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2017-03

イザドラ・ムーン お誕生日会をひらく!/ハリエット・マンカスター 著


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(2017年読書感想11冊目)

パパはヴァンパイア、ママは妖精という、ヴァンパイア・フェアリーの女の子、イザドラ・ムーンは、普通の人間の学校に通うとっても特別な女の子。
今日はイザドラの誕生日。
人間のお友達が開くみたいなお誕生日会を開きたい!
だけれどヴァンパイアのパパや妖精のママの勘違いのせいで、大変な事に……、

みたいなお話です。

シリーズ三作目ですが、四作目の出版も決まってるようで、好調なのかな? と思います。
そして前から思ってたのですが、ヴァンパイアと妖精のハーフの女の子って設定を考えて実際に世に問うた作者は天才だと思うのですよ。
誰でも一度は考えそうな設定ですが、実際にやる勇気はなかなかないと思います、この設定。
でも、きっと多くの人はこの設定にほいほいされるし、私もその一人でした。
設定もですが、子供の心に寄り添ったストーリーやユーモアにあふれているので、大人も読んでいてハッとさせられます。
この、物語の眼差しが何よりも好きな本です。
あと、外国の子供向きの本を読んでると、外国の風習などが結構判ったりして、面白いですよね。
お誕生日会にパスザパーセルやパーティーバッグ、私もやってみたいものです。(に多様なのはやるけれど)

前の巻ではヴァンパイアのパパがやらかしたけれど、今回は妖精のママのテンションが高くてひやひやした。
あとこういう本で主人公にいとことかがいて、きちんと出てくるとなぜかほっとします。
今回はヴァンパイアのいとこでしたが、妖精のいとこもいるのでしょうか。

今回の本も面白くて、特に最後の展開にはなんだか安心してしまいました。
本当に子供の気持ちに寄り添う本です。

それにしても、ヴァンパイアのパパと妖精のママの出会いから結婚までを書いた本って出ないですかね。
絶対に面白いと思うのですが!


この本の概要


著者 ハリエット・マンカスター
本(作者)の国籍 イギリス
訳者 井上里
イラスト ハリエット・マンカスター
出版社  静山社
レーベル 
ジャンル エブリデイ・マジック
ページ数 128ページ
フォーマット 紙本
ノンシリーズかシリーズものか? シリーズ3作目
なぜこの本を読んだか。このシリーズが好きだから。
本の入手方法 書店にて購入。

   

収録作品



受賞・ノミネート情報など

不明

内容


イザドラ・ムーンは、妖精のママとバンパイアのパパのあいだに生まれた、とくべつな女の子。でも、人間といっしょに、ふつうの学校に通っています。イザドラは誕生日も、人間と同じようなパーティをひらくことにしました。ところが、パパやママの魔法や、いとこの見習い魔法使いの失敗のせいで、次々とハプニングが起こります。友だちはみな、今まで体験したことのないお誕生日会に、びっくり! 子どもの気持ちに寄り添ったユーモアあふれる物語。


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Emily Feather and the Chest of Charms/Holly Webb 著


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(2017年読書感想10冊目)

日本でも「エミリーと妖精のひみつ」という邦題で四冊中二冊まで出ましたが、いつまでたっても三作目が出ない(多分もう出ない)ので、原書を買って読みました。
好きな外国本が翻訳されない事情は、少し悲しいですね。

あらすじとしては、女子児童向けの妖精物です。
お菓子作りが大好きなエミリー・フェザーは何処にでもいる普通の女の子。
でもある時、自分以外の家族がみんな、妖精であることを知らされて、色々とショックを受けてしまう。
そんな中、自分を勇気づけてくれた水の妖精’(セルキー)の女の子、サーシャを助けに妖精界に赴いたことで、家族との絆も深まって…。
人間界と妖精界を繋ぐドアを人間界側から監視するのが家族の役目。
人気怪奇小説作家のお父さんアッシュと、
新進気鋭のデザイナーのお母さんイーヴァ、
ちょっと意地悪な双子の姉ラークとローリィ、
なんだかんだで優しい弟ロビン。

