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2020-02

ノーブルチルドレンの告別(綾崎隼)

ノーブルチルドレンの告別 (メディアワークス文庫 あ 3-6)ノーブルチルドレンの告別 (メディアワークス文庫 あ 3-6)
(2011/08/25)
綾崎 隼

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(2014年読書感想58冊目)

綾崎隼 著  ワカマツカオリ イラスト
おすすめ度★★★★☆(面白かった! ラノベなんだけどラノベとは一線を画す感じ。)

「……だとしたら、そいつは困ったな」

喜怒哀楽のすべてを排除した眼差しのまま、
「ここは何処までも、俺の望んだ未来じゃない」
棘のない声で、麗羅はそう呟いた。(p110)

ー琴弾麗羅の独白ー

綾崎隼さんの描く現代版ロミオとジュリエット、「ノーブルチルドレンシリーズ」の第二弾、「ノーブルチルドレンの告別」の感想です。
今回は私のお気に入りキャラである、麗羅くんがメインの一冊です。そこに吐季の過去や生い立ちなどが絡み、まさしく激動と哀切の一冊になっています。
1巻を読んだときは、「悪く言えば普通のラノベっぽい」という印象だったのですが、この巻あたりから、ラノベはラノベなんだけど、ちょっと違うものになってきた印象です。つまり面白かったです。

綾崎さんの本は、なんとも紡がれる想いが痛くて、切なくて、でもとても愛おしくて。そういったものを感じます。青春というべきなのでしょうか。私にもこんな時代があったかもしれないな、と思うのですよね。

最初はちょっと苦手だった緑葉や、つかみどころがなかった吐季といった主人公たちが、たまらなく愛おしく思えた一冊でした。なんで続きを借りてこなかったのだろうと、読後にとても後悔しました。麗羅の告別を受けて、吐季がどのようになってしまうのか、気になって仕方ありません。
様々な些細な出来事で、当たり前の日常はその表情を変えてしまう。当たり前の日常の尊さ、愛おしさなどを感じてしまいます。この物語は、痛いけれどたまらなく愛おしい。そんな物語です。
4人の高貴なこどもたちが、どのような未来を掴むのか、見届けたいと思います。
次は歩夢が主役の「断罪」になります。歩夢は地味だけど、すごく好きなキャラクターなので、続きを読むのが楽しみです。
また、イラストを担当するワカマツカオリさんのイラストがとても魅力的です。物語の魅力もましているようで、いつまでも眺めていたいと思わせる、そんな一冊になっています。

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