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2016-04

魔法がいっぱい!/ライマン・フランク・ボーム 著





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(2016年読書感想23冊目)



この本の概要


著者 ライマン・フランク・ボーム
本(作者)の国籍 アメリカ
訳者 佐藤高子
イラスト 佐竹美保
出版社 早川書房
レーベル ハヤカワ文庫FT(36番)
ジャンル ハイファンタジー
ページ数 240ページ
フォーマット 紙本
ノンシリーズかシリーズものか? ノンシリーズ(単品で読める)
なぜこの本を読んだか。なんだか急に読みたくなって。
本の入手方法 書店にて購入。

   
おすすめ度

感動 ★★
面白い★★★★
人に勧めたい ★★
驚き ★★★★
学んだ ★★

この本を評価するなら 80点くらい。あまりお勧めとかって作品ではないですが、わたしは無性に好きです。

収録作品
解説によれば、オズの魔法使いで有名なフランク・ボームの処女作らしいとの事。また、収録作品のうちの二編は、同じハヤカワ文庫FTのアンソロジー、ビバドラゴン! で紹介されています。
ビバドラゴン読んだときも、この話は印象に残っていて、今回作品として通読した後でも、その印象は変わらなくて。むしろもっと良くなって。
お菓子の国に住む、陽気で優しくて寛大な王様と、住民たちが繰り広げる、ポップでキュートで奇想天外な冒険がとても面白いです。
何というかこの本を読んでいると、幸福だということ、寛大だということ、こういったものは本当に大事だなあと思いました。ある意味では現代社会への批判のように取れなくもない、色々な意味での豊かさを感じさせる作品です。
何がというわけではなくて、うまく言葉にできないのですが、わたしはこのモーの国が本当に好きです。
地図を見ても見つけられないけれど、心の扉を開けば、いつでもモーの国にいけるのかも。ファンタジーの、ファンタジー小説らしさを、存分に堪能できる素敵な作品です。



受賞・ノミネート情報など
不明


本のあらすじ内容
お菓子でできた〈モーの国〉。どの地図にも載っていないけれど、こんなに楽しい国はない――ムラサキ・ドラゴンに王さまの頭を食べられてしまった! 王子さまが糖蜜の湖に沈んだ!? 収穫前のプディングが畑から消えた! 気のいい王さまやチャーミングなお姫さま、難題を吹っかけられた勇者たちが繰り広げる、摩訶不思議な冒険の数々。『オズの魔法使い』著者による、シリーズのエッセンスが詰まった傑作ファンタジイ!


この本の感想



心に響いたシーンなど

パイケーキ姫とティムトムの物語が好きでした。

主な登場人物

王様 モーの国の象徴である陽気で寛大な王様
ムラサキ・ドラゴン モーの国のすごく悪いドラゴン。



こんな本が好きな方におすすめの本です
キュートでポップなファンタジーが読みたい方に。
オズの魔法使いや不思議の国のアリスがお好きな方に。



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死神うどんカフェ 五杯目/石川宏千花 著




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(2016年読書感想22冊目)



この本の概要


著者 石川宏千花
本(作者)の国籍 日本
訳者 
イラスト 
出版社 講談社
レーベル YA! ENTERTAINMENT
ジャンル お店物青春グラフィティ
ページ数 209ページ
フォーマット 紙本
ノンシリーズかシリーズものか? シリーズ5冊目
なぜこの本を読んだか。このシリーズが好きなので。
本の入手方法 図書館で借りてきました。

   
おすすめ度

感動 ★★★★
面白い★★★★
人に勧めたい ★★★★
驚き ★★
学んだ ★★★★

この本を評価するなら 85点くらい。涙腺にくるシリーズですね! こんかいもよかったです!

