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2017-04

おこぼれ姫と円卓の騎士 再起の大地/石田リンネ 著



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(2017年読書感想14冊目)


ウルク帝国編後編。
発売日に買ったのになぜかあまり読む気がしなくて今まで積んでいました。
きっとゼノンがあまり好きじゃなくて、彼が物語全体の黒幕になるの展開があまり好きじゃなかったからだろうなあと思います。
しかしいざ読みだしてみると、この本はやはり面白い。
最近色々な意味でマンネリが続いていたように想うのですが、予想通りと言えば予想通りなのですが、最後の方では物語に大きな動きもあって◎
しかしウルク帝国って遠いんですね。どれくらい遠いんだろう。
ソルヴェール国周辺地図とか巻頭に載せてほしいなあと思いました。もともと世界観が全体的に閉じているというか、広がりが感じづらいお話の展開なので、地図一つつけるだけで想像しやすいと思うのですよね。

物語としては、何よりカリム王子がいい味出してるとは前の巻から思ってたけれど、色々な意味でよいキャラすぎてときめきます。
なによりもレティに対する永遠の友宣言が! ウルク帝国編は緊張感が高かったのですが、このラストのくだりはウルク帝国のミントの様な爽やかな読後感がありました。
そしてフリートヘルム殿下にも持っていかれました。フリートヘルム、食えない人……。その彼が敵に回りそうな雰囲気をにおわせての幕引きなので、手ごわそうとか、不穏だなとか色々思いますが、お兄ちゃんとして頼りにはなりますね。
次巻は「王女の休日」という事で、レティにささやかな楽しさ喜びがプレゼントされたらいいなあと思います。
あと、王たちの間でのやり取りとか素敵でした。ルートガー王が好きなの。そのうちにルートガー王で番外編一本書いてほしいです。
次巻は購入済みなので、また読みたいと思います。
楽しい読書時間でした。


この本の概要


著者 石田リンネ
本(作者)の国籍 日本
訳者 
イラスト 起家一子
出版社  KADOKAWA
レーベル ビーズログ文庫
ジャンル 少女小説(西洋風)
ページ数 288ページ
フォーマット 紙本
ノンシリーズかシリーズものか? シリーズ14冊目
なぜこの本を読んだか。このシリーズが好きなので
本の入手方法 ネット書店にて購入

   

収録作品



受賞・ノミネート情報など

不明

内容

病に侵された人々と、国を救え――。最強女王伝説第13弾!

砂漠の女神が告げた『沼地の魔物』とは――。
意味が分からぬまま都に戻ろうとした未来の女王レティ―ツィアを、
ウルク帝国第一皇子カリムの兵が阻止してきた!
何かが起きたと察したレティは彼を問い詰め――兄が死亡率の高い流行病に侵されたことを知る。
怒りが湧くものの、国を憂うカリムの言葉で協力を決めたレティだが、
そこへあの軍師ゼノンが近付いてきて……!?

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風夢緋伝/名木田恵子 著


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(2017年読書感想13冊目)


名木田恵子さんといえば教科書で赤い実はじけたを読んだくらいで、その時深く印象に残ってはいたけれど、まさか買って読む日が来るとは思いませんでした。
この本も、あらすじを読むと和製トワイライト、一人の女性を巡って三角関係になるのもトワイライトと同じなのですが、読んだ感想はトワイライトとは全然ちがかったなという事です。個人的にはとても楽しく読めました。
何というか和の要素のスパイスがとてもよく作用してて、輪廻転生の和風の恋愛ものが好きな方なんかにはお勧めかなあと思います。
ただ何点か言いたいことがあるとしたら、
鬼神の花嫁みたいなニュアンスの立ち位置なのに、主人公のヒロインの年齢設定が14歳になる直前の13歳ってなんだか危険な香りがする……って思ったのと、ヒーロー役の稀人の良さがあまり伝わってこない……稀人より祷の方が断然いいと思うのですがっ、と思ってずっと読んでました。
ヒロインのお兄ちゃんポジで、ラスボス、最後は美味しいところを持っていく、とかいいと思うのですが、私の好みがバレ過ぎる萌えだと思います。
お話もスピード感があってとっても面白かったです。
しかし、結局トンペイ君や片野先生は何の末裔だったのかとか、親友のあおいちゃんはどうなるんだrとか、真夜ちゃんもその後気になるとか、細かいところが結構回収されずに終わってて、少し気になりました。残念。
主人公とヒーローが甘いのは、もう本当に甘いのですが、ときめき要素よりはそれとはまた別種のドキドキ感が勝りました。どういう風になるのだろう、というような。
さらりと読めるのに不思議な余韻のある作品で、読んででよかったなあと思いました。
さらりと和風要素のロマンスが読みたい方はぜひ。
しかし美貌の鬼と書かれた稀人よりも、文章からは祷の方が美少年感が伝わってきました。そういう所はちょっと残念かも。