そんなある日。
姉のロ―リィにボーイフレンドが出来たみたい。
ダンっていう名前のとてもきれいな男の子なんだけれど、彼、お父さんとお母さんとは絶対に会おうとしないの、
変なラブソングばかり歌って、おかしいよ。
もしかして、妖精界の住民何じゃないのかな?
色々調べると、やっぱりそうみたい。
アッシュお父さんのお兄さんにもあたる妖精界の現国王を圧政者と言って、彼に対抗するプロテスタントの一員で、ロ―リィを利用としてるの。
妖精界に連れ去られたロ―リィを、助けなきゃ!

みたいなお話。

なんていうか一巻目から思ってるんだけれど、結構重たい話何ですよね。
妖精の一家に育てられた主人公のエミリーの疎外感は、自身が魔法を使えるようになったことですこし薄まってるんだけれど、
双子が喧嘩してお互いを火だるまにしたりとか、
なんというかシビアだよ!? みたいな描写がちらちら。
でもキャラクターが魅力的で、ついつい読んでしまう。
話もシリアスなんだけれど、その分どうなるのか先が気になります。
英語自体は文法、単語共に簡単なので、原文でも読みやすいのが好印象でした。
でもこの巻は、私の愛するアッシュとかイーヴァさんといった両親があまり登場しなかったので残念でした。
というかいくら強力な魔法が展開されてたからって、娘が火だるまになってるの気づかないって、それ王様の一番の家臣としてどうなんだろう…。
原文には原文の良さがあって、面白かったけど、やはり日本語版でも読みたいなあという気持ちがあります。
ともあれ、最終巻の原初ももう購入済みなので、また読みたいなあと思います。



この本の概要


著者 Holly Webb
本(作者)の国籍 イギリス
訳者
イラスト 
出版社  Scholastic
レーベル 
ジャンル エブリデイ・マジック
ページ数 176ページ
フォーマット 電子書籍
ノンシリーズかシリーズものか? シリーズ3作目
なぜこの本を読んだか。このシリーズが好きだから。
本の入手方法 ネット書店にて購入。

   

収録作品



受賞・ノミネート情報など

不明

内容



Emily Feather - the ordinary girl in an extraordinary family. Emily doesn't like the boy her older sister, Lory, keeps bringing home. There's something untrustworthy about him, though Emily can't put her finger on exactly what. Soon she discovers Lory is in danger! The boy has tricked her into taking him through the doors into the fairy world. Can Robin, Lark and Emily get Lory back? They must go through the attic, which Emily didn't even know existed, to sneak into the fairy world. Will they find Lory in time? Look out for Emily's previous adventures: EMILY FEATHER AND THE ENCHANTED DOOR (9781407130927) and EMILY FEATHER AND THE SECRET MIRROR (9781407130934)
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ハーフ・ワイルド―ネイサン・バーンと魔のナイフ (下)/サリー・グリーン 著



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(2017年読書感想9冊目)

一年前に買ったのにやっと読んだ本です。
一年も積読していた理由は、「描写が痛々しいから、万全の意気込みで読まないとダメージを食らう」からでした。
帯に「過酷版ハリー・ポッターだ」って書いてあるけれど本当その通りだよ!
ハリー・ポッターの何十倍も過酷だよ!! と思いながら読んでいました。

そんなに過酷な本でも、なぜかわたしは大好きな本で、それはきっと、主人公のネイサンが痛々しいくらいまっすぐ純粋に生きている、その姿勢が好きなんだと思います。

でもこの本のハイライトは、やっぱりネイサンの父親のマーカスの存在と、あとはネイサンを愛しているアナリーゼ(女)とガブリエル(男)の対照的な描かれ方の鮮やかさだな、と思います。