収録作品

死神うどんカフェ五杯目


受賞・ノミネート情報など
不明


本のあらすじ内容(「BOOK」データベースより)

2年前の夏の事故で心を閉ざしていらい、死にながら生きていた日々が、《死神うどんカフェ1号店》での亜吉良との出会いをきっかけに、終わった。
学校でも、はじめていっしょに過ごす友だちができ、少しずつ、自分へのいましめであった孤独から抜けだしていく。
そんなある日、《死神うどんカフェ1号店》の定休日に客が訪れる。それはなんと、須磨さんが50年前に失ったと思っていた初恋の人だった。いったい、ふたりの関係とは?
学校では、目黒先輩にパーティーに招待される。ドレスコードは、仮装ペア。どきまぎしつつも希子は亜吉良と九嵐を誘うことにして……。
せつない時間も、楽しい時間も、あっという間に過ぎさり、希子は逃れようのない死と向かいあうこととなる。
生と死に翻弄されるシリーズ第5弾!


この本の感想
このシリーズはやはり面白いです。
さらりと読めるのに、心に刺さって、重たいのに、重すぎるわけでもなくて、重い軽いではなく、この本は生と死というものに対してとても真摯な本だと感じています。
いわゆる対象年齢のYA世代の時に読んだらこんなこと想わなかったかもしれないけれど、だからこそ今読めてよかったと思える本です。
良い大人や、よい先輩に囲まれて、人も死神も成長していく。
でも悪い大人もいることもちゃんと描かれていて、そのバランスがとても好きです。
希子ちゃんも亜吉良君も、今という時を経て成長していく。でもそれは年齢関係なく、どんな時代を生きている人であっても言えることだと思いました。
あと一冊で物語は完結します。
最後まで読んで、見届けたいと思える物語です。



心に響いたシーンなど

亜吉良君と両親の会話。
希子ちゃんと月太郎の会話。
甲乙つけがたいくらいどちらもよかった。


主な登場人物

林田希子 二年前の事故から、心を閉ざしていた高校二年生の女の子。
三田亜吉良 二年前の事故で、希子たちを助けた。今は<半死人>
星海九嵐 元死神。うどんに惚れてうどん店を営む。
福富一淋 死神。九嵐のあとを追いかけて人間界に。
花園深海 死神。一淋とともに人間界に。




こんな本が好きな方におすすめの本です
さらりと読めるけれど深く何かを考えたい方に。
青春時代を想わせる小説を読みたい方に。



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恐竜の谷の大冒険 マジックツリーハウス1/メアリー・ポープ・オズボーン 著




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(2016年読書感想21冊目)



この本の概要


著者 メアリー・ポープ・オズボーン
本(作者)の国籍 アメリカ
訳者 食野雅子
イラスト 甘子彩菜
出版社 メディアファクトリー
レーベル 
ジャンル タイムトリップ・ファンタジー
ページ数 157ページ
フォーマット 紙本
ノンシリーズかシリーズものか? シリーズ1冊目
なぜこの本を読んだか。以前より読んでみたかったので。
本の入手方法 図書館で借りてきました。

   
おすすめ度

感動 ★★
面白い★★★★
人に勧めたい ★★★
驚き ★★★★
学んだ ★★★

この本を評価するなら 77点くらい。確かに面白い! 次も読みたいという気持ちになります。

収録作品

恐竜の谷の大冒険
黒い馬の騎士


受賞・ノミネート情報など
不明


本のあらすじ内容(「BOOK」データベースより)

ジャックとアニーは、アメリカ・ペンシルベニア州に住む、なかよしきょうだい。ある日、ふたりは、森の大きなカシの木の上に、ふしぎなツリーハウスを見つける。中で本を見ていると、とつぜんツリーハウスがまわりだし、本のなかの世界へ行ってしまう。ついたところは、恐竜の時代。本物の恐竜たちと、なかよくなったり、追いかけられたり。ハラハラどきどきの大冒険がはじまった。はたして、ふたりは、ぶじに帰れるのか。


