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2011-01

フェンネル大陸偽王伝 闇と光の双翼

闇と光の双翼 フェンネル大陸 偽王伝 (講談社ノベルス)
闇と光の双翼 フェンネル大陸 偽王伝 (講談社ノベルス)
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 998
  • 発売日: 2005/11/08

高里椎奈著 ミギー絵
講談社ノベルス
お勧め度★★★★☆(やっと安定して面白くなってきました)

フェンネル四巻目。今までより100ページくらい分厚く、やったぁ、これで今まで気になってた書き込みの足りなさが解消されるのかしら? とわくわくしながら読んだ本。
実際に今までのシリーズより、ずっと読み応えがありました。

パラクレスへの旅を終え、ソルドに戻ってきたフェン、テオ、サチ、アシュレイ。
しかしソルドはその間に大国シスタスに攻め落とされ、首都オゼイユは陥落していた。
フェンはオゼイユに残っている親友ロカを助けるためにオゼイユに向かう。そこで見たものとは? という話です。

いろいろな登場人物(なんせシリーズ通すと100人以上になるらしいので)と様々な思想をもった国々が描かれ、最初は本当に狭かったフェンの世界地図が広がる様を、読者も一緒に楽しめるようなシリーズです。
書き込みや描写がもうちょっとほしい! と思うことはたびたびなのですが、ちゃんと謎や伏線が徐々に解消されていくあたり、気長に読むのがいいシリーズなのかなぁと思います。

しかし、何気ない普通の少年少女だと思っていた人物が実は一国の評議員だったり名門の生まれだったり王様だったりするのは作者さまの趣味なのでしょうか(いや、毎回毎回驚かされますが)

何よりこの巻ではアシュレイが…!どうなってしまうのでしょう。
シリーズもいよいよ佳境です。続きを楽しみに読みたいと思います。

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エノーラ・ホームズの事件簿 ふたつの顔を持つ令嬢


原題 The Case of the Left-Handed Lady (en:Enola Holmes)
ナンシー・スプリンガー著 杉田七重訳 甘塩コメコイラスト
小学館ルルル文庫
お勧め度★★★★☆(読まず嫌いしないでぜひ!)

私の大好きな作家のひとりであり、ファンタジーの名作アイルの書の作者ナンシー・スプリンガー女史の久しぶりの翻訳はホームズのパスティーシュでした。これはその2作目です。
作者様も好きだし、ホームズも好きだし、でもいろいろ読むのを悩んでいて、図書館に2冊目から蔵書してあったので借りて読んでみることに。
結論は、やっぱり読まず嫌いしないで何でも読んでみることだな! と思いました。
もうナンシー・スプリンガー大好き! ホームズ大好き! と思わせてくれた作品。
一巻読まずに2巻から読みましたが、十分に楽しく読み進めることができました。
お話としては単身ロンドンの街で暮らすことにした14歳のエノーラ。職業としては<探し屋>を始めます。
その探し屋の初めての依頼者は「あの」ワトソン博士で…? しかも依頼の内容はエノーラ・ホームズを探す…?
自分で自分を探すなんてどうしたらいいの? と思っているエノーラが初仕事に選んだのは、準男爵家の令嬢であるミス・セシリー探しだった。

という話。
一応推理物の体裁はとっていますが、推理そのものを楽しむより、当時の社会風俗とか、社会思想とか、エノーラの成長や冒険を楽しむ話だと思います。

また、本家のホームズを読んでいるとところどころにやりとさせられる描写があって楽しいです。ホームズが好きな方なら楽しめると思いますが、知らなくても楽しめるとは思います。

なんだかんだで妹が心配なシャーロックや、兄に反発しつつも兄を愛しているエノーラのニアミス、兄妹の暗号解読対決などあって面白いです。
二巻から読み始めましたが、一巻や今後の展開も楽しみなシリーズです。

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女騎士アランナの娘 アリーの物語Ⅱ 守るべき希望

アリーの物語II 守るべき希望 (女騎士アランナの娘)
アリーの物語II 守るべき希望 (女騎士アランナの娘)
  • 発売元: PHP研究所
  • 価格: ¥ 1,680
  • 発売日: 2007/07/24

原題 Trickster's Choice (Aliane)
タモラ・ピアス著 久慈美貴訳
お勧め度★★★☆☆(続きが気になる方はどうぞ)

