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2011-10

ヴァンパイレーツ6 血の偶像

血の偶像 (ヴァンパイレーツ 6)
血の偶像 (ヴァンパイレーツ 6)
  • 発売元: 岩崎書店
  • 価格: ¥ 998
  • 発売日: 2010/04/17

原題 Vampirates:Blood Captain
ジャスティン・ソンパー 著 海後礼子 訳 三浦均 絵
お勧め度★★★★☆(やっぱり面白いシリーズです!)

「気をつけよ。わらわは、そなたよりもずっと長く生きてきたが、身にしみてわかったことがひとつある」
「なんですか?」
「答えを知る覚悟のない質問は、しないこと。わかるか?」

ヴァンパイレーツの6冊目。原書では3冊目の中盤にあたります。
日本語版の1巻~4巻までの今までは原書を2分冊していましたが、日本語版の5~7巻で1冊という3分冊になっているようです。

今回の話は、コナーにもグレースにも、あるいはジェズにも、覚悟を強いられる話でしたねー。
グレースたち双子とローカンの過去のつながりって何なんだろう。血縁関係だった的な何かだったら嫌すぎるな……。
シドリオも生きていろいろ暗躍してそうなので、それがどういう結果になるか気になる。ジェズもオリビエも良い人だと思うから報われてほしいんだけどなあ。
ジェズと言えば、ダーシーがジェズに一目ぼれする展開になるとは思わなかったので意外でした。ジェズもまんざらじゃなさそうですし。しかしジェズは本当に女の人に好かれるのが上手いな。
最初は登場人物の書きわけとか掘り下げがあまりないかな? とおもったシリーズなのですが、徐々に掘り下げられていてうれしい限りです。
新しい新キャラでいえば、ジョニーも気になりますね。
登場人物も多いシリーズなのですが、ごちゃごちゃになることのないお話なのもポイント高いです。

とにかくもう、初めての殺人をしてしまったコナーはどうなるの?? とか、グレースの進退は? とか、ヴァンパイレーツ船でのジェズとダーシーとシャンティの今後は? とか、シドリオはどうなる? とか気になることが多すぎます。もちろん、ローカンの目が治るかも気になりますしね。

面白いシリーズだと思うのですが、世間ではまだまだマイナーなのでしょうか。是非読んでみて下さい。お勧めのシリーズです。

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ヴァンパイレーツ5 さまよえる魂

さまよえる魂 (ヴァンパイレーツ 5)
さまよえる魂 (ヴァンパイレーツ 5)
  • 発売元: 岩崎書店
  • 価格: ¥ 998
  • 発売日: 2009/12/08

原題 Vampirates:Blood Captain
ジャスティン・ソンパー 著 海後礼子 訳 三浦均 絵
お勧め度★★★☆☆(3・5位。新章開始という感じ??)

「よくきたね、グレース・テンペスト」
グレースは、モッシュ・ズーのまなざしが、深くさしこんでくるような気がした。やがてモッシュ・ズーは目をほかの客たちにむけた。
「四人とも、サンクチュアリへようこそ。みながここで、もとめるものを見出せるように」

ヴァンパイレーツの5冊目。コナーもグレースも、それぞれが新しい局面を迎えます。
グレースはローカンの目を治すために、山を登り悩めるヴァンパイアたちの暮らすサンクチュアリに。そこにいるヴァンパイレーツの導師、モッシュ・ズーに会いに行きます。
コナーの乗るディアブロ号では、レイス船長の弟が訪ねてきます。また一波乱ありそうな予感!?