ネイサンはアナリーゼを愛してて、彼女のために命を懸けて彼女を魔法の眠りから救った。時には、アナリーゼの兄のキーランをその手で殺したりしながら。
ネイサンはアナリーゼを愛していると思うし、それは間違いないけれど、目覚めたアナリーゼが、ネイサンが兄のキーランを殺したことを知った瞬間からの態度は、わかるけれどあんまりだ。
アナリーゼのせいで、ネイサンの父マーカスは死んだわけだし、個人的には、ネイサンを愛している愛情の深さも、彼のために何もかも懸ける覚悟の強さも、理解していて受け止めるその姿勢も、絶対ガブリエルの方が強いと想うのですが。
BLだとかLGBTだとかじゃないんですよ、ネイサンもきっとそれを心の中ではわかっていて、だからこそ自分から、あんなにも情熱的にガブリエルにキスしたのだろ思うし、
やっぱり三部作の最後、ネイサンの隣に最後までいるのは、ガブリエルなのかな、なんて考えます。
というか作者のサリーさん、女性キャラは結構バシバシ殺すのに、男性キャラには甘いなあと思います。アランもガブリエルもネズビットだって結局みんなまだ生きてるし。

ファンタジ―として見ると、この本は題名の通り、野性的な魔法に満ちています。
魔法って、荒々しくて、制御できない魂の奔流、本能なのだと思うし、そういう意味ではこの本は、シリーズは間違いなくファンタジーだと思います。
魔法の描かれ方が好きです。

この巻では、ネイサンは愛するアナリーゼを救い護るために奮闘したけれど、
次の巻では逆に、父マーカスを殺したアナリーゼを追いかけて復讐することが暗示される幕引きとなっています。
最終巻、ハーフ・ロストでネイサンが失うものは何なのか、最終巻の翻訳を心待ちにしています。



この本の概要


著者 サリー・グリーン
本(作者)の国籍 イギリス
訳者 田辺千幸
イラスト 
出版社 早川書房
レーベル 
ジャンル アーバン・ファンタジー
ページ数 252ページ
フォーマット 紙本
ノンシリーズかシリーズものか? シリーズ2作目の下巻
なぜこの本を読んだか。このシリーズが好きだから
本の入手方法 書店にて購入。

   

収録作品



受賞・ノミネート情報など

不明

内容

〈ハーフ・バッド〉シリーズ第2章、さらなる驚愕の展開へ!

白の魔使い委員会は、イギリスだけでなくヨーロッパ中の黒の魔使いの抹殺を始めていた。彼らに反対を唱える白の魔使いを処刑までして……。
委員会への復讐のため、またアナリーゼを助ける代償として、ネイサンは委員会との戦いに巻き込まれていく。そして、父親マーカスと再会することに――

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新装版 ロードス島戦記 2 炎の魔神/水野良 著



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(2017年読書感想8冊目)


実際本編では思い切り怒りに怒っていたディードですが、表紙のディードがとてもかわいいです。
ロードス島の二巻目、炎の魔神です。
ロードス島はずっと昔に読んだ記憶があるのですが、昔過ぎてきれいさっぱり忘れていました。
この巻は砂漠の国フレイムで、過去の盟約によって対立する風の部族と炎の部族の対立と争いを描いた話で、エルフ娘のディードリットの話で、パーンも少し成長したかなあというようなお話です。
昔読んだときというか、最近まで、パーンは熱血過ぎるイメージがあったのですが、今ではそのまっすぐさが好ましく思います。
パーンのまっすぐさが、運命とかではなくて、人を惹きつける一番の魅力なんだと思います。悩んで前進していく姿、好きです。
ディードは今読むとパーンのこと好きすぎてかわいいです。
ナルディア様も高潔で、その生き様は悲しいくらいなのですが、でも美しいですね。
そして私はカシュ―陛下が大好きなのですが、やはこの二巻はカシュ―陛下の言葉が、王としての言葉の一つ一つが胸を打ちます。
シュードとかマーシュとかデ二とか、傭兵三人組も、この巻のいいアクセントになっていますね。
ロードス島戦記はD&Dのリプレイとして書かれたことで有名ですが、TRPG者のわたしとしては、このシーンは実際にTRPGで遊んでこういう結果が出たんだろうなとか、そういう想像ができるのも楽しいところです。