アリーの物語の二巻目。と言いつつ原題見て気付きましたが、これは一冊を二分冊して、それで全四巻なのですね。どうりで一巻目は微妙なところで終ってるなぁと思いました。
この巻から訳が本間さんから久慈さんに変わります。最初はちょっと気になるかもしれないけれど、そんなに気になるほど訳が変わるというのはなかったです。

この巻ではアリーとバーリタン家の人々との交流、ナワトとの微妙な関係の変化、世代交代、さまざまな裏切り、アリーの決意などが語られます。
物語全体に派手さとか展開の早さとかそういうのはあまりなく、どちらかというと静かな話ですが、つまらないということはないです。

アリーはアランナとはまた違った格好よさをもった女の子ですね。しびれます。そんなアリーの決断や心情の変化などが描かれていくさまが印象的でした。
なによりナワトとのやりとりが可愛くてにやにやしてしまいます。この二人は安心してくっつきそうなのでうれしい。

なによりこのシリーズを読んでいて思うのは、女の人は強いなぁということです。
アリーも無事父親に会えたし、心配事も一つ減って(?)これからは自分のやりたいことに熱中できるのかな?
いろいろとどうなるのか気になります。

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ドローセルマイアーの人形劇場

ドローセルマイアーの人形劇場 (グリーンフィールド)
ドローセルマイアーの人形劇場 (グリーンフィールド)
  • 発売元: あかね書房
  • 価格: ¥ 1,260
  • 発売日: 1997/03

斉藤洋著 森田みちよ絵
お勧め度★★★★★(大人にこそ読んでほしい一冊です!)

図書館で用事を行っていたら時間が余ったので手にとった本。本当はこの作者様の別の本が読みたかったのだけれど、時間の都合上こちらを読みました。
その結果、やっぱり本って来るべきして読者の手元に来るんだなぁと実感した本です。

物語は(たぶん)ドイツで数学を教えている教師エルンストが、曜日を間違えてしまい時間ができたので喫茶店に入ります。
そこで人形劇を見せて回ってる老人ドローセルマイアーに出会い、会場まで荷物を運ぶのを手伝ってるうちに彼の人形劇を見、人形劇の魅力に引き込まれ、教師をやめて彼の興行の旅についていくことにしたのでした…。
という話。

児童書なのかと思ったら、大人のためのファンタジーでした。ところどころに真理が書かれていて、思わずドキッとしてしまいます。
運命という扉をノックする瞬間はいつやってくるかわからないけれど、勇気とやる気をもって扉をたたけば道は開かれるんだという、当たり前のことではあるけれど難しいことを教えてくれているように思いました。

ドローセルマイアーにはユーリアという人形がいたように、エルンストにはゼルペンティーナがいる。
壁に当たっても乗り越えればいいし、その時はきっとそばに誰かいてくれる。

なんだか、青年や大人の生き方を考えさせられるファンタジーでした。

人名とかから、ドイツがお好きなのかしら? と思ったらご専門なんですね。
違う本も読んでみたいと思いました。

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フェンネル大陸偽王伝 虚空の王者

虚空の王者 フェンネル大陸 偽王伝 (講談社ノベルス)
虚空の王者 フェンネル大陸 偽王伝 (講談社ノベルス)
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 882
  • 発売日: 2005/06/07

高里椎奈著 ミギー絵
お勧め度★★★☆☆(3・5位? 面白いんだけど、納得できない個所も少し、という感じ)

フェンネル三巻。偽王伝というのにふさわしい展開になってきたかな?
三冊目にしてやっと、物語の方向性というか、作者様はこういう話が書きたかったんだなぁとなんとなくわかってきた巻でした。

お話としては誘拐されたソルド八世王の行方を追って北国パラクレスに赴いたフェン、テオ、アシュレイの三人。そこで八世王にそっくりな男、クドラを目撃する。
そのクドラを追う時に、三人は分断され、フェンはクドラに捕らえられてしまう…。
というお話です。
本編のほかに、本編の補完編ともいうべき短編、「ベルテ・リオールエンス」が収録されています。

なんというんだろうなぁ…、一巻の時に感じたいろいろなもやもや感は解消されてきてるし、お話も面白くなってるし、キャラクターも悪くなく魅力的だと思うのですが、なんだかちょっと納得いかないというか、もう少し書き込んでほしいというか、単体で評価するのが非常に難しいシリーズです。
ちなみにこんなこと言っていますが、好きか嫌いかと言われれば私は嫌いじゃありません。
キャラクターに愛着もわいています。