この本の感想
マジックツリーハウスといえば子供に大人気の本で、映画化されたんだったかされるんだか、とにかく面白い本だと聞き及び、ずっと読んでみたかった本です。
何より、ツリーハウスっていう題材だけでもときめくし、しかも魔法のだなんて……。
何の予備知識もなく読み始めましたが、まさかのタイムトリップもの。しかも最初から恐竜の時代に飛ぶというなかなかのはじけっぷりが素敵でした。
でも、確かに面白いです!
アニーもジャックも、子供も大人もどこか共感できるものを持っていると思うし、なによりハラハラドキドキの連続で、二人はどうなってしまうの? と思いながら読みました。
個人的に表題作よりも、同時収録されている黒い馬の騎士の方が好きでした。なかなかにロマンがあると思うのですよね。
とにかく好奇心旺盛で怖い物知らずのアニーと、そんな妹に振り回されながらも放っておけない読書好きのジャック。この2人の冒険が今後も楽しみで、続きも読もうと思いました。
それにしても、メダルに名前の彫られている「M」
これは間違いなく、あの人ですよね。
そういう意味でも、続きを読むのが非常に楽しみです。
二話分のお話が読める本の構成もよくて、読んでる時間は本当に楽しかったです。
でも実際にこんなツリーハウスがあったら、わたしだったらドキドキしすぎちゃうので、本の中でアニーとジャックの活躍を読んでるだけで満足です。笑。


心に響いたシーンなど

黒い馬の騎士と一緒に、どこかでもかけていくシーン。とても抒情的です。


主な登場人物

ジャック 本が大好きな男の子。アニーの兄。
アニー 動物とすぐ仲良くなれる、好奇心旺盛な女の子。





こんな本が好きな方におすすめの本です。
少女と少年の冒険ものがお好きな方に。
なにか気楽に読めるファンタジー小説を探している方に。



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帰らずの海と人魚のふえ エルフとレーブンの不思議な冒険3/マーカス・セジウィック 著




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(2016年読書感想20冊目)



この本の概要


著者 マーカス・セジウィック
本(作者)の国籍 イギリス
訳者 中野聖
イラスト 朝日川日和
出版社 学研プラス
レーベル 
ジャンル ハイ・ファンタジー
ページ数 184ページ
フォーマット 紙本
ノンシリーズかシリーズものか? シリーズ3冊目
なぜこの本を読んだか。このシリーズが好きだから。
本の入手方法 書店にて購入。

   
おすすめ度

感動 ★★
面白い★★★★
人に勧めたい ★★★★
驚き ★★★
学んだ ★★★

この本を評価するなら 86点くらい。この本好きです。もっと読まれてほしい!

収録作品

帰らずの海と人魚の笛


受賞・ノミネート情報など
不明


本のあらすじ内容(「BOOK」データベースより)

動物と話せる男の子レーブンと、魔法の弓を持つ女の子エルフ。悪の王ゴブリン・キングをたおすため、旅を続けるふたりは、ついに、海をこえることに!しかし、おそろしい海賊につかまり、魔法の弓もうばわれて、今までで最大のピンチに…!どうしたら、ここからにげられるの!?救いのカギは、人魚!?  




この本の感想
前の巻である2巻目を読んで、このシリーズは面白いと確信しました。面白かったのでこの三冊目も原書を講読し、半分ほど読書済みの状態でこ日本語版を読み始めました。
この本の一巻が出た当初は、なんて今どきにアレンジされた翻訳と挿絵だろうと思いましたが、原文と照らし合わせても違和感がなく、むしろ原文よりも上品に親しみやすく翻訳されていて、このアレンジは大ありだな、と考えを新たにしました。
この巻は海が舞台ということで、海賊に人魚、そうして無人島とそこで出会った砂人間といった、ありとあらゆる魅力的な登場人物が出演します。こういう奔放なイマジネーションがファンタジー小説らしくてとてもいいと思いました。
また、此の巻になって気づきましたが、レーブンのなんと優しく紳士的な事でしょう。怒りっぽいエルフもかわいいのですが、読者対象の小さな女の子の中には、レーブンに胸をときめかす子も多いのではないだろうか、などと思いました。
エルフとレーブンの世界を救う旅は、森、雪山、海ときて、次は砂漠に向かうようです。また過酷な旅になりそうですが、二人なら何とかなるでしょう。
この本は本当に面白いシリーズだと思います。続きが出たらまた絶対読みますが、果たして続きが、出るかな?
楽しみに待ちたいと思います。