今回のお話は新しい環境へのイントロダクションみたいな感じでした。
グレースが行ったサンクチュアリは、なんとなくダレン・シャンを思い出してしまったり。そういうところにもやっぱり影響があるのかな。
影響と言えば、作者様は日本とか東洋が好きなんだろうかと思えてきます。なんとなくちょっと恥ずかしいけれど、日本の武術とか刺身とかが話題になるのはうれしいですね。

内容としては、コナーのほうは、なんといってもジェズが悲しかった! ジェズが今の境遇に苦悩しているという事実が、コナーだけではなく読んでいる私たちにまで伝わってくるようで、うれしくもあり、苦しいです。
しかも今回の巻はすごく気になるところで終わっているし! 本当にこの作者様は先へ先へと読ませる引力のある作品を書く方だなあと思います。

コナーの成長は傍目にもわかるほど著しいけれど、グレースも成長しているんだなということがわかって嬉しいです。
癒し手としての力を認められるグレースでしたが、はたしてどうなるんでしょう??
グレースは周りの人に恵まれてるなあという印象でした。船長しかり、モッシュ・ズーしかり、ローカンしかり。
でもコナーには、疑惑の種がまかれてしまった。これからどうなるのか気になります。
本当に、誰が敵で誰が味方になるかわからないシリーズですね。

今回のお話は、モッシュ・ズーの歓迎のメッセージがよかったです。グレースは本当に恵まれているなあ。

本当に、とっても気になるところで終わってるので、次の巻を読むのが楽しみです。

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ローワンと白い魔物 リンの谷のローワン5

ローワンと白い魔物 (リンの谷のローワン 5)
ローワンと白い魔物 (リンの谷のローワン 5)
  • 発売元: あすなろ書房
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2003/07

原題 Rowan of the Bukshah
エミリー・ロッダ 著 さくまゆみこ 訳 佐竹美保 絵
お勧め度★★★★☆(本当にドキドキしました!)

「わしは、これ以上手を貸すことはできんのじゃ、バクシャー係のローワン。わしにわかっとるのは、この役目を果たせるのは、おまえしかいないということだけじゃ。わしに言えるのは、これまでおまえが学んできたことは、すべてこのための準備だったということだけじゃ。そして、わしがおまえにやれるのは……これだけじゃ」

リンの谷のローワンシリーズ五冊目。明言されたわけではありませんが、これ以後シリーズは刊行されていませんし、内容的にも最終巻と言っていい1冊です。個人的にはまだまだリンの谷の人々の活躍が見たいんですけどね。

リンの谷にこれまでにないほどの寒く長い冬がやってきた。多くの村人はあたたかい海岸沿いにまで逃げるという。そうして村に残ったのは、村の長老のラン、ノリスとシャーランの兄妹、ブロンデン、ローワンだけだった……。

いやー、この巻は今まで以上にドキドキしてしまった! 本当にロッダさんは上手いですね。
今までにないほどに厳しい状況に置かれるローワンたち、そうして待ち受ける厳しい冒険……。
ほんとうにドキドキしてむしろ心臓に悪かったです。本の分厚さもいつものほぼ1・5倍。手に汗握る冒険です。

なによりも今までは年長の人たちがローワンの冒険を助けてくれていましたが、今回の冒険はローワンとノリスとシャーランとジールの4人だけ。いつも詞で助けてくれていたシバでさえ、今回はその役目をローワンに譲ります。
そうなんですよね、なんとこの巻ではローワン自身が予言者になってしまうのです。そのことで生まれる恐怖や葛藤などは、こちらまで胃が痛くなるほどでした。

でも、年の近い4人だからこそ、その間に育まれる友情や信頼や絆は、読んでいてぐっとしました。
ローワンも頑張ったけど、個人的にシャーランがすごく頑張ったと思いました! というかみんなえらいです。
しかし一番の大活躍はバクシャーでしょう。バクシャーすごかった。
ローワンを読んでると、勇気がもらえるなあと思います。

ロッダさんの著作はいろいろ読みましたし、どれも面白いと思うのですが、個人的にローワンはその中でもお気に入りのシリーズです。小さい子供から大人まで、どなたでも楽しく読めるシリーズだと思います。
お勧めです。

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イングールの天馬──黒の王子と月の姫君──(下)

イングールの天馬―黒の王子と月の姫君〈下〉 (カラフル文庫)
イングールの天馬―黒の王子と月の姫君〈下〉 (カラフル文庫)
  • 発売元: ジャイブ
  • 価格: ¥ 830
  • 発売日: 2008/11


篠原まり 著 睦月ムンク イラスト
お勧め度★★★☆☆(良作だと思いますが個人的にはちょっと物足りないです)

