『フェアリー・レルム (8) 水の妖精』/エミリー・ロッダ 著
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(2015年読書感想49冊目)
エミリー・ロッダ 著
岡田好恵 翻訳
仁科幸子 イラスト
おすすめ度★★★★☆(二つの妖精族の対立! ハラハラドキドキで目が離せない!)
この本の概要
オーストラリアの女流児童書作家、エミリー・ロッダの小さな女の子向けの著作。フェアリー・レルムシリーズの8冊目。
女の子好みの児童書ファンタジーですが、男性が読んでも面白いシリーズだと思います。
本のあらすじ
ジェシーのもとに、妖精の王国から、一通の招待状が届いた!生まれたばかりの水の妖精の赤ちゃんの誕生を祝うパーティに呼ばれたのだ。
しかし、2つの妖精族の対立を引き起こしてしまい…。
おじいちゃんとおばあちゃんんも大好きだった場所、出会いの淵が大パニックに!
この本の読みどころ
妖精の知恵と人間の知恵、どちらが事件を解決するのか??
エミリー・ロッダのこの著作も8冊目。
今回の妖精はスプライトです。
二つの妖精族の対立は、シリアスで収支ハラハラすること間違いなし!
妖精の女王の孫娘でありながら、半分は人間であるといわれ、この事態を解決するのは不可能だといわれてしまうジェシー。
はたして事態を解決するのは、妖精の信じる心なのか、人間の現実的な知恵なのか?
2つの対立するものの行方が、とにかく気になる魅力的な一冊です。
感想
子供向きの本なので、相変わらず話の展開は途中で読めてしまうのですが、それがあっても、この本には何とも言えないハラハラドキドキ感があります。二つの部族の対立を鮮やかに描く腕前は、子供向きと言いつつつも目を見張るものがあって、さすがロッダさん、なんて思ってしまいます。
今回はジェシーのおばあちゃんではなく、お母さんが大活躍だったというのも、シリーズ8冊目にして、新たな魅力にきづかされるようでたのしいです。
人間の知恵と妖精の知恵、どちらもそれぞれに知恵であり、優劣などないのかもしれないな、なんて思います。
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