心に響いたシーンなど

人魚のモーロが美しかったです。人魚ってロマン……。


主な登場人物

エルフ とんがり耳の女の子。魔法の弓を扱う
レーブン 動物と話せる男の子。
ラット君 エルフとレーブンのネズミの友達。




こんな本が好きな方におすすめの本です。
少女と少年の冒険ものがお好きな方に。
なにか気楽に読めるファンタジー小説を探している方に。



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少年の魔法のつのぶえ―ドイツのわらべうた/ブレンターノ アルニム 編




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(2016年読書感想19冊目)



この本の概要


著者 クレメンス・ブレンターノ アヒム・フォン・アルニム 採話
本(作者)の国籍 ドイツ
訳者 矢川澄子 池田佳代子
イラスト 駒形克哉
出版社 岩波書房
レーベル 岩波少年文庫
ジャンル 詩(わらべ歌)
ページ数 182ページ
フォーマット 紙本
ノンシリーズかシリーズものか? ノンシリーズ(単独で読める)
なぜこの本を読んだか。本屋で見かけ、無性に惹かれて。
本の入手方法 書店にて購入。

   
おすすめ度

感動 ★★
面白い★★★★
人に勧めたい ★★★
驚き ★★★★
学んだ ★★★

この本を評価するなら 85点くらい。面白いです。子供から大人まで楽しめそう。

収録作品

少年の魔法の角笛
第一部 子どもの歌、暮らしの歌
第二部 さまざまな愛の歌 ものがたりの歌


受賞・ノミネート情報など
不明


本のあらすじ 内容(「MARC」データベースより)

旅まわりの職人、家事手伝いの娘たちなど、庶民の口から口へ伝えられたドイツ語圏の民謡を紹介。子どもの暮らしにまつわる代表的なわらべうたを収録したドイツのマザーグース。



この本の感想

ドイツという国には個人的にとても惹かれるものがあります。
そのドイツのマザーグースという文句に惹かれ、またなんとも言えない雰囲気に誘われるように手に取りました。
わらべ歌は好きです。人々の暮らしが見えてくるようで、活き活きとした詩に、実際はメロディは判らないのに、メロディも聞こえてきそうな気になります。
しかしドイツというお国柄なのか、わらべ歌だからなのか、とにかく歌の中で人や動物があっけなく死んでしまうのには驚かされます。しかし、それも中世のドイツならではと納得してしまいました。
第二部、愛の歌物語の歌は、さすがロマン派と言われる時代を築き上げたドイツの歌らしく、非常に甘美でロマンチックです。
やっぱり私はドイツが好きだなと思います。
子どもが読んでも、大人が読んでも面白い一冊だと思います。また、装画の切り絵が絶品です。おすすめ。

心に響いたシーンなど

詩集につ・き割愛


主な登場人物


詩集につき割愛




こんな本が好きな方におすすめの本です。
ドイツがお好きな方に。
詩やわらべ歌に興味のある方に



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パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 魔海の冒険2-上/リック・リオ―ダン 著




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(2016年読書感想18冊目)



この本の概要


著者 リック・リオ―ダン
本(作者)の国籍 アメリカ
訳者 金原瑞人 小林ゆき
イラスト 
出版社 静山社
レーベル 静山社ペガサス文庫
ジャンル アーバン・ファンタジー
ページ数 224ページ
フォーマット 紙本
ノンシリーズかシリーズものか? シリーズ二作目の上巻。
なぜこの本を読んだか。一巻が面白かったので。
本の入手方法 書店にて購入。

   
おすすめ度

感動 ★★
面白い★★★
人に勧めたい ★★★
驚き ★★★★
学んだ ★★

この本を評価するなら 70点くらい。シリーズに愛着がわいてきました。何とも言えない味があります。

収録作品

魔海の冒険


受賞・ノミネート情報など
不明


本のあらすじ 内容(「BOOK」データベースより)