「そんなこと言ったって、世の中に絶対というものはないよ。あるのは願いだけさ。でもね、本当に一生懸命願えば、それはきっと叶うとわたしは信じているの」

イングールの天馬の下巻です。間をおかず一気に読んでしまいました。
個人的にはいろいろ思うところもありましたが、楽しく読めた作品でした。
何より本当に少女小説! なかよしあたりで漫画化できそうな雰囲気なのが、読んでいて子供のころを思い出してしまいました。
子供が読んだら本当にドキドキするだろうなあ。

個人的にお気に入りのシーンは、本名を告げたいのにそのたびに邪魔が入ってしょんぼりするガイルズでした。思わず笑ってしまった。ほんとうに少女漫画を小説で読んでいるような作品でした。

逆に、やっぱり登場人物の多さとそれに伴う書き込みの浅さは残念だったところです。とくにレミルは浅はか過ぎて逆にかわいそうだったかなあという感じ。

でもなにより、惹かれあい、障害を越え、お互いに強い絆で結ばれるガイルズとアリシアは、世界観の雰囲気もあって、なんだか不思議な感覚になり、いいなあと思いました。
本当に、少女のための少女小説と言った感じ。そういう意味では、とても満足できた1冊でした。

しかし、敵役の暗殺者と話し合えばわかりあえるわ、って思考回路どうなんだろう。
必要なことだったと言っても、死人が生き返る設定も個人的には……。

ただ、いろいろと深いメッセージなども感じる事が出来て、そういうところは素直にいいなあと思いました。
子供の頃に読みたかった1冊です。

王道の少女小説が好きな方や、小さい子にお勧めです。

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イングールの天馬──黒の王子と月の姫君──(上)

イングールの天馬―黒の王子と月の姫君〈上〉 (カラフル文庫)
イングールの天馬―黒の王子と月の姫君〈上〉 (カラフル文庫)
  • 発売元: ジャイブ
  • 価格: ¥ 830
  • 発売日: 2008/11

篠原まり 著 睦月ムンク イラスト
お勧め度★★★☆☆(3・5くらい。少女小説でありファンタジー。)

「今度帰ったら、お前と一緒にヘルゼルでゆっくりしてみるのもいいな」
ガイルズののんきな提案にロルフはかみついた。
「何言ってるんですか。帰ったら結婚式ですよ!」
「結婚式! しまった、すっかり忘れていた」

イラストの人が好きな人だったので図書館から借りてきました。子供向けのレーベル(カラフル文庫)ですが、表紙やタイトルがなかなか雰囲気があって素敵。

神聖な予言を成就するために、顔も知らない王子と結婚することになったアリシア王女。彼女は男装して国を飛び出す。一方、婚約者のガイルズ王子はじゃじゃ馬と評判の高いアリシア姫を拝みに行こうとする道中で、騎士と身分を偽り、男装して偽名を名乗ったアリシア姫たちの護衛をすることになったのだった…。
お互いの身分を隠しながら、惹かれていく二人の運命は……!?

というような話。

ファンタジーというよりばりばりの少女小説テイストの一冊でした。
男装の姫君と、身分を偽り偽名を名乗って彼女を護衛する王子様。惹かれていく二人。結婚式は間近だというのに、王子の騎士を名乗る男に惹かれている自分にいらだつアリシア。一方、ガイルズも神聖な誓いによって、自分がその王子だと名乗れずにいる……。

いやー、王道ですね! ファンタジーというより少女小説としてにやにやしてしまいました。
ファンタジーとして読むとちょっと微妙ですが、読み進めて行くと面白くなっていってぐいぐい読めます。
少女小説としては本当に王道過ぎて逆にむしろ物足りないかもしれません。

あと、登場人物が多すぎて誰が誰だか正直頭に入ってきませんでした。もうちょっと登場人物は減らせたんじゃないかなー、という印象です。

お互いを思いながら、打ち明けられない気持ちを抱いてもやもやしてしまう……。そんな関係の恋人たちが好きな人はお好きなんじゃないかなあと思う一冊です。私は、男装の美少女が出てきただけでうれしい!

