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2015-10

『エルフとレーブンのふしぎな冒険 おそろしの森はキケンがいっぱい!』/マーカス・セジウィック 著





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(2015年読書感想63冊目)

マーカス・セジウィック 著
中野聖 訳 
朝日川日和 イラスト

   
おすすめ度★★★★✩(小さな子供が好きそうな物語。翻訳やイラストのイメージでガラリとかわりました!)


この本の概要
イギリスの作家、マーカス・セジウィックの人気シリーズの日本初邦訳作品。
原作はちょっとゴシック調の挿絵がふんだんにあしらわれ、ちょっとダークな感じが漂う作品なのですが、日本の翻訳はすごいです。
つばさ文庫とかが出しそうなライトな雰囲気と可愛らしい漫画的な挿絵、そして今時の翻訳。
でも、全体の雰囲気は統一されているので、これはこれでいいんじゃないかなあと私は思います。


本のあらすじ

耳の尖ったふしぎな女の子と、動物と会話できる木で暮らす男の子、お互い名前を教えたくないというところから出会った二人が、お互いをエルフとレーブンと呼び合い、エルフの家族を探しに行く冒険から、やがて世界を救う物語になっていき…??
ちょっととぼけたダークキュートなファンタジー小説、開幕の第一巻!



この本の読みどころと感想


ちょっと不思議なキャラクターと世界観が織り成す、ちょっと不思議なファンタジー!

題名が好みだったので、原書で読もうかと邦訳前から惹かれていた作品で、前後して日本語訳が出たので、もう見るからに児童書だったのですが、勇気を出して購入しました。
読んだ印象は、なんとも不思議な物語、でした。
きちんとしたファンタジー小説なのですが、世界観や登場人物の説明が(おそらく故意に)省かれていて、それがこのシリーズがとても不思議な物語になる手助けをしていて、おもしろいです。
また、「レイブンクロー」や「レゴラス」といった、ファンタジー好きの子供なら思わずにやっとできる小ネタも随所にちりばめられ、読んでいて楽しかったです。
上にも書きましたが、翻訳版と原書では本の雰囲気がかなり違うと思います。
でも、日本語版はこれはこれで魅力があるな、と感じさせるものがあって、私は好きです。続編も出て欲しいです。冬に出るみたいですね。楽しみです。
謎解きのないセカイ系デルトラクエストの女の子版、みたいな印象を受けました。
そういうのが好きな方におすすめです。

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『死神うどんカフェ1号店 四杯目』/石川宏千花 著





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(2015年読書感想62冊目)

石川宏千花 著 
庭 イラスト

   
おすすめ度★★★★✩(物語が佳境に入り、様々なことが明らかになる第四巻!)


この本の概要
日本の児童書、YA小説作家の石川宏千花さんの著作。死神うどんカフェ一号店シリーズの四冊目。レーベルは講談社の「YA! ENTERTAINMENT」
月太郎や亜吉良の抱えるものが判明したり、物語が動き出す第四巻です!


本のあらすじ

夏休みが終わり、いよいよ新学期が始まった希子の日常は、希子の思いもかけないモノになっていった。クラスメイトたちと交流を深め、相変わらずうどん屋さんに通い…。
青春群像ノベルの、清々しい第4巻!



この本の読みどころと感想


希子と亜吉良の見据える未来は? 希子とともに、読者までも前向きな気持ちになれる一冊。


物語が加速していく第四弾。
この作者様、もともと力量のとてもあった方だけれども、ここにきて成長ぶりが如実にわかってきて、デビュー作から好きな人間としては、とても嬉しいです。
特にキャラクターが生き生きしていて、とても素敵です。今夏出てきた佐多君もます子ちゃんも、本当に面白くてかわいいです!
それに反して、月太郎の抱える事情なども明らかにされ、これがまた切なくて……。
また、亜吉良も選択を迫られ、悩まされる様子が。
明るさと重さのバランスが本当に素晴らしいのは、1巻の頃から変わらず、このシリーズの見所だと思います。
この本がどんな結末を迎えるか、ぜひ見届けたいなって思える、そんな素敵なシリーズです。読めてよかったと思っています。


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『FLESH & BLOOD13』/松岡なつき 著




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(2015年読書感想61冊目)

松岡なつき 著 
彩 イラスト

   
おすすめ度★★★★✩(新章開幕! 新しい展開から目が離せない!)