7年生の最終日、13歳の少年パーシー・ジャクソンは学校で突如怪物に襲われた。窮地から救い出してくれたアナベスとともにハーフ訓練所にむかうが、訓練所は危機に瀕していた。魔法の結界をたもつタレイアの松に毒がもられたのだ。タレイアの松を復活させるため、教頭タンタロスに金の羊毛があるという魔の海へゆくことを提案するが、今回冒険の旅に指名されたのはクラリサだった。しかし、魔の海で怪物ポリュペモスにとらわれている親友グローバーを救うため、アナベス、タイソンとともに、パーシーは魔の海をめざすーー。


この本の感想

パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々シリーズ2作目。日本でもこの二作目までは映画公開されましたね。
一作目が面白かったので、二作目も手に取って読んでみました、
面白いか面白くないかでいったら面白い! と言いますか、この独特の語り口やテンションや発想力に慣れてきたのか、キャラや世界観に愛着がわき始めてきました。
何というかこの巻は、グローバーが面白すぎて、何なのこのサテュロス!(褒めてます)と思いながら読んでいました。
本当、ギリシャ神話をこんな風に解釈しアレンジ現代アメリカに根付かせてしまう作者リオ―ダンの発想力……。
こういう物語って誰もが考えるものだと思うのですが、このパーシーのシリーズは、リオ―ダンにしか書けないよね、と思います。
何とも言えないユーモアの連続で、読んでいてびっくりしてしまって疲れることもあるのですが、でも所々深く心に突き刺さるところもあります。今回でいうならパーシーとヘルメスの会話のシーンですね。
ルークはどうなるのかな、改心するのか、このすごく偉そうな路線を突き進むのか……、などと、色々な意味でドキドキしながら読めるシリーズです。
キャラクターの造形は何というか全体的にハリー・ポッターを彷彿させるのですが、出版された時代的にはしょうがないのかなあと思います。でもハリー・ポッターより好きです。
タイソンもいいキャラしてますよね。まさかのパーシーとの関係性も、これからタイソンはパーシーとどういう関係を築いていくのかと思うと楽しみです。でもこの巻はすべてを持って行ってしまうグローバーの破壊力がやたらと印象に残っています。
上巻は非常に気になるところで終わっているので、下巻を読むのも楽しみです。


心に響いたシーンなど

パーシーとヘルメスが出会い会話するシーン。家族というものについて考えさせられます。


主な登場人物


パーシー・ジャクソン 本名はペルセウス。ジャクソン。ポセイドンの息子
アナベス・チェイス アテナの娘。勇敢で知性に富む少女。
グローバー パーシーの親友。サテュロス。
タイソン パ―シーの新しい学校でできた友人。




こんな本が好きな方におすすめの本です。
面白くて刺激的なファンタジー小説が読みたい方に。
ギリシャ神話に興味のある方に。



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墓守りのレオ/石川宏千花 著





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(2016年読書感想17冊目)



この本の概要


著者 石川宏千花
本(作者)の国籍 日本
訳者
イラスト またよし
出版社 小学館
レーベル 創作児童読物
ジャンル エブリディ・マジック
ページ数 188ページ
フォーマット 紙本(ハードカバー)
ノンシリーズかシリーズものか? 不明
なぜこの本を読んだか。石川さんの著作が好きだから。
本の入手方法 書店にて購入。

   
おすすめ

感動 ★★★
面白い★★★★
人に勧めたい ★★★★
驚き ★★
学んだ ★★★★

この本を評価するなら 88点くらい。色々な人に読んでほしい一冊です。

収録作品

ブルー・マンデー
ダズリング・モーニング
クランベリー・ナイト


受賞・ノミネート情報など
不明


本のあらすじ 内容(「BOOK」データベースより)


怖れと癒やしの新感覚ファンタジー

墓守りを仕事とし、墓地に暮らす黒髪の少年レオ。
その数奇な生い立ちゆえに墓地に集う霊たちと会話をすることができるレオが、その能力で「死」に足を踏み入れた人たちを救っていきます。
人間の心のもろさ、みにくさ、そして強さを描いた、異色のファンタジー。