子供のころに読んだら、どっぷりはまるのだろうなあという一冊でもあります。
アリシアにも秘密の能力があるらしいし、下巻がどのような展開で、どのように終わっていくのかが楽しみな1冊。
一気に読みたいと思います。睦月ムンクさんのイラストも素敵でした。

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ヴァンパイレーツ4 剣の重み

剣の重み (ヴァンパイレーツ 4)
剣の重み (ヴァンパイレーツ 4)
  • 発売元: 岩崎書店
  • 価格: ¥ 998
  • 発売日: 2009/08/07

原題 Vampirates:Tide of Terror
ジャスティン・ソンパー 著 海後礼子 訳 三浦均 絵
お勧め度★★★★☆(とにかく一気に読めてしまいます)

いったいなにを考えていたんだろう──嵐のなかで、海に身を投げるなんて。まるで狂気よ!
ところがそのとき、とつぜん、堤防の上に父さんの姿が見えた。こっちを見おろしてほほえんでいる。
──ときには、狂気こそが正しいこともあるんだよ、グレース。

ヴァンパイレーツ4冊目。原本の2冊目の後半にあたります。
見学に行った海賊アカデミーに別れがたいものを感じ始めるコナー。一方グレースはヴァンパイレーツ船を思うあまり、とある行動に……。二人はそれぞれの道を選び始めるのだった。

というような話です。

今回のお話も面白かったです! 300ページくらいある本なのですが、ぐいぐい引き込まれ、一気に読んでしまいます。
コナーはこのまま海賊アカデミーに腰を落ち着かせてしまいそうな感じだなあ。どうするんだろう。なんか、私の感覚だとレイス船長に近いのか、海賊の学校? 寝言は寝てから言ってくれ! って感じなのですがどうなることやら。
グレースはすっかり恋する女の子に。ほんとうに頭いいのかよ? と思わなくはありません。でも、優しいヴァンパイアとのロマンス、夢ですねー。ローカンとグレースの恋の行方もとても気になります。

ちょっと気になるのがチェン・リーかな。すごく厳しいと同時に親切で優しいのですが、本当に信用できるのかあやしいものを感じて読みながら警戒してしまいます。
あとシドリオも、新しい仲間を従えて、どんどん行動が表沙汰になっていくので、目が離せません。

本を読みながら、私たち読者もコナーやグレースのように、クレセントムーンベイにいたのが本当に昔のことのように思えてしまいます。まだ4冊目なのに! このスピーディなストーリー展開が魅力ですね。

ヴァンパイレーツ船も、海賊連盟も、コナーとグレースにも、まだまだ不思議がいっぱいあります。これからそう言ったことが明かされていくのでしょうか。楽しみです。
まあ私が一番ドキドキしているのは、ローカンとグレースの恋の行方なんですけどね。

とりあえず、今月中に一気に刊行分を読み切るように頑張りたいと思います。それくらいこっそりはまっているシリーズです。お勧め。

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ティーン・パワーをよろしく3 消えたアイドル


原題 Teen Power Inc. The Disappearing TV Star
エミリー・ロッダ 著 岡田好恵 訳 大庭賢哉 絵
お勧め度★★★☆☆(3・5位。個人的には後半までのれなかったかなあ)

人間て、どうしてこうなのかしら。どうしていつも、他人にどう思われるかばかり気にしている、見栄っぱりなのかしら? ほんとうに、うんざり。

ティーン・パワー株式会社3冊目。
今回の語り手(そして主役)は学校で一番の美人であるリッチェル。そしてニックも大活躍です。

ティーン・パワー株式会社の皆に、人気アイドルのカサンドラ・キャスが出演するCMのエキストラ役としての仕事が来た! 大喜びするリッチェル。
しかし、そのカサンドラが誘拐されてしまって……??
というようなお話です。

リッチェル、良いですよね。白雪姫みたいな美人なのに、現実的でのんきでわがままで、鍵開けとか読唇術とか不思議な特技をたくさん持っているちょっと不思議な女の子。
アイドルになりたいけど、実際CM撮影とかしてみると、現実の厳しさを思い知っちゃうわけです。
この事件を通してもいろいろなことを感じて成長しつつ、根本的な性格は変わらないという、こののんきでマイペースなところがリッチェルの魅力かも。