今回はクドラ、ベルテ、サチがよかったなぁと思います。クドラはなかなか印象的なキャラクターでした。
サチは毎回どこからともなく出てきてフェンを助けてくれるし、ユイジーンもちょくちょく存在が示唆され、ロカもまた出てくるんだろうなぁと思わせる作品です。
小さなピースがいつか一つの絵を描く作品と言いますか…。
最終的にどんな絵や模様を歴史の中に刻むのか、楽しみにしたいと思います。

そして、やっぱり絵は好きです。特に女の子が可愛いです。
もっと女の子キャラクターが出ればいいのに。

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フェンネル大陸偽王伝 騎士の系譜

騎士の系譜  フェンネル大陸偽王伝 (講談社ノベルス)
騎士の系譜 フェンネル大陸偽王伝 (講談社ノベルス)
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 819
  • 発売日: 2004/12/07

高里椎奈著 ミギー絵
お勧め度★★★★☆(前作よりは面白いです。前作で読むのをやめた人はここまで読んでほしいです)

フェンネルの2巻。あっさり読めてしまうのでさくさくと進みます。
フェンとテオは舞台を移してソルド王国へと渡ります。
そこは王が民を守り、民は国を支え、騎士が王を守る国。
フェンはそこで騎士見習いの少年ロカと出会います。
ソルド王国はとても平和な国で治安も悪くないでです。
しかしその国の裏側では・・・? フェンは国を巻き込む陰謀に巻き込まれていく…。
という話です。

前作は本当に序章だったんだな、という印象です。
物語はますます王道ファンタジーっぽくなっていきます。

個人的には、正直一巻はどうかと思ったのですが、二巻は楽しめました。
多彩な登場人物をもうちょい書き込んでほしいという気はしますが、高里さんはこのシリーズに関しては結構筆を抑えて書いているのかな? という印象です。
推理小説のように一冊で全ての謎はとかれるということはなく、色々な伏線が張られていて、読者にも主人公にも謎なことがたくさんです。それはそれで楽しいと思います。
ロカの最後には安心しました。

それにしても出てくる登場人物はサチ、ロカ、アシュレイと少年が多いですねー。逆に少女と呼べるキャラはフェンしか今のところ出てないので、少女の登場人物にも期待したいところです。


思うに、このシリーズはフェンのひたむきさと強さがいいと思うのですよ。
続きも楽しみに読みたいと思います。

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フェンネル大陸偽王伝 孤狼と月

孤狼と月 フェンネル大陸 偽王伝 (講談社ノベルス)
孤狼と月 フェンネル大陸 偽王伝 (講談社ノベルス)
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 819
  • 発売日: 2004/05/11

高里椎奈著 ミギー絵
お勧め度★★★☆☆(良くも悪くも王道のファンタジーだと思います)

推理小説作家としても有名な高里椎奈さんのファンタジー。
個人的にはイラストがずっと気になっていて、最近になって読んだシリーズです。
ストライフ王国の王女フェンベルクはグールと呼ばれる生物で構成された一団を率いる13歳の女の子。
その彼女に最愛の兄からの裏切り、投獄、国外追放、売られてしまうと様々な運命が待ち構えています。

正直悲惨な人生ですが、実際はもうちょっと深く書き込んでほしかったなぁという印象です。
やられていることはひどいことなのですが、わりと描写があっさりしていて、フェンベルクの運命の悲惨さをそこまで感じ取れませんでした(私の感受性の問題か?)

ただ、高里さんは表現力の高い作家さんだと思うので、ところどころの文章はとても印象に残っています。
物語自体も、本当に序曲と言った感じで、これから次第という印象です。

個人的には後半の展開はなかなか面白く読めました。サチやユイジーンなど王道で魅力的な少年が活躍しますし、フェンベルクは可愛いです。
あと、高里さんが一目ぼれしたというだけあって絵の雰囲気が物語にとてもあっています。

良くも悪くも、日本人の書く王道のファンタジーだと思います。そういう王道ファンタジーが好きな人は読むといいと思いました。
ユイジーンがこれからも出てくるならちょっと読みたい…! と個人的には思ってしまいます(←サチより好きです)