この本の概要


著者 名木田 恵子
本(作者)の国籍 日本
訳者 
イラスト 友風子
出版社  ポプラ社
レーベル TEENS’ ENTERTAINMENT
ジャンル ロマンス
ページ数 237ページ
フォーマット 紙本
ノンシリーズかシリーズものか? ノンシリーズ
なぜこの本を読んだか。急に読みたくなって。
本の入手方法 ネット書店にて購入。

   

収録作品



受賞・ノミネート情報など

不明

内容

14歳の誕生日を目前にひかえたある夜、千風のまえにあらわれた、美しい鬼の少年。彼のことを知っていることは感じるのに、何も思い出せない……。心のざわめきとともに、すこしずつ千風のなかでめざめていく、大きな力。それは300年前の千風のもつ、切ない記憶と結びついていた――。
ロマンスの名手・名木田恵子が放つ、巡りゆく魂と愛の物語!


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風の名前 1 (キングキラー・クロニクル第1部)/パトリック・ロスファス 著


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(2017年読書感想12冊目)


ずっと興味はあったけれど読まなかったFTが、このたび愛するハヤカワFTから再出版されるというので購入して読書しました。
解説にもあった通り、物語は最初、どこか陰鬱で静かで、おどろおどろしい。
この本本当に大丈夫かな、面白いのかなと心配しましたが、その心配は杞憂でした。
酒場の主人をしている男の正体を見破った紀文家が、酒場の主人コートの話を聞き、その半生を書きとめて行くというスタイルの、いわゆる構造的にはアラビアンナイト的なお話のファンタジィです。
最初のくだりを読んで、コート(本名はクォート)の語りに入れば、もう本当に面白い。
よく練られた緻密な異世界FTの世界観、無駄なところはそがれていながらも、情景の浮かぶ美しくどこか甘美な文章、独特の魔法の論理、次はどうなるのかなと思わせる話の展開。本当に面白かったです。
個人的に回想部分は面白いけれど、幕間の現実パートは、徐々に味が出てくる感じ。
でも私は、クォートの現在の友人、バスタス(バスト)がなぜか好きです。
クォートとバストが会話の時にお互いの名前を呼び合い過ぎてて、「原文に忠実な翻訳なんだろうけれど翻訳慣れしてないぎこちなさ」みたいなものも感じましたが、そのぎこちなさも最初だけ。
訳文も読みやすくなってきて、また美しいです。
個人的にはクォートの旅一座の両親が好きでした。理想のラブラブっぷりだし、その両親の愛情に満ちた関係はクォートの人格形成や未来にも影響を与えるんだろうし、なによりこういう大河系の成長物語なFTで、主人公が両親から愛されて12歳くらいまで育った様子がきちんと丁寧に描かれているのって珍しいと思います。
何というか、魔法の理論、数多くの呼び名を持つ登場人物たち、寝られ切った世界観、歌と音楽に満ち溢れた文章、そのどれもが私のツボに刺さります。
といっても世界の全貌はこの一冊だけでは全然わからないし、登場人物のこともわからないし、わからないことばかりなんだけれど楽しいです。これってなかなか稀有な本ですよね。
唯一あれなのは原書一巻分を五分冊して五か月連続で出すという早川さんお得意のやり方がちょっとどうかと思うけれど、本の厚さ的にはこれくらいが気負いなく読めるのかも。
というかあれです。
赤毛の主人公、いいですね。
その主人公の横にいる黒髪青眼の謎めいた若い友人、いいですね。
色々な意味でツボナFTでした。
これは五冊、五か月全部追いかけて読みそうな気がします。
面白かったです。



この本の概要


著者 パトリック・ロスファス
本(作者)の国籍 アメリカ
訳者 山形浩生 渡辺佐智江 守岡桜
イラスト 中田春彌
出版社  早川書房
レーベル ハヤカワ文庫FT
ジャンル ハイ・ファンタジー
ページ数 288ページ
フォーマット 紙本
ノンシリーズかシリーズものか? シリーズ1作目の一巻目。
なぜこの本を読んだか。この本がずっと読みたくて。
本の入手方法 書店にて購入。

   

収録作品



受賞・ノミネート情報など

不明

内容


寂れた宿屋「道の石亭」の主人コートは炎のような赤い髪を持ち、「無血のクォート」「王殺しのクォート」など多くの異名で知られる伝説の秘術士の世を忍ぶ仮の姿だった。その正体を看破した紀伝家に促され、みずからにまつわる「本当の物語」を語りはじめる。それは美しく、残酷で、凄惨な子供時代の記憶からはじまって……発表されるやたちまち全米を熱狂の渦に巻きこみ、映画化も進行中の正統派本格ファンタジイ開幕! 解説/大森望、カバーイラスト/中田春彌

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