しかしティーン・パワーのみんなは巻を重ねるごとに本当に魅力的になっていて素敵。私が一番好きなのは皮肉屋のニックなのですが、彼が主役を張るのはいつなのか、今から楽しみです。

今回の話も面白かったのですが、事件が起きるのが物語の半分手前くらいからなので、ちょっといつもの勢いに欠けるかなあと思い、この点数に。
でも事件が起きてからの後半は、面白くて一気に読めました。

毎回毎回ほのかにミステリ風味なのがいいです。と言っても、今回の事件は割合すぐに目星がついちゃったのですが。それでも今回はリッチェルらしいハッピーエンドでよかったです。

ティーンパワーを読んでると、性別も個性も得意なことも違う6人が、時に反目しあい時に認め合う、そう言った集団での付き合い方接し方というのを、いろいろ感じさせられ、学ばされます。
そして男女の差なく活躍している、ロッダさんに特有の世界観も、こっそりお気に入りの箇所なのです。

すぐ読めるので、気楽に読みたい本を探してる方にはお勧めのシリーズ。
次も楽しみです。

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ヴァンパイレーツ3 うごめく野望

ヴァンパイレーツ3 うごめく野望
ヴァンパイレーツ3 うごめく野望
  • 発売元: 岩崎書店
  • 価格: ¥ 998
  • 発売日: 2009/05/23

原題 Vampirates:Tide of Terror
ジャスティン・ソンパー 著 海後礼子 訳 三浦均 絵
お勧め度★★★★☆(個人的には気になって仕方ないシリーズです!)

「祈りましょう。あなたが長生きするように。それ以上に、愛、笑い、友情、冒険がいっぱいつまった、たいくつ知らずの人生を送れるように」そういうと、自分の手に口づけして、その手でコナーの頬をなで、ほほえんだ。「昔ながらの海賊流儀よ」

ヴァンパイレーツの3巻。個人的に今続きが気になって仕方ないシリーズです。
双子のコナーとグレースは無事再会し、モロッコ・レイス船長の船で暮らしていた。しかしある日事件は起き、それを境にグレースはコナーの身の安全を考え始める。そこで、コナーとグレースは海賊の学校である「海賊アカデミー」に見学に行ったのだ。
一方、ヴァンパイレーツ船を追放されたシドリオには新しい仲間が……。

というような話。

いやー、面白かったです。なんだか続きが気になって、一気に読んでしまいました。
ディアブロ号の船員たちの身に起きた不幸な決闘のシーンは本当にどきどきして哀しかったですし、そのあとのジェズの身に起きたことは衝撃的でした。
衝撃的と言えばローカンの身に起きてしまったことも衝撃的だった。ローカン、やっぱり、目が!
こんなにまでなってグレースを護ろうとするローカンに胸をうたれてしまう。というかこれで二人がくっつかなかったらむしろ詐欺の領域だ。どうなるんだろう。まだ全然わからないけど……。

しかし、最初はグレースも魅力的だったけど、なんだか徐々に受け身になってきているような気がして、ちょっといらっとする部分もなくはないのが悲しい。頭のいい子ってやっぱり書くのが難しいのかな……。

海賊アカデミーで過ごすことになったコナーとグレース。はたしてどうなるのでしょう? また、コナーは自分が海賊船の船長になる幻覚を見ます。はたして実現するのか?? などなども気になるところ。

この3巻は原書の2巻を二分冊しているので、内容的には4巻に続くのですが、すごく続きが気になるのに4巻を借りてきてないのでもやもやする。

楽しいシリーズなのですが、あえて気になることをあげるなら登場人物の書き込み不足が気になるかな……、という気もします。
でも、読んでいて実際に海の様子が見えてきそうな所なんかは、とてもお気に入りです。
これから、人気が出ていくシリーズになればいいなと思います。
次の巻も楽しみです。

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悪ノ娘 緑のヴィーゲンリート

悪ノ娘 緑のヴィーゲンリート
悪ノ娘 緑のヴィーゲンリート
  • 発売元: PHP研究所
  • 価格: ¥ 1,260
  • 発売日: 2011/02/24