ロードス島といえば日本のファンタジーの、今となっては古典に数えられるのでしょうが、この二巻目は、ファンタジーとリアルのバランスが絶妙で、冒険という現実と魔法という幻想がうまく奏で合っていて、思わず惹きこまれます。
ファンタジーこそリアルを描いているといつも思うのですが、この話もそんなことを想わさせます。
アレクラスト大陸もやはりロードス島はいいなと思わせる、そんなお話です。

あと読んでる最中、カセットテープ時代の声優さんの声でセリフの再生がナチュラルに余裕でできてしまいました。
あのカセットテープ版のキャスト、名キャストだと思います。



この本の概要


著者 水野良
本(作者)の国籍 日本
訳者 
イラスト 出渕裕
出版社 KADOKAWA
レーベル 角川スニーカー文庫
ジャンル ハイ・ファンタジー
ページ数 342ページ
フォーマット 電子書籍
ノンシリーズかシリーズものか? シリーズ2作目
なぜこの本を読んだか。急に読みたくなって
本の入手方法 キンドル版を購入

   

収録作品



受賞・ノミネート情報など

不明

内容

英雄戦争から2年。その傷は癒えるどころかロードス各地の内戦はさらに混迷を深めていた。カーラの行方を求めて旅を続けるパーンとディードリットは、強力な魔法を操る魔術師の噂を聞き、砂漠の国フレイムを訪れる。そこではふたつの部族が対立し、フレイム王カシューを悩ませていた。パーンは助力を買って出るが、彼の前に恐るべき力を持つ魔神が立ちはだかり!?新たな仲間と共にパーンは苦難の戦いに挑む!

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王様に恋した魔女/柏葉幸子 著


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(2017年読書感想7冊目)


王様、お姫様、王子様、ドラゴン、そして魔女。
この本は、そんな素敵な者たちでできている、素晴らしくファンタジックな本でした。
10の短編からなっていて、その短編が少しづつつながっている。そのつながった先は、なんだか少し、泣きたくなるくらい幸せで。
著者の柏葉さんが何年も何年もかけて書きためてきたお話との事ですが、きっと大事に大事に書いてきたんだろうなと伝わってくるお話たちで。
多くの国がひしめき合い、争いが絶えなかった時代、争いが終わった後の時代に、必死に生きる魔女たちの強さ、しなやかさ、輝きが、一冊の本に閉じ込められていて、まるで万華鏡のようでした。
母と娘の絆、姉と妹の絆、そういったものが各所で力強く描かれていて、読んでいる間、なんだか勇気づけられました。
誰かが、誰かを、大切に思い、その誰かのために、生きようとする。
争いの中で、誰かが誰かを想う気持ちほど、貴い物はないのかもしれないと思いました。
この、誰かのためを思うという事が、この本のテーマかなと思えるくらい、沢山描かれていて、本を読み終わった後、「私は誰かのために、何かできるだろうか」と考えてしまいました。
力強く生きている魔女たちの、地味で控えめだけれども、確かな輝きの物語。
素敵な読書体験として、私の胸にも残りそうです。
きっと読んでいくうちに、子供も大人も、読んでる人のお気に入りの、魔女の話に出会えると思います。
おすすめです。




この本の概要


著者 柏葉幸子
本(作者)の国籍 日本
訳者 
イラスト 佐竹美保
出版社 株式会社講談社
レーベル 
ジャンル ハイ・ファンタジー
ページ数 135ページ
フォーマット 紙本
ノンシリーズかシリーズものか? ノンシリーズ
なぜこの本を読んだか。書店で目に留まってついにお迎え
本の入手方法 書店で購入

