に、ユーリという身寄りのない子供が住んでいました。
ユーリにはエルという名前の幼馴染の女の子がいました。
しかしエルは、街の呪いにかかって眠りから目覚めなくなってしまいました。
ユーリはエルのために、魔物の住処である山に向かいます。
ジャック・オーが所持している宝、「魔法の笛」が、エルの呪いを解く唯一のものなのです。

ハロウィンらしいおどろおどろしい要素とイラストが、1ページ目から気分を盛り上げて、ドキドキとさせてくれます。ハロウィンの物語としては、これ以上ないくらいの良い雰囲気です。
しかし、この本は最初からハロウィンの話なわけではありません。
最初は純粋なファンタジー。主人公の少年ユーリが、幼馴染の少女のために頑張る話です。
その中には出会いがあり、試練があり、様々な思惑があり。それらすべてを乗り越えて、ユーリは人々が想像もしなかったことを成し遂げます。

正直、お話の筋やテーマは子供向きなお話です。
しかし私が最も印象に残ったのは、ユーリがあることを成し遂げた後の、周囲の大人たちの反応です。
何とおぞましい、醜い感情なのだろうかと、そう思いました。しかし、それと同時に「しかし私も同じようなことをやってしまわないだろうか」とも思いました。
しかしユーリは、最後にはそれらの試練をも乗り越え、人間として最も大切な事と言ってもいいことを成し遂げます。
「信じること」です。
正直王道な話で展開なんだけれど、思わずぐっときてしまいました。
そうしてその「信じる心」が、この本の中ではハロウィンという一日の発祥となるのです。

「信じること」というのは、簡単なようでいて、とても難しいことです。少なくとも、私は日々の中でそう実感し、そう思ってしまいます。
しかしそれを貫けば、きっと人々が想っていないような「奇跡」が、現実に起こるのだろうと思います。
このお話は、ハロウィンという日に繋がる奇跡のお話。
実に絵本らしい、そんな一冊だと思います。


この本の概要


著者 山崎貴
本(作者)の国籍 日本 
訳者 
イラスト 郷津春奈
出版社 ポプラ社
レーベル 
ジャンル 絵本
ページ数 63P
フォーマット 紙本
ノンシリーズかシリーズものか? 単巻。
なぜこの本を読んだか。ハロウィンの本が読みたくて。
本の入手方法 書店にて購入

   

収録作品




内容

山の上の魔物の街の、黒い大きな城には、おそろしい魔物の王、ジャック・オーが住んでいる。 人間の少年ユーリは、幼なじみのエルにかけられた呪いをとくために、ジャック・オーの魔物の笛を借りに、変装をして魔物の街へ。 ジャック・オーは、ユーリが友だちになったゴブリン魔物のコブを身代わりに置いていけば、笛を貸すと言う。 ユーリは必ず戻ると約束して村に戻るが──。 信じる心が奇跡を起こす、映画監督・山崎貴による感動のハロウィン・ファンタジー!


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いばらひめ 新版/エロール・ル・カイン 絵




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(2016年読書感想54冊目)


エロール・ル・カインは大好きな絵師で、彼の挿絵手がける絵本はつい読んでしまいます。
この新版いばら姫は、本屋で見かけて、そのまるで一冊の画集であるかのような美しい挿絵に心惹かれ、本屋で見かけて購入しました。
いばら姫自体はグリム童話の、誰もが知ってる童話だと思うのですが、ル・カインの挿絵は勿論、矢川澄子さんの訳も美しくて、丁寧で、想像力が膨らみます。この本が、ある意味では最も完璧な、童話「いばら姫」の形なのではないかと思えてしまうほどです。
本の細部までこだわっていて、カラーの発色も素晴らしく、ずっと手元に置いておきたい、宝物のような一冊と言ってもいい絵本になりそうです。私はいばら姫の童話が大好きなので、こんな素敵な形でこの童話が存在することが嬉しいです。



この本の概要


著者 グリム童話より
本(作者)の国籍 イギリス
訳者 矢川澄子
イラスト エロール・ル・カイン
出版社 ほるぷ出版
レーベル
ジャンル 童話
ページ数 32ページ
フォーマット 紙本
ノンシリーズかシリーズものか? 単巻
なぜこの本を読んだか。エロール・ル・カインの絵本が読みたくなって
本の入手方法 書店にて購入。

   

