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2017-09

青の王/廣嶋玲子 著



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(2017年読書感想27冊目)

あらすじがドストライクだから買いました。今年四月に横浜で開催されたHALコンでもお見かけしたけれど、まさかこんなに面白いとは。もっと早く読んでいればよかったです。
逃亡奴隷の少年、美しく謎めいた記憶喪失の少女、子供たちを助ける、翼船に乗る女稲妻狩人。幸いの虫アッハーム。
こうやって、書いているだけでドキドキワクワクできる、そんなイメージの奔流が物語に溢れ、この物語を愛おしいものにしています。橋さんの挿絵も素晴らしい。本当に、この方の察し絵もそれだけで魔法の様だ。
様々な出会いから成り立つ物語がファンタジーの醍醐味だと私は考えているのですが、だとしたらこの本はなんと魅力的なファンタジー物語であることでしょうか。
圧倒的な色彩と展開の波が気持ち良いです。登場人物が良くも悪くも凄くジブリ的な印象。陰謀と冒険に満ち溢れながらも、王道で、安心して読めるのにハラハラする物語展開には何度も手に汗握りました。本当に巧いです。
ジブリがお好きな方ならお好きなはず。間違いなくお勧めです。
そういいつつ、私はあまりジブリを知らないのですが、そんな私でもとても面白く読めるあたり、総てのファンタジーファンに捧げる素晴らしい一冊と言えるでしょう。
とにかく面白い。日本のファンタジーの土壌は、熱く厚くなってきている。
そんなことを確信させられた一冊でした。



この本の概要


著者 廣嶋玲子
本(作者)の国籍 日本
訳者 
イラスト 橋賢亀
出版社  東京創元社
レーベル
ジャンル 異世界ファンタジー
ページ数 318P
フォーマット 紙本
ノンシリーズかシリーズものか? 単巻
なぜこの本を読んだか。あらすじが超絶的に好みだったから。
本の入手方法 書店にて購入

   

収録作品




内容

砂漠に咲く奇跡の都ナルマーン。王宮の上空では翼をもつ魔族が飛び交い、豊かな水をたたえた池の中には魚や竜の姿をした魔族が泳ぐ。ナルマーンの王は神に選ばれ、魔族を操る力を授けられたのだ…。そんなナルマーンに住む孤児の少年ハルーンが出会ったのは、不思議な塔に閉じ込められたひとりの少女だった。ハルーンは、自分の名前も知らないというその謎めいた少女を助けて塔を脱出する。だが彼らのあとを、魔族が、そしてナルマーン軍が追いかけてきたのだ!

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風の名前 2 (キングキラー・クロニクル第1部)



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(2017年読書感想26冊目)


一巻を読んで、正直わからないことだらけだけれど、謎の吸引力があって、引き込まれるように貪るように読んだ読書体験が熱烈な印象を残していた風の名前の第二巻。
両親をはじめとする旅一座の仲間たちを、伝説の暗殺集団チャンドリアンに惨殺されたクォートは、タルビアンでの過酷な路上生活を経て、ついに大学を目指すことになった。しかしそこで待っていたものは……??
この2巻目も、読みはずめると私を掴んで離さなかった。
クォートのタルビアンでの生活は本当に過酷で、読んでいて時に辛いこともあったが、機知を働かせ切り抜けていくクォートがとても魅力的に映ったものだ。
タルビアンでの生活も過酷だったが、では大学での生活はどうかというと、タルビアン以上に過酷なものがクォートを待っていたと言っていい。嫌な上級生が憧れの場所を仕切り、先生である師匠の一人に目を付けられる。
それでも、それらを必死に乗り越えようとするクォートのたくましさに、読んでいる私もどこか勇気づけられるものを感じた。
この2巻では幕間は僅か一章のみであり、他の全ての章はクォートの過去の階層にあてられる。
クォートの語る過去は、厳しくて過酷だけれど、それでも希望と、甘酸っぱい恋と感情が、差し色の様に鮮やかに彩られている。黒髪の美しい少女、デナと過ごした大学に向かうまでのわずかな旅路は、クォートにとってそうであるように、私にとっても強い印象を残した。
とにかくこのシリーズは、クォートの人生の中で交差しては離れていく、脇役の一人一人に至るまでも個性豊かで、生き生きとしていて、その背景に深い人生を感じさせられるところが、私はとても好きで、魅力に思ってるのだろうと思った。
デナ、とラピス、スカルピ、そして大学でのルームメイトたち。
こんなに生き生きとした登場人物に出会うjことは読書体験を通じてもまれであり、だからこそこの本を忘れられないものにしていると思う。
個人的にはルームメイトのシモンとか好きなのですが、とにかく脇役に至るまで本当に皆素晴らしいのです。
同じ魔法学校ものではあるけれど、ハリー・ポッターと比べて読んでも、まったく違う面白さがある。
クォートの人生にこれからどんなことが起こるのか、目が離せない。引き続き三巻も読んでいきたいと思う。
しかしなぜか4巻を買ってしまっている。三巻を買わねば。



この本の概要


著者 パトリック・ロスファス
本(作者)の国籍 アメリカ
訳者 山形浩生 渡辺佐智江 守岡桜
イラスト 中田春彌
出版社  早川書房
レーベル ハヤカワ文庫FT(589)
ジャンル ハイファンタジー
ページ数 286P
フォーマット 紙本
ノンシリーズかシリーズものか? 三部作1部目の2巻
なぜこの本を読んだか。このシリーズが好きだから。
本の入手方法 書店にて購入

   

収録作品




内容


両親をはじめとする旅一座全員をチャンドリアンに惨殺されながらも、ただひとり生き残り、港町タルビアンへと流れ着いたクォート。だが、そこでの生活は悲惨をきわめた。父の遺品のリュートは無残にも壊され、絶えまない暴力に身をさらされながら、ごみ箱をあさって食べ物を探す毎日。そんなある日、酒場で語り部の老人スカルピに出会ったことがきっかけで、秘術士ベンの言葉を思い出し、大学に行くことを決意するが…。

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