ついに決戦! さいごの洞くつ エルフとレーブンのふしぎな冒険6/マーカス・セジウィック 著
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(2017年読書感想20冊目)
エルフとレーブンの、長い長い冒険も、ついにこの巻で決着を迎えます。
考えてみれば、森に山、海、砂漠、怖い街に敵の本拠地、本当に長く厳しい旅だったけれど、それを感じさせないのは、エルフとレーブンの二人のキャラクターのためだったのでしょう。
本当、最後の最後まで、歌う剣と月の涙で、どうやったらゴブリン・キングを倒すのか、全く見当がつかなくて、なのにゴブリン・キングはものすごく怖くて、すっごくハラハラしたのですが、でもさすが、レーブンはレーブンらしい落としどころを見つけてくれたなぁと思いました。
全体的に緩い冒険とその顛末で、何というかこう、魔法陣グルグルみたいなテイストだったんだけれど、この最終巻は、やはり感慨深いものがありました。
エルフとレーブンの関係の落としどころも、まあこんなものかなと言う処、2人らしいところに落ち着きましたね。しかし、何よりも意外で、でもときめいたのは、ソケット伯爵とソーナのカップリングでした。
まさかこの2人が、と悶絶しました。
三匹の鬼たちも最後までいい味出していたし、本当、誰一人欠けてもこの冒険の、この結末はなかったよなあと思うと、作者の素晴らしいストーリィ展開に、お見事、と拍手を送りたいです。
そして何よりも、少しだけ平和でよくなった世界で、エルフとレーブンがいつまでも仲良く暮らせますように!
本当に、最初は色々想う所もあったのですが、この日本語版が最後まで読めて、幸せでした。
この本の概要
著者 マーカス・セジウィック
本(作者)の国籍 イギリス
訳者 中野聖
イラスト 朝日川日和
出版社 学研プラス
レーベル
ジャンル ハイ・ファンタジー
ページ数 183P
フォーマット 紙本
ノンシリーズかシリーズものか? シリーズ6冊目(最終巻)
なぜこの本を読んだか。このシリーズが好きだから。
本の入手方法 書店にて購入
収録作品
受賞・ノミネート情報など
不明
内容
エルフとレーブンは、ついにゴブリンキングのすむ「さいごの洞くつ」へ。でも、どうしたら倒せるのかは、まだ謎のまま。しかもラットくんやオニ、魔法使いたちといった仲間たちともはぐれてしまう。そんな中、エルフはレーブンに本当の気持ちを伝え……。
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