収録作品



受賞・ノミネート情報など
不明



内容

「イメージの魔術師」と呼ばれた絵本作家エロール・ル・カイン。いま、よみがえるめくるめく色彩と魔法の幻想世界。原書の色味を再現した、美しい新版の登場です。

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Big Fish/Ahmad Amani 著





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(2016年読書感想40冊目)



この本の概要


著者 Ahmad Amani
本(作者)の国籍 アメリカ
訳者 
イラスト Ahmad Amani
出版社 Namo
レーベル
ジャンル 絵本
ページ数 25ページ
フォーマット Kindle版
ノンシリーズかシリーズものか? ノンシリーズ(一冊で読める)
なぜこの本を読んだか。本を探してる時に何となく見かけて
本の入手方法 Amazonで購入(サイン本)

   
おすすめ度

感動 ★★★
面白い★★★★
人に勧めたい ★★★
驚き ★★★
学んだ ★★★

この本を評価するなら 
80点くらい。想像してたよりもよかったです。

収録作品
Big Fish


受賞・ノミネート情報など
不明



内容


Big Fish had a big friend. They could speak and laugh together. In the sky, Big Fish could see anything on the earth, and it saw that its ocean was only a part of the earth, not all of the world.

この本の感想
久しぶりにKindleで読書しようと思い、読む本を探していた時に出会った本です。
無料だし、絵本も久しく読んでなかったし、気軽に英語を多読するにはちょうどいいかと思いDLしました。
短い話だし、と気軽に読んでいたのですが、なかなか興味深く面白いお話でした。
大きな魚がいて、お月様と友達になって、というお話で、雨の始まりを描いたお話なのですが、読んだ後は作者自身が描いているという素朴なテイストのイラストのように優しい気持ちになります。
優しい気持ちになって、少しだけ地球と向き合う。そんな本だと思いました。
短くてあっさりとしてるながら、感じるところのある絵本なのが印象的です。
英語のレベル自体も、内容紹介にあげた文章が本文そのままなので、だいたいこのくらいのレベルです。
キンドルで初めて英語の本に挑戦してみようと思ってる方にお勧めかなと思います。



心に響いたシーンなど
Big fishとお月様が楽しそうに会話するシーンが好きです。

主な登場人物
Big Fish 友達を欲しがってる大きな魚。


こんな本が好きな方におすすめの本です。
英語の本に挑戦してみたい方に。

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『Misty Circus Volume 1』/ヴィクトリア・フランセス 著




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(2015年読書感想71冊目)

Victoria Frances 作 



   
おすすめ度★★★★★(POPでキュートでほんのりダーク。極上の悲しみと喜びのスープのようなお話。)


この本の概要
スペインのゴシックアートな女流イラストレーター、日本にもファンは多いと思われる、ヴィクトリア・フランセスが、挿絵や文章を描いた絵本。
察するはスペインでは2冊に分けて出ていたものっぽいですが、こちらの版はその合本になっています。

本のあらすじ

母親がなくなったことをきっかけに、サーシャの環境は激変した。
その環境を厭うて森に逃げてきたサーシャは、そこでジョシュという名前のクロネコと出会う。ジョシュとしばらく森の中をさまよっていると、「MISTY CIRCUS」という看板を掲げたサーカスを発見して……?


この本の読みどころと感想


本そのものが一冊のポップなゴシックアートであるかのような絵本です。


ヴィクトリア・フランセスは大好きなイラストレーターで、しかもこの絵本は、私の大好きなテーマであるサーカスというのが題名に入っている。もう読むしかない! とずっと気になっていたところ、アマゾンでセールになっていたので思わず紙の本媒体を購入してしまいました。
でもそれがよかったです! まるで本そのものが一冊の芸術であるかのように、フルカラーの素敵な本になっています。
イラストは彼女の絵にしてはポップでキュートなのですが、これはこれでとっても魅力的!
悲しみの表情の似合うピエロの少年サーシャ、その友達の黒猫ジョシュ、サーカスの団長ルドヴィコ、幼い魔女クロエなど、登場人物も素敵です。
お話も、サーカス×ハロウィン×魔女×悲哀、という感じで、私のどストライクです。
ヴィクトリア・フランセスのファンはもちろん、普通の絵本じゃ物足りないちょっとゴシックでダークな物語に心惹かれる子供にもおすすめの絵本です。こんな絵本読めて育ったのなら幸せです……。


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