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パラダイス・クローズド THANATOS

パラダイス・クローズド THANATOS (講談社ノベルス)
パラダイス・クローズド THANATOS (講談社ノベルス)
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 903
  • 発売日: 2008/01/11

汀こるもの著
お勧め度★★★★☆(個人的には楽しめました。読まず嫌いせずに読んでみてほしい一作です)

第37回メフィスト賞受賞作で、作者のデビュー作。
死神気質の双子の兄と探偵の弟が知り合いの刑事さんと一緒に小笠原の孤島の館に、ミステリ作家さんと混じって招待されたら、そこで密室殺人が起こるという実に本格らしいストーリーです。

色々と賛否分かれる作品みたいですが、私は楽しめました。特に最後のほうで職場放棄する弟とタコを使って脅迫する兄の姿には、確かに本格の危機のようなものを感じました。

地の文章で作者の突っ込みみたいなものが入るとか、アニメや映画や漫画の引用がやたら多いとか、アクアリウムに関する薀蓄が多すぎるとか、それが嫌だという人もいるみたいですが、少なくとも前二つに関しては合うか合わないかの感性の話だと思います。
私は嫌いな文体ではなく、ところどころで思わず笑ってしまいました。
アクアリウム薀蓄は確かにちょっとくどくて、そこは読むのが疲れましたけど、ここまで好きなことに熱中できる作者様はすごいですね。

ただ、双子の関係とか、性格とか、そういった人間関係は興味深くて、また次回作も読みたいなぁと想わせる作品でした。(この巻では明らかにされなかった謎もあることですし…)

個人的にはミステリの危機を素直に感じた作品で、面白かったです。
私は双子もいいですが、湊刑事が好きだなぁ…。兄と弟どっちが人気なんでしょうね。

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こわれた腕輪 ゲド戦記2

こわれた腕環―ゲド戦記〈2〉 (岩波少年文庫)
こわれた腕環―ゲド戦記〈2〉 (岩波少年文庫)
  • 発売元: 岩波書店
  • 価格: ¥ 714
  • 発売日: 2009/01/16

原題 The Tombs of Atuan
アーシュラ・K・ル=グウィン著 清水真砂子訳
お勧め度★★★★★(やっぱりゲドは面白いです!)

ゲド戦記の二巻です。私が書くまでもなく名作なのですが、やっぱりとても面白いです。
何度か図書館で借りたもののフィーリングがあわずそのまま返すという行為を何回か繰り返して、やっと読んだらこれがすごく面白いので一日で一気に読んでしまいました。

この2巻はアチュアンという暗闇の墓所の巫女、アルハ(テナー)が主人公のお話で、ゲド戦記といいつつもゲドはあくまで重要な脇役にすぎません。
アチュアンの大巫女が死んだ日に生まれたテナーは大巫女の生まれ変わりとして、その地位を継承します。
幼い時から高位のものとして生きるということや、闇への恐怖と親しみ、闇の中で生きることの安逸さとそれでも光(外)の中に出て行くことの自由に対する葛藤と不安などが描かれます。

なによりこのテナーがとても可愛いです。女の子ならきっと、このテナーに入れ込んで読んでしまうのではないでしょうか。テナーが囚人となったゲドとの出会いで変わって行き、彼を助けたいと思い、そうして自分の意思で自立的に行動すること、ゲドと築いていく「信頼」関係が、なんとも面映くも嬉しく感じます。
それにしてもゲドはまだ青年と言っていい年だと思うのに、なんだか本当にすごく落ち着いていて読んでいて安心します。

中学生からとなっていますが、大人まで楽しめる作品です。
一巻からつながっているお話ですので、一巻とあわせて是非読んでみてください。

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読書中に飲む物4 名間金萱 春茶(ルピシア)

個人的に読書しながらお茶は欠かせないです。

今飲んでる(というか飲み終わった)お茶は台湾烏龍茶のルピシアの名間金萱 春茶。 冬茶と飲み比べたことがないので飲み比べてみたいです。

すごく香りのいいお茶でお気に入りです。
少し冷めたときのまろやかな口当たりはたまらなくて癖になります。
個人的に台湾烏龍茶は中国烏龍茶より好きなので、飲まれたことのない方には是非飲んでみてほしいです。
烏龍茶は一回に何杯も淹れれるのが嬉しいですよねー。

うん、ちゃんとレビューできてないけど…。
個人的にはホットで飲むのがお勧めです。

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