悪ノP(mothy) 著 鈴ノ助 表紙絵
お勧め度★★★★☆(このシリーズは嫌いじゃないです)

「愛とは我が侭なものだ。相手が欲するものを与えたいと思う反面、相手のすべてをほしいと思わずにはいられない。相手の目がほかに移れば嫉妬もする」

ボーカロイドを使って製作している楽曲のノヴェライズ、「悪ノ娘」第二弾です。
今回ノヴェライズされている楽曲は、「白ノ娘」と「リグレット・メッセージ」でした。
歌詞は本の帯についているので、楽曲を聞いたのは読了後でしたが、それでも十分に楽しめました。
ただ、前作の黄色い話を読んでからのほうが絶対楽しめると思います。

私が感動したのは本の装丁。前作で違和感を覚えた余白の多さが改定されていてうれしかったです。

お話としては、ややご都合主義というか、ちょっと安っぽいところがありますが、良いお話でした。好きか嫌いかと言われると、やっぱり好きなお話です。

今回は前作に出てきたクラリスとミカエラの友情物語と、二人の視点からみた前作のお話です。
正直二人は百合百合しているので、そういうのが苦手な方にはあまりお勧めできないかもしれません。

それより私が抵抗感を覚えたのは、むしろミカエラがもとは性別がないと言っても、最初のほうは少年っぽい印象で書かれていたことですね。むしろ深く考えると百合じゃないんじゃ…? という感じもするので、そのあたりも微妙。

お話としては、前作の謎はだいたい解消されて、文章力も向上していて、新しい謎も出てくるので、すっきりと読めます。
この話はみんな取りつかれてるだけで、本当に悪い人はいないのかもしれないなあというのも大きいです。

すべての元凶はカイル王子? という気もするので、そのあたりがどうなるのかも楽しみです。
次回作も読むんだろうな、と感じた作品でした。
興味のある方にはお勧めの1冊。

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ヴァンパイレーツ2 運命の夜明け

ヴァンパイレーツ2 運命の夜明け
ヴァンパイレーツ2 運命の夜明け
  • 発売元: 岩崎書店
  • 価格: ¥ 998
  • 発売日: 2009/02/13

原題 Vampirates:Demons of the Ocean
ジャスティン・ソンパー 著 海後礼子 訳 三浦均 絵
お勧め度★★★★☆(ドキドキして、テンポもよくて、面白いです)

「ここが、わが家?」
「この船はとても長いこと航海してきた。グレース、ここは避難所なのだ。流れ者や孤独な者たち。この世のはてへと追いやられた者や、みずからそこにひきつけられた者たちの安息の地だ」

ヴァンパイレーツの2巻。前の巻が微妙なところで終わっていてもやもやとしたので一気に続けて読んでしまいました。
しかし、原題を見て納得。このシリーズ、日本語版は1冊を分冊して2冊に分けて出しているのですね。それはもやもやするはずだ。
今回の話も面白かったです! とくにコナーがいい。今までどこでもよそ者扱いされていた彼が、海賊の仲間に迎え入れられ、剣の修業をし初陣を果たし、認められて成長していく。
この成長がよく伝わってきてとてもよかったです。
コナーのほうの話は、本当に海賊らしい活気に満ちていて、なんだか元気をもらえます。

それに反してグレースのほうのお話は、暗い夜と闇の世界の海賊船。
ヴァンパイレーツの船には船長をよく思わないものもいて、その毒牙がグレースにまで向けられる…。
この展開にはワクワクしました。ヴァンパイレーツ船を追放されたシドリオは、今後も復讐のために暗躍しそうなので、楽しみでなりません。
私が好きなのは、グレースを助け出していつも護ってくれる青い目の吸血鬼のローカンですが、彼も非常に気になる終わり方をしているので、もう続きが気になって気になって仕方ありません。

ローカンと言えば、バーソロミューとあわせて、名前がダレン・シャン氏「デモナータ」シリーズのオマージュでしょうか。そんなところもにやりとしてしまいます。

とにかく、どうにも続きが気になって仕方ないシリーズです。これは面白いです。
次の巻も楽しみにしたいと思います。

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