この本の感想

石川宏千花さんの著作は好きで、総てではないにしても、結構な数を読んでいます。
この本は、そんな石川さんの著作の中でも、かなりのお気に入りです。
黒髪に黒い瞳の、レオの外見がやたらと強調されているのが気になっていたのですが、それは舞台が西洋風の街だからなのですね。納得。
とにかくこの本はよかった! と心から言える本です。
痛くて、悲しくて、ちょっと怖い本なのだけれども、レオのさりげないまっすぐな優しさが、総てを包み込んでくれるようです。
とにかくレオが、素敵なんです!
石川さんは少年を書くのがうまいですね。というか、人物を書くのがうまいなあ、うまくなったなあ、などと思います。
とにかく色々な方に読んでほしい本です。さらりとしているんだけど、内容は軽いわけではなく、そのバランスはさすがです。
続編を出さなきゃもったいない! と心から思えたシリーズです。おすすめ



心に響いたシーンなど

クランベリー・ナイトの最後のシーン。感動的です。


主な登場人物

レオ 墓守りの少年。黒い髪に黒い瞳。
バーソロミュー レオの相棒。犬。




こんな本が好きな方におすすめの本です。
魅力的な少年の主人公が活躍する話が読みたい方に。
さらりと読めるけれども、色々考えさせられる本を読みたい方に。



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スィールの娘/エヴァンジェリン・ウォルトン 著






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(2016年読書感想16冊目)



この本の概要


著者 エヴァンジェリン・ウォルトン
本(作者)の国籍 アメリカ
訳者 田村美佐子
イラスト 牧野鈴子
出版社 東京創元社
レーベル 創元推理文庫(灰ラベル)
ジャンル 神話伝説
ページ数 318ページ
フォーマット 紙本(文庫)
ノンシリーズかシリーズものか? シリーズ2作目。
なぜこの本を読んだか。一巻と三巻を先にお迎えしたので、二巻も購入しました。
本の入手方法 ネット書店(Amazon)で購入。

   
おすすめ度

感動 ★★
面白い★★★★
人に勧めたい ★★★
驚き ★★★★
学んだ ★★★★

この本を評価するなら 88点くらい。痛々しいけれど、引き込まれるように読んでしまいました!

収録作品

スィールの娘


受賞・ノミネート情報など
不明


本のあらすじ 内容(「BOOK」データベースより)


〈強き者の島〉の王ブランには三人の弟と一人の妹がいた。〈旧き民〉の習わしで王位は彼の息子ではなく、妹ブランウェンが産む息子が継ぐはずだった。だがアイルランドの上王がブランウェンに求婚したとき、ブランの心は揺れた。妹が嫁げば自分の息子が〈強き者の島〉の王位を継げるではないか。こうしてブランウェンは異国に嫁ぎ、悲劇の種は蒔かれた。世界幻想文学大賞生涯功労賞の大家が描く壮絶な悲劇。『マビノギオン』第二話。訳者あとがき=田村美佐子


この本の感想


マビノギというと、ウェールズの神話群でエリン(強き者の島)を舞台にした、4枝からなる物語の事です。
この本はそのマビノギを、世界幻想文学大賞生涯功労賞を獲得したエヴァンジェリン・ウォルトンが、エンタテイメント小説として読みやすく書き直したものです。
日本で出版翻訳されたマビノギと言ば、井辻さんのとかすきだけどすごく読みにくいものな、という印象もあり、でもこの本は本当に読みやすくて、面白いです。
マビノギ4枝のうち、この本は第2枝、「スィールの子供たち」を描いたもの。
第1枝の「アンヌウヴンの貴公子」とはまた別の風情で、争いと哀しみの物語になっています。