この本の概要
日本のBL小説作家、松岡なつきさんの大人気シリーズ、FLESH&BLOODの第13巻目。
スペインから戻ってきて、イングランドに帰還した海斗たちに、新たな悩みが尽きません。ますます目が離せない、新章開幕の一冊です!


本のあらすじ

スペインから無事イングランドに帰還した海斗たち。
しかし結核に罹った海斗の容態は、日に日に悪化していく。
しかも、現代から和哉が、海斗に会いにタイムスリップしてくるかもしれなくて!?



この本の読みどころと感想


海斗の容態が痛々しく、不穏な一冊。ついに和哉もやってくる?


とにかくこの本、海斗の容態が悪化していくさまが痛々しく、読んでるこちらまでドキドキしてしまいます。ジェフリーとナイジェル、そうしてリリーの献身的な介護の様子が見所でしょうか。特にナイジェル! メイトがあまりにも優しすぎて、ナイジェル好きな私も思わず涙でした。
そしてなにより、この巻は和哉がついにタイムスリップに成功したかも、という絶妙なところで終わっていて、ドキドキが止まりません。
前巻でジェフリーをビセンテ好きなあまり結構けちょんけちょんにいってしまった私ですが、この巻を読むと、ジェフリーもいいな、なんて思います。この一途で華やかで男らしい感じはたしかにいいです。
逆にビセンテがフェリペ様と謁見する場面は違う意味でのドキドキにより読む手が止まりました。ビセンテ、アロンソがいてよかったね、と思う傍ら、レオがどうなったのか、たまらなく気になる私です。
次巻は幕開けから急展開が予想されて、早く読みたいという気持ちで一杯です。楽しみ!



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『みどりのゆび』/モーリス・ドリュオン 著




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(2015年読書感想60冊目)

モーリス・ドリュオン 著 
安東次男 訳

   
おすすめ度★★★★★(涙なしでは読めない一冊。出会えてよかった!)


この本の概要
フランスの作家、モーリス・ドリュオンの著作で古典的名作。
レーベルは岩波少年文庫
本の中には、美しい挿絵がたくさん描かれていて、この本の見所の一つです。


本のあらすじ

チトという男の子には、植物の成長を早めるという、不思議な緑の指があった。
お父さんは街の産業として、戦争の道具を作っているけれど、チトは植物が大好きだ。
チトが自身の緑の指を使って起こす、様々な奇跡とは?


この本の読みどころと感想


美しい挿絵に美しい文章。何よりも美しい心の物語。



昔から名前だけは知っていて、今になって図書館でなんとなく手にとった一冊ですが、この本は、読めて良かった、出会えてよかった! と心から思える名作です。完全に不意打ちでした。朝の電車の中で、読みながらボロ泣きし、それを同僚に見られてしまうということもありましたが、とにかくそれくらい、泣けるお話でした。本読んで泣いたのは、久しぶりです。
とにかく、美しい挿絵、美しい文章、そうして何より、美しい心の物語です。
チト……、チトが天使すぎるのです!
お話は先が読めてしまいますが、シリアスで、でもそこでのチトの振る舞い方が本当に素晴らしくて……。
私たちがチトのようになるのは不可能でしょう。チトは天使です。
しかし、この本を読んで、チトという男の子がいることを、たくさんの人に知って貰って、忘れないで欲しいと、心から願います。
そんな素敵な、本当に素敵な一冊です。
おすすめ。