   

収録作品

蜘蛛の帷子
カッコウの卵
魔女の縁談
三人の杖殿
石工の女房
ぶさいくな猫
ポイズン・カップ
イチノツメとよばれた魔女
魔女カラボスの子守うた
竜になりたかったお姫さま


受賞・ノミネート情報など

不明

内容

戦乱の世の中、国を守る魔女がいた。魔女は、魔法で戦を勝利へとみちびいた。杖をもった魔女は、杖殿とよばれ、魔女の受難がはじまった。あるときは、町から追われ、森の中に住み、またあるときは、国を守り、そして、王様と恋もした…。柏葉幸子×佐竹美保が贈る、珠玉のファンタジー!!


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宝石商リチャード氏の謎鑑定/辻村七子 著



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(2017年読書感想6冊目)


いわゆる、お店系日常の謎物は、これまでにも結構沢山読んできました。
ふと読みたくなって手に取ったこの本も、「ああ、美形交えた男二人のそういう風味のお話かなあと思ったのですが、でも何となく手に取って。というより急に無性に読みたくなってしまって。
読み始めた結果から申し上げますと、お客様、これが心の底から面白いいのでございます。
なんて思わず物語の主人公、リチャードの営業トークの様な言葉で面白さを訴えかけてしまうほど、面白いです。
何度も声を立てて笑いました。
正直私にしては異常気象並みに珍しい事象です。
最初の話を読んだときはまあ普通のお話なのですが、二話目、三話目、四話目、最後の掌編と読み進めるうちに、どんどん引き寄せられていくのです。
まるで宝石の美しさにあらがえない人類の歴史のように、この本を読み、楽しんで、こんな読書体験は久しぶりの様な気がします。
作者の辻村七子さんの抜群のストーリーテリングの力に、魔法にかけられたかのようです。作者は物語の魔術師でしょう。
何より、キャラクターの掛け合いがいいです。語り口も面白い。
男二人のコンビものといえばそうなのですが、一寸見ないような関係というか温度で書かれていて、でも、ほっこりとくすくすしてしまうような関係で、彼らの廻りが宝石のように輝いているのを感じます。
これは続刊も読まねば、となっています。
ビブリアから始まったキャラクター文芸のブームですが、この本は一癖も二癖もあって、まさしく癖になってしまう面白さです。
これを読まずにキャラクター文芸に見切りを付けるのは早いと思いました。
とても面白かったです。


この本の概要


著者 辻村七子
本(作者)の国籍 日本
訳者 
イラスト 雪広うたこ
出版社 集英社
レーベル 集英社オレンジ文庫
ジャンル キャラクター文芸
ページ数 288ページ
フォーマット 電子書籍
ノンシリーズかシリーズものか? シリーズ一冊目
なぜこの本を読んだか。急に思い立って
本の入手方法 キンドル版を購入

   

収録作品
ピンク・サファイアの正義
ルビーの真実
アメシストの加護
追憶のダイヤモンド
ローズ・クォーツに願いを


受賞・ノミネート情報など

不明

内容


美しき宝石商が解き明かす、人の心のミステリー。
公務員志望の堅実な大学生・中田正義は、酔っ払いに絡まれていた美貌の外国人・リチャードを助ける。彼は国内外に数多の顧客をもち、スーツケースで飛び回る敏腕宝石商だった。
誰にも言えないいわくつきの指輪を隠し持っていた正義は、リチャードに鑑定依頼することに。
祖母が死ぬまで大事にしていたその指輪にこめられた秘密とは・・・?
――ピンク・サファイア、ルビー、アメシスト、そしてダイヤモンド…。
顧客たちの心の曇りを晴らし、輝きで満たす、4つの連作短編集。

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