この本すき! と思いました。1枝のアンヌウヴンもとても好きだったのですが、こちらの方が好きかも。
まず登場人物のなんと魅力的な事でしょうか。
スィールの子供たちの中でも、
強き者の島の王、<祝福されしブラン>のその死までを描いた物語となっていますが、
弟のマナウィダン、
その異父弟にあたる望まずして生まれた双子、ニシエンとエヴニシエンの双子の兄弟、
そうして末の妹のブランウェン。
エヴニシエンとニシエンの双子が、原典と違ってかなり魅力的に書かれていてグッときます。
この、望まれない忌々しい出生のために生まれたがために
すべてのものを憎んで、総てのものに怒り、総てのものに災いをふりまこうとしたエヴニシエンの気持ちもわかるし、
エヴニシエンとは対照的に、ドルイド的な穏やかさと知恵とすべての優しい愛情をもって生まれたニシエンが、
こう、エヴニシエンがどんなに悪いことして他の兄弟から叩かれても、ニシエンだけは弟を理解し、ただ哀しそうに愛情を示して、それがエヴニシエンをさらにいらだたせるんだけど、ニシエンの前だけでは、エヴニシエンも穏やかな顔をしたというか、ニシエンの一組の眼だけが、エヴニシエンの怒りでも憎しみでもない顔を視ることができた、
そうしてそのニシエンがエヴニシエンをかばってエヴニシエンとしてアイルランド人にぼこぼこに痛めつけられたのを視て、それをただ見ているだけだった自分に、エヴニシエンは初めて自分というものを後悔して、生涯でただ一度の偉大な善き行いをした、っていうのがこう、なんだか胸を打って、たまらないのです。

あと私は第1枝で主役を張ったプウィスが好きで、 その息子のプラデリがプウィスの色々な意味で生き写しで、
美味しい役回りだったのがたまらなかったです。プラデリみたいな人が最近好きです。
マビノギはこのプウィスとプラデリの親子が4枝にわたって登場する神話群なので(主役ではないけれど)第3枝、第4枝も楽しみです…。

お話しとしては愛ゆえの、行き過ぎた肉親への愛情ゆえの痛々しすぎるほどの哀しみと戦の悲劇なのですが、
とにかく登場人物が魅力的で、3枝、4枝未読でも、この2枝が一番の傑作なんじゃないかって思えるくらいよかったです。
スィールの子供たちの中で、唯一この世界に残された次男のマナウィダンが、第3枝でどうなるか楽しみだし、なんといっても次はプラデリが重要な位置なので、楽しみ。

心に響いたシーンなど

ニシエンとエヴニシエンの最後のシーンでしょうか。とても神話的で印象に深いです。


主な登場人物

ブラン 強き者の島の王。
マナウィダン ブランの弟 
ニシエン ブランの異父弟
エヴニシエン ニシエンの双子の弟
ブランウェン ブランの妹
プラデリ ダヴェドの若き大公




こんな本が好きな方におすすめの本です。
アイルランドやウェールズの神話伝説に興味がある方に
普遍的な悲劇を読みたい方に。



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ひみつの妖精ハウス/ケリー・マケイン 著






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(2016年読書感想15冊目)



この本の概要


著者 ケリー・マケイン
本(作者)の国籍 イギリス
訳者 田中亜希子
イラスト まめゆか
出版社 ポプラ社
レーベル 
ジャンル ファンタジー(エブリデイマジック)
ページ数 167ページ
フォーマット 紙本
ノンシリーズかシリーズものか? シリーズ一作目。
なぜこの本を読んだか。書店で目について、離れなかったので。
本の入手方法 書店にて購入

   
おすすめ度

感動 ★★
面白い★★★
人に勧めたい ★★★★
驚き ★★
学んだ ★★★

この本を評価するなら 75点くらい。女の子の夢の詰まった女の子のための物語。ぜひ女の子に読んでほしいと強く思います。

収録作品

ひみつの妖精ハウス


受賞・ノミネート情報など
不明


本のあらすじ 内容(「BOOK」データベースより)



ある夜、わたしのドールハウスに、4人の妖精たちがやってきて―!小さな魔法を信じる、女の子のための物語。



この本の感想

わたしはご存知の通り? 妖精という単語に目がなく、大人向けから子供向けまで、とにかく一通りの本はそれだけでチェックしています。
これはその中でもごく子供向けの本です。
皆さんは妖精を信じますか?
自分の大好きなおもちゃにードールハウスにー妖精が棲んでいたらいいなとおもうことはありませんでしたか。
この本は、そんな夢を持つすべての女の子のための本です。
本当に女の子の本。男性はこの本に男の子だろうと出てきません。そこが印象に残っている本です。