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『死神うどんカフェ1号店 三杯目』/石川宏千花 著





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(2015年読書感想59冊目)

石川宏千花 著 
庭 イラスト

   
おすすめ度★★★★✩(生と死、成長がテーマの第三弾! 相変わらずバランスがいいです。)


この本の概要
日本の児童書作家、石川宏千花さんの人気シリーズ、「死神うどんカフェ」の3冊目。
レーベルは講談社のYA! ENTERTAINMENT
表紙の希子ちゃんの青いサマードレスが美しいです。


本のあらすじ

二年前の夏、希子と亜吉良が助けた少年、北村栄くんが、自殺未遂を繰り返すと聞いた二人。夏休みも終わる頃、いてもたってもいられず、栄くんに会いにいくことにしたのだが!?


この本の読みどころと感想


思春期ならではの感受性の揺れがみずみずしく愛おしい一冊。


二年前助けた男の子が自殺未遂…。なぜ、どうして?
その理由というか、その理由に気づくまでの過程というか、そういうものに私は非常に心当たりががあって、その瑞々しい悩みや感性に本の中で触れる事によって、自身の学生時代を思い出しました。
この頃の学生の子たちって、本当に様々なことに悩んで、その様子が、たまらなくキラキラして、愛おしい気持ちでいっぱいになります。
この本では、そんな子供たちを見守る大人たちの温かい眼差しもとても素敵です。
特に須磨さんがかっこういい。
この世の中には、悪い大人もいて、でも、いい大人というのも、確かに存在する。
それは大人になった今でも感じることだし、心の中で、ずっとどこかに忘れずにしまっておきたい、そんな真実なのだと思わされます。
大人たちの優しい眼差しを感じながら、一歩づつ前に進み、成長していく希子ちゃんの様子が、なんとも愛おしい一冊です。
そして月太郎は本当に可愛い。たまらないです…。




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『フェアリー・レルム〈10〉虹の杖』/エミリー・ロッダ 著




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(2015年読書感想58冊目)

エミリー・ロッダ 著 
岡田良恵 訳
仁科幸子 イラスト

   
おすすめ度★★★★✩(フェアリー・レルム最終巻! 全ての謎が明らかに。)


この本の概要
オーストラリアの児童書作家、エミリー・ロッダさんの女の子向けの児童書、フェアリー・レルムシリーズの10冊目にして最終巻。
今までの伏線や、様々な謎が解き明かされ、妖精の国も大ピンチという状況は、最終kンにふさわしくて、やはりドキドキと一気読みさせてくれます!



本のあらすじ

詮索好きのお隣さんであるツイードさんが、ブルームーン館に泊まりに来るって!?
どうしよう、おばあちゃんもいないのに…。
加えてお母さんは、ジェシーを都会の学校に転入させようとしているの!?
大好きなブルームーン館に、住めなくなってしまうかも。
様々な事件が起こる、物語の最終巻!



この本の読みどころと感想


大丈夫、全てうまくいくわ。おばあちゃんのこの言葉が、人生の全てなのかもしれない。

大好きな女の子向けの児童書、フェアリー・レルムシリーズもついに最終巻。
正直、読む前は、きっと最後、ジョシーは本当に妖精の国の王女様になるのかな、なんて考えていました。しかしその結末予想は斜め上をいき、この本で描かれるのは、様々な大人たちのそれぞれの生き様でした。
ストーン先生も、ツイードさんも、それぞれの生き方があるけれど、自分の考えを他人に押し付けて、その人が不幸だ、と考えてしまうのは、良くないことなのかも知れない、と思う。怖いのは妖精ではなく、近くにいる隣人なのかもしれない。
素晴らしいのはジェシーのおばあちゃんとお母さん。
この二人の信じる力、現実的な力を、その両方をバランスよく持つことが、自分の生き方を探し実践することが、自分らしく生きていく、ということなのかもしれない。
児童書だけど、侮ることなかれ。この本は、とっても素敵なシリーズです。



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