妖精×ドールハウスって、結構よくある組み合わせなのですが、良いですよね。
この本を読んでいると、信じている人の心にだけ、信じているそのものは宿り、やってくるのかもしれないな、などと考えました。
最近の日本の子供向けの本は動物が出てくる(しかもそれと意思疎通できる)系のお話しか妖精かお姫さまかの三択だと感じているのですが、
妖精っていつまでたっても、女の子の憧れなのだと思います。
お話しとしては主人公の女の子、ピュアのドールハウスに妖精がやってきて、そこに住むことが決定するまでのお話です。
其れだけなんだけど、結構読ませてくれるのでお気に入りです。

心に響いたシーンなど

ピュアがママと仲直りするシーン。


主な登場人物

ピュア ロンドンからドーセットに引っ越してきたばかりの少女
デイジー 春の妖精
ブルーベル 夏の妖精
サルビア 秋の妖精
スノードロップ 冬の妖精



こんな本が好きな方におすすめの本です。
妖精が好きな方に。
ドールハウスに興味がある女の子に。
女の子が沢山出てくる本を読みたい方に。



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影なき者の歌/ウィリアム・アレグザンダー 著





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(2016年読書感想14冊目)



この本の概要


著者 ウィリアム・アレグザンダー
本(作者)の国籍 アメリカ
訳者 斎藤倫子
イラスト 橋亀賢
出版社  東京創元社
レーベル 
ジャンル アーバン・ファンタジー
ページ数 211ページ
フォーマット 紙本(仮フランス装)
ノンシリーズかシリーズものか? 作者の『仮面の街』の姉妹編。
なぜこの本を読んだか。 『仮面の街』が面白かったので。
本の入手方法 書店にて購入

   
おすすめ度

感動 ★★
面白い★★★
人に勧めたい ★★★
驚き ★★
学んだ ★★

この本を評価するなら 70点くらい。個人的には好きなモチーフの小説ですが、仮面の街の方が楽しかったかな。でもこの世界観は大好きです。

収録作品

影なき者の歌


受賞・ノミネート情報など
ミソピーイグ賞最終候補作


本のあらすじ 内容(「BOOK」データベースより)

カイルの家はパン屋兼酒場。母は街いちばんのパン職人だ。パンをあげたお礼にゴブリンからもらった小さな笛をカイルがひと吹きすると、なんと影がなくなってしまった。影がないのは死者。家族からもカイルは死んだことにされてしまう。「わたしは生きているのに!」影を取りもどすためのカイルの奮闘が始まる。一方ゾンベイの街には、刻一刻と洪水が迫っていた。洪水から石造りの橋を守るためには、楽土たちが演奏しなくてはならない。そしてカイルの死んだ祖父も橋の楽士だったというのだ。ミソピーイク賞最終候補作。ル=グウィン、ピーター・S・ビーグル絶賛、全米図書賞受賞の『仮面の街』姉妹編登場!


この本の感想

作者の「仮面の街」の姉妹編。仮面の街と同時間軸のお話しで、仮面の街にも出てきたパン屋の娘かいるが主役です。
やはり、この本のなんと視覚的に訴えてくることでしょうか。
内容としては仮面の街の方が活き活きしているように感じられて面白くて素敵なのですが、舞台となるゾンベイ市が魅力的にすぎます。これこそファンタジー! というような素敵な都市。都市自体に魔法がかかっているようです。
この不思議な都市と出会えただけでも、この本二冊を読めてよかったなと思います。ジブリとかで映像化したら似合いそうだなって思いました。
個人的にはアイレンが好きです。少ししか出てこないのに、印象に深い子です。
カイルとシェイドも頑張っていたけれど、ルースとか、脇役がいい味出している本だな、と思いました。

心に響いたシーンなど

シーンというか、やはり挿絵が雰囲気あってとても好きです。


主な登場人物

カイル パン屋の娘。とある事情で影を無くし、死人として扱われる。
シェイド カイルの影。



こんな本が好きな方におすすめの本です。
魅力的な都市が舞台のファンタジーが読みたい方に。
ジブリ作品が